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2018.11.15
コラム

第629回 ボツ案を紹介していくコラム 執筆者・並木星夏

 どうもはじめまして。1年の並木星夏(なみきせいか)です。担当部会は陸上、バスケ、空手、少林寺拳法です。よろしくお願いします。

 いよいよコラムがやって来ましたね。コラムのバトンが回ってきて、僕は絶望しました。「なにこれめちゃくちゃ難しい……」パソコンの前に座ってから頭を抱えて悩みっぱなしです。計画をきちんと立てるというのは大事なのですね。反省です。初めてだから自己紹介でもしようかななんて思ったのですが、語る事が少なすぎて文字数を稼げない。一体何を書けばいいんだ? なぜそんなにコラムを沢山書けるんだ? と疑問がふつふつと湧き上がってきました。実はこのコラムを書く前に三つほど考えて文字にしてみたのですが、どれもなんか違う。どこにも出さないというのも悲しいのでここで少し紹介したいと思います。


 まず一つ目は唯一の趣味である漫画を読む事にちなんで、DRAGON BALLのベジータの魅力について語ってみようかなと思いました(意味不明)。
 突すぎるので選んだ理由を説明すると、DRAGON BALLは僕が初めて読んだ漫画でして、少しだけ思い入れが深いんです。その中でも特にベジータが好きでした。ちょっとベジータについて調べよう。それが大きな失敗だったのです。調べた結果、僕は彼が30歳を超えたいい大人なのに誇り高きサイヤ人の王子を名乗っているとんでもないキャラだったという事を知ってしまったのでした。身近な30歳のお方が王子を名乗っている姿を想像してみました。僕の中のベジータ像が崩れ落ちた瞬間ですね。却下となりました。


 二つ目は僕が世界で一番怖いと思っている事について語ってみようかなと思いました。
 これは漫画ジョジョの奇妙な冒険を読み返していて思いつきました。ジョジョの登場人物は何名か「永遠」を体験しています。死にたくても死ねないから永遠に宇宙空間を漂わなくてはいけないキャラや永遠に死に続けなくてはならないキャラがおり、かなりヘビーな幕切れを迎えるいるのです。それらを初めて読んだ僕は当時幼かったので相当なショックを受けました。そして永遠というものに恐怖を覚えました。死んだらまた同じ人生がやって来て、それを繰り返していて、今の人生が1億回目で、永遠にそれから抜け出せないとか怖っ! となったわけです。世界で一番怖いと思っていることを書くのがどれだけ大変なのか、思いついた時の僕はまだ分かっていませんでした。だって世界で一番怖いと思っている事なんです。それについて考えて、頭である程度まとめて文章に起こす。永遠について深く考察しようとした時に気がつきました。無理だ。怖い。思考が止まる。考えただけでも恐ろしい。完全な盲点。いや、僕がアホなだけでした。再起不能になりかけた僕はこのコラムを書くことを諦めました。


 三つ目に思い立ったのは、コラムが書けないならコラムについて調べればいいじゃないか。コラムとは何なのかをテーマにしたコラムについてのコラムを書こうと思ったのです。神が舞い降りたと思いました。これでいける。ですが、コラムもまともに書けない人間にコラムとは何なのかなんて書けるはずもありませんでした。

 もう何度も何度も書いた「どうもはじめまして1年の並木星夏です」を見て僕は途方に暮れました。あと何回これを書いたらいいんだ。もう無理だと諦めかけた僕がたどり着いたのが今まで書いたのもったいないから全部出そうという結論でした。なんと諦めの悪い人間なのでしょう。これが僕の限界です。カッコよく言えば頂点かもしれません……ダサいですね。

 限界を迎えてしまったということで、今回はこのあたりで終わらせようと思います。ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。

 では、次回のコラムでお会いしましょう。次こそは成長している姿をお見せできるよう精進いたします。