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2018.10.30
サッカー

[女子サッカー]2度のビハインド追いつくも最後は力負け 日体大に2-3惜敗

第32回関東大学女子サッカーリーグ戦 1部第8節

10月28日(日) 日本体育大学グラウンド


東洋大2ー3日体大


<得点者>

37分 大内

79分 松井


<出場メンバー>

▽GK

垣内愛菜(食4=大商学園)

▽DF

山幡あや(食3=常盤木学園)

常田菜那(食2=大商学園)

林みのり(食1=大商学園)

久保真理子(食2=浦和LY)

▽MF

松井彩乃(食4=聖和学園)

牛久保鈴子(食1=作陽)

常田麻友(食2=大商学園)

斎藤麻由(食3=常盤木学園)

▽FW

塩谷瑠南(食1=前橋育英)→75分  内田茉衣(食3=文京学院大女子)

大内梨央(食2=常葉学園橘)


大内は2試合連続となるゴールを奪った


塩谷も前線で起点を作った


 関東大学女子サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)での優勝に向けて負けられない日体大との一戦。2度のビハインドを大内(食2=常葉学園橘)、松井(食4=聖和学園)のゴールで追い付くも、80分に決勝点を奪われ2-3で惜敗となった。


 夜露で水気を含んだピッチで行われた今節は、両チーム共にパスの質の高さが求められた。試合が動いたのは34分。日体大にスペースの空いた左サイドから持ち上がられると、シュート性の低いクロスがGK垣内(食4=大商学園)の腕をすり抜けてゴールに吸い込まれ先制を許す。しかし、すぐさま東洋大も反撃に出る。37分、左サイドでボールを持った牛久保(食1=作陽)が中央の松井へパス。前を向いた松井からラインの駆け引きをしていた常田麻(食2=大商学園)へ絶妙なスルーパスが通る。常田麻が放ったシュートは1度GKに弾かれるものの、こぼれ球に反応した大内がこれを押し込み、1-1で前半を終える。


 後半、先に攻勢に出たのは日体大。64分、右サイドでドリブル突破を許すと、折り返したボールにダイレクトで合わされ失点。再び1点を追いかける展開となる。なんとかマイボールの時間を増やしたい東洋大は、75分に塩谷(食1=前橋育英)に代えて内田(食3=文京学院大女子)を投入。高い位置でのボール奪取を狙っていく。そして迎えた79分、フリーの松井が右サイドでボールを持った常田麻からボールを呼び込む。ペナルティーエリアの外でパスを受けた松井が選択したのは、ダイレクトでのシュートだった。強烈なシュートが相手GKの頭上を襲い、主将の同点弾でまたしても試合を振り出しに戻す。しかし、喜びも束の間、直後のプレーで左サイドからのクロスをクリアしきれず、ファーサイドへ流れたボールを押し込まれた。3失点目を喫し万事休す。2度のビハインドを追いついたものの、守備陣が踏ん張れずにリーグ戦2連敗となった。


 それでも他会場の結果を受けて全日本大学女子サッカー選手権大会(以下、インカレ)への出場が確定した。前節敗れた早大や今回の日体大はインカレの舞台でも、必ず越えなければならない壁として立ちはだかるだろう。リーグ戦での敗戦を生かし、チームはインカレでの逆襲を誓う。



◾コメント

・戸田監督

夜露でボールはとてもスリッピーな状況だったので、いつも以上に慎重にトラップだとかパスだとかをやらなければいけなかった。環境としてはボールは走るけれど、そういうところのミスにつけ入る隙を与えてしまった部分があったと思う。(追いついた直後の失点は)ディフェンスが上手い内田を入れて、前線からボールを奪っていきたいというのがあった。内田を入れた直後に松井の素晴らしいシュートで追いつけたけれど、その後の入りの部分がこの順位にいる原因なのかなと思う。(攻撃陣について)得点を取ったところは非常に落ち着いて相手のいないところを選んでつけていた。それでも試合全体を通して、縦に早すぎたりとか急ぎすぎているなというのは感じた。(最終節に向けて)今日他会場の結果でインカレは決定した。そこは最低限成し遂げられたので、最終節にひとつでも勝ち点を取れるようにチーム一丸となって頑張りたい。


・斎藤(食3=常盤木学園)

最初は相手のペースで回されていたが、やられているという感じではなかった。自分たちでしっかりディフェンスを形成してやれていたけれど、失点してしまってうまくいかない時間帯が多かった。しっかり前半で1点取り返せたのは良かったと思う。(日体大の印象は)日体大は型にはまったプレーが多くて自分の個性を出す感じではない。試合前のミーティングとかでしっかり分析していたので、自分たちでディフェンスして抑えられてたとは思う。(ピッチコンディションは)スリッピーだったのでパススピードとかを気をつけなければいけないと思っていて、逆にスリッピーなところを使ってパスを出せばいつものピッチよりは滑るので、背後に抜けるボールとかは有効だなとは思っていた。(個人の出来は)全体を通して走り切れたのと相手をしっかり見て駆け引きしてディフェンスしたり、攻撃のところも焦らずボールを散らせたので全体的には良かったと思う。(最終節に向けて)最終節はしっかり勝ちきれるようにチームでいい準備をしていって絶対に勝ちたいと思う。


・大内(食2=常葉学園橘)

最初失点してしまったが、自分の点で取り返せて1-1という自分的には勝てる試合だなと思ったが負けてしまった。結果がすべてなので悔しい。(得点シーンは)ほとんどが常田麻のシュートだと思うが、自分がいいところにいたから決められたのではないかと思う。気持ち良かった。(日体大は)取った後が早いので、サイドチェンジのところが攻撃につながると思うが、そこをうまくスライドして抑えられなかったことと、少しの隙で決めてくるところが日体大の凄さだなと思う。(課題は)個人では1点決めたが、プラスで追加点をあと1点取れたこと。攻撃につながるプレーをもっとしなければ今節みたいな試合は勝てないと思うので、そこを改善したいと思う。チームでは隙がありすぎるので点を入れた後や、締めの部分がまだまだだと思うのでしっかり修正していきたい。(ピッチの状況は)ナイターということもあったりちょっとスリッピーなところもあったりしたが、それをうまく利用してできた。(最終節に向けて)東洋大の関係者がたくさん来てくれるという話があるので、そこで自分たちのペースでいきたいと思う。


・林(食1=大商学園)

今日勝たないと関カレの優勝がない、インカレ出場は決まったが関カレ優勝をかけた大事な試合だった。(失点の原因は)簡単に崩された点じゃなく、カウンターという感じで自分たちの隙をつかれてしまって失点してしまった。2点取ってくれたのに自分たち守備が3点失点してしまったのがもったいない。そこの隙が今日の原因だと思う。(相手の攻撃は)こう来るというのはだいたいイメージしていてその通りに来たが、対応の悪さというか個のところではがされてしまったり、スライドが遅かったりという対応が少し悪かった。分かっていたのにそれに対して対応しきれなかった。(最終節に向けて)関カレラストの試合なので、この早大と日体大で勝ちがないのでしっかりまず勝つというのを大前提にして、インカレにつながるような一戦にしたい。


[次節試合予定]

第32回関東大学女子サッカーリーグ戦 1部第9節

11月11日(日) 対帝平大

東洋大学板倉キャンパスサッカー場にて   13:00キックオフ


TEXT=美浪健五 PHOTO=鶴田華穂、谷口奏生、牧田のどか