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2018.10.30
バスケ

[バスケ]「課題は前半」追い上げ及ばず順大に敗戦

第94回関東大学バスケットボールリーグ戦

10月28日(日) 江戸川大学駒木キャンパス


東洋大78-84順大


 19|1Q|31

 15|2Q|20

 22|3Q|16

 22|4Q|17


スターティングメンバー

7 大野太聖

8 古賀森人

11 村上飛雄馬

35 杉田涼

24 ラシード ファラーズ



司令塔としてゲームを作った大野


上甲はパワフルなプレーで得点を量産した


積極的なプレーでチームに貢献した村上



 1巡目の悔しさを抱えて迎えた順大戦。立ち上がりから相手にペースを握られ、大きく点差を離されてしまう。後半の猛攻で追いかけ逆転目前まで追い詰めるも一歩及ばず。最終スコア78―84と苦い敗戦となった。


 1巡目のリベンジと迎えたゲームは再び苦しい立ち上がりから幕開けとなった。ラシード(済3=越谷西)がオフェンスリバウンドを押し込む形で先制。しかし相手の3ポイントシュートが決まると点差がひらいていく。「自分がきめてやろう」と意気込む上甲(済1=幕張総合)が積極的にゴールに向かい、得点を量産するも相手の勢いも止めきることができない。34―51と試合を折り返した。


 3Qから東洋大の反撃が始まる。古賀(済2=横浜)の積極的なプレーからフリースローを獲得すると、その後も上甲がバスケットカウントで追加点を得た。杉田(済4=市立船橋)もリバウンドに食らいついて貪欲にゴールへ向かう。11点差で迎えた4Q、大野(文4=市立柏)の3ポイントシュートで流れを作ると古賀のドライブで連続得点を奪った。積極的なオフェンスであと3点というところまで差を縮めていくが、重なったチームファールがたたり相手にフリースローを与えて追いつくことができない。ファールのために持ち味のディフェンスを生かし切ることができず、終了のブザーが鳴ると78―84で黒星を喫した。


 佐藤コーチは「前半で決まってしまったゲームだった」と試合を振り返った。ガードとしてゲームメイクした大野は「リバウンドとか抑えるべき3ポイントシュートとかを相手にやらせてしまった」と課題を挙げる。相手の思い通りにプレーをさせないことが勝利へのカギとなる。


 次はリーグ戦最後の試合となる。スタートとしてプレーした村上(済3=正智深谷)は「4年生とやるのは本当に最後なので、支えられるようにまた頑張っていきたい」と語った。今体制で戦うラストゲームを白星で飾るべく、チームはまい進する。



■コメント

・佐藤コーチ

前半で決まってしまったゲームだった。指示が通らなかったり実行できなかったりしたのが負けた要因かな。(後半追い上げる形だったが)やればできるものを最初からやらないのは勿体ないと思う。(タイムアウトで選手達にかけた声)とにかくもう自分たちがやるだけだよってこと。あとは彼らがどう思うか。(立大戦に向けて)まずいい形で終われるように。最後までしっかりやりたいと思います。


・大野(文4=市立柏)

前半ほんとにリバウンドとか抑えるべき3ポイントシュートとかやらせてしまった。最初点差が大きく離れてしまったので、そこで試合が決まった訳ではないですが雰囲気も悪くなってしまった。課題は前半だと思う。(今試合で心掛けたこと)相手の73番が攻撃の起点なので、そこをフェイスガードするのを指示されていた。自分はとにかくボール持たせないとか相手の得意な右ドライブさせないこととか意識していた。(後半意識していたこと)とにかくターンオーバーをしないってことと攻めどころ、一番うちが成功しているところを攻めるっていうのを意識した。(タイムアウトやインターバルでチームに声かけは)沢山あるが一番言っていたのはとにかくリバウンド取ってからブレイク出すっていうのと、こっちは3ポイントシュートがあまり入っていなくて、相手に3点決められちゃうとうちは2点ずつしか決められなくて離されてしまうので、絶対3点は打たせないようにっていうことをチームメイト皆で言っていた。(立大戦に向けて)相手の立大もやっぱり抑えるところや自分たちがやらなきゃいけないディフェンスやリバウンドを徹底すれば勝てると思うので、最後勝って終わりたい。


・村上(済3=正智深谷)

順大は元々外が得意なチームだということは分かっていたが、やっぱり自分たちが前半それを止められなくて相手の得意なことをやらせて乗せてしまったかなということが敗因だと思う。スタメンだった2年生の和田君がけがをしてしまったので、その代わりとしてドライブを昨日から出来るだけ多くしようと思っていた。残り5分はミスをすると信長さんにいつも言われていることなので、残り5分になる前からミスはしないようにという意識はしていた。(最終戦に向けて)4年生とやるのは本当に最後なので、支えられるようにまた頑張っていきたい。


・上甲(済1=幕張総合)

前半悪かったので追いつけなくて負けてしまった。入りが大事だと思った。(意識したこと)前日は自分のせいで負けたので取り返そうと思った。だが追いつけなくて負けてしまったので、悔しかった。(後半追い上げた時の心境)信長さんに1対1やれって言われていたので、自分が決めてやろうと思って頑張りました。(立大戦に向けて)もう最後なので、勝って先輩方を喜ばせたい。



TEXT=外狩春佳 PHOTO=渡部穂乃花

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