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2018.11.29
硬式野球

[硬式野球]10日間連続インタビュー〜激動の秋季リーグ戦を終えて〜第9日 梅津晃大

「戦国東都」と語られる通り、6校による接戦が続いた秋季リーグ戦。惜しくも優勝には届かなかったが、立正大2連勝を始め、リーグ戦を通して数々のドラマが生まれた。激戦を終えた選手達は何を考えるのか、彼らの思いをお届けする。


副将としてチームを引っ張った梅津


初勝利を手にして試合では笑顔を見せた梅津


第9日目は中日ドラゴンズから2位指名を受けた梅津晃大(営4=仙台育英)投手。大学では登板機会に恵まれなかったが、秋季リーグ戦では、大学4年目にして悲願の初勝利を手にした。学生野球を終え、プロ野球という新たな挑戦を前に、東洋での4年間を振り返ってもらった。(取材日・11月13日、聞き手=松本菜光花)


――ラストシーズンを振り返っていかがですか

リーグ戦前から2試合しか投げていなかったので、中旬から後半にかけて調子を上げていこうとしていました。リーグ戦通して登板することができて、自分が思うような投球ができたので、良かったと思います。リーグ戦が全て終わった後に、野球部みんなで食事に行ってそこで今までこのメンバーでやってこれて良かったなと思いましたね。

――念願の初勝利も手にしましたが

1勝したことで周りが喜んでくれたのはうれしかったが、勝った内容がつけてもらった勝ちだったので、自分の達成感は特になかったです。


――リーグ戦中は親御さんが見に来られたりしたことはありましたか

親は自分に言わないで見に来るんですよね。夜に「今日見に行ったよ」と連絡がきたりしました。自分の活躍も喜んでくれていて、お父さんが家族のグループLINEで自分が載っていた記事とかを送ってくることもありました。

――ドラフト後は注目を浴びている実感はありましたか

出待ちの方が増えたり、周りの環境は変わりましたね。

――取材で名古屋に行かれてましたが、初めての名古屋はいかがでしたか

(地元の)仙台に似てるなと思いました。ひつまぶしは食べました。おいしかったです。

――テレビ出演などは緊張しますか

まだ慣れてないので緊張しますね。

――今後目指す球速目標は

160㌔ですね。出せるかどうか分からないですが、目標はそこに設定しておきたいです。

――恩師とおっしゃっていた中学時代の監督である須江航さんとドラフト後にお話しされたということですが

ドラフトが終わってから電話で話しました。須江監督は恩師だと思っています。監督さんがいてくれたので今の自分がいます。

――大好物だとおっしゃっていたカニはプロ入りのお祝いなどで食べられましたか

食べていないですね。カニはなかなか食べられないから好きなんですよね。焼き肉も好きなので、焼き肉は食べました。

――来年のチームに何か伝えたいことはありますか

新チームは副将が3人いるので、主将の佐藤(法3=聖光学院)を3人がしっかり支えてあげれば大丈夫だと思います。自分たちのときも主将を周りが支えてやっているという感じでした。その3人が大事だと思います。

――他にドラフトに選ばれた3人とはドラフト会議の後に何か話をしましたか

あの4人ではあまり野球の真面目な話はしないですね。「良かったね」ぐらいですね。

――今後プロに進む上で心配なことはありますか

練習ですね。今の時期に自分でしっかりと練習しておかないといけないと思うので、12月は練習を頑張りたいと思います。シーズンが長いのでどうしたらけがをしにくいかなどを先輩に聞いてみたいです。

――4年間の野球部での練習の中で梅津選手が一番影響を受けたのは

甲斐野(営4=東洋大姫路)や上茶谷(法4=京都学園)と一緒に練習できたことですかね。二人の存在は本当に大きいです。

――中学生時代、全国大会で清水選手(東京ヤクルトスワローズ)との対戦経験もあるということですが

覚えてますね。連絡先とかは知ってますがあまり話したりはしてませんね。プロで対戦できたらいいなと思います。

――チームでは中田(営4=大宮東)さんと仲がいいというお話も聞いたのですが

中田とは仲いいですね。中田は真面目なので授業をサボりたくなったときに誘ってくれますし。そういうところは人を選ぶことはありますね。

――プロの試合での登場曲は考えていますか

音楽はWANIMAとかはよく聞きますけど、登場曲はこれから考えておきます(笑)。

――目標とする選手は

大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)選手です。 大谷選手のように真っ直ぐで抑えられる投手になりたいです。大谷選手の動画を見て研究することもあります。

ーー最後に、プロに入ってからの目標を教えて下さい

自分は即戦力とは思ってないので、入ってから1、2年はしっかり体づくりをして3年目から力になれるようにしたいですね。


◆今後の掲載予定

11/30 杉本 泰彦 監督