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2019.09.09
サッカー

[女子サッカー] 攻撃力見せつけ4得点で2連勝!

第33回関東大学女子サッカーリーグ戦 1部第4節

9月8日(日) 東洋大学板倉キャンパスサッカーグラウンド


東洋大4ー1武蔵丘短大


<得点者>

56分 北川

58分 大島

90分 鈴木

90分+2 北川


<出場メンバー>

▽GK

今井佑香(食1=常盤木学園)


▽DF

久保真理子(食2=浦和LY)

鈴木陽奈(食1=JFAアカデミー福島)→90分+2 山本麻裕(食1=ちふれASエルフェン埼玉マリ)

山幡あや(食4=常盤木学園)→65分 澁澤光(食2=常盤木学園)


▽MF

林みのり(食2=大商学園)

斎藤麻由(食4=常盤木学園) 

大島彩香(食4=久喜)

常田麻友(食3=大商学園) →45分 北川愛莉(食1=常盤木学園)

出来村亜美(食2=飛鳥)


▽FW

大内梨央(食3=常葉学園橘)→90分+5 荒井汐音(食1=宇都宮文星女子)

牛久保鈴子(食2=作陽)→45分 塩谷瑠南(食=前橋育英)



果敢にサイドを駆け巡る大島

2アシストの活躍を見せた塩谷

今季初ゴールを決めた鈴木


 前節初勝利を収めて波に乗る東洋大は、リーグ戦中断前となる大事な一戦で武蔵丘短大と対戦した。北川の2ゴールの活躍もあり4-1で勝利し勝ち点3を積み上げた。


 気温36度、時折強い日差しがピッチに降り注ぐ中キックオフ。立ち上がりからボールを保持したのは東洋なでしこだった。MF大島の縦パスからFW木内がうまく前を向きシュートを放つも枠をとらえきれない。5分にはFW牛久保が相手の背後を取りゴールを狙うも相手GKにはじかれる。直後に獲得したCKでは常田麻が頭で合わせるもゴールの上。その後も立て続けにチャンスを演出するも得点には至らない。クーリングブレイク後は相手の前からの積極的なプレスに苦しむ場面も増えるが、両チーム得点を決めることなく前半は終了。


 後半開始から仕掛けたのは東洋大だった。56分に左サイドでCKを獲得しついにゲームが動く。高く上がったボールに木内がヘディング、ゴール前にポジションをとっていた北川が豪快に押し込み先制点を挙げる。さらに58分には「絶対クロスが上がってくると思っていた」と振り返る大島が冷静にゴールに流し込み追加点をマーク。徐々に武蔵丘短大ペースになり、84分にCKから失点を許してしまう。その後、もう一度流れを引き戻し90分、90分+でダメ押しの追加点を挙げ試合はタイムアップ。


 今節を「前節勝ち点3取れたっていうことでチームとして少し自信を持てた中で臨めた一戦」と位置づけた戸田監督は、4得点決めたことについてはうれしさを噛みしめるもセットプレーでの失点では納得していない。リーグ戦は中断を迎えるがその中断期間で課題を克服し、悲願の優勝に向け勝ち進んでいきたい。


■コメント

・戸田監督

前節勝ち点3取れたっていうことでチームとして少し自信を持てた中で臨めた一戦だったのかなと思う。(意識的に取り組んだこと)相手がいい意味で前からプレッシャーをかけてくるのでそれを今週のトレーニングではうまく外していくためにはどうしたらいいのということを意識して今週トレーニングやってきた。(4得点取れたことについて)4得点取れたことは結果論だが、やっぱり僕としては納得いかないのはセットプレーで2ー0の時に2ー1にしてしまったあのプレーは良くないかなと思う。その中で勝負を決めれたのは3点目だったと思う。鈴木のミドルシュートでゲームを落ちつかせてくれたと思うのでとても素晴らしいゴールだった。(次のカップ戦と中断明けのリーグ戦に向けて)また来週同じ相手の武蔵丘短大という非常に足元のうまい良い選手たちが多いチームということでそこを今日出た課題を上手く克服して来週の月曜日に向けて調整していきたい。後期一発目が早稲田大なのでそこで勝ちきることができればインカレ出場することはもちろん関カレを優勝するというのも大きく近づくと思うのでそこに向けて皇后杯を上手くチームを向上出来るような大会にしたい。

・大島(食4=久喜)

最初自分たちの入りは良かったけどそのあとうまくいかない時間帯が続いて、でもそこで自分たちのやることを崩さずに後半しっかり点を取れたところは良かったところだが、失点が1あるところはまだ課題として残った。(得点シーンについて)絶対クロスが上がってくると思っていたので、そこで絶対中入ろうと思っていて、いいところにボールがこぼれてきて一発目で決めたかったがそのあと冷静にゴールは見てなかったが決めることができて良かった。(次の試合に向けて)結果としては勝ちの方が多いと言うところはいいけど、まだまだ課題がいっぱいあるのでそこを中断期間で詰めてまた後半のスタートをいい感じで決めたいと思う。

・鈴木(食1=JFAアカデミー福島)

前半なかなか自分たちのペースにできないことが多かったが後半から修正して4点取れたのは良かったと思う。(ゴールシーンを振り返って)相手GKの投げるモーションでここに出てくるというのがわかって奪ったあと時間もかなり最後の方だったので思い切りシュートを打とうと思って思い切って足振ったら入ったという感じ。(今期リーグ最多得点だが要因は)今年入ってからなかなか点が取れないというのはチームとしてあってその中で大学リーグ前期の最終節で最多得点が取れたのはチームとしての成果だなと思う。(後期リーグへ向けて)これから中断期間で少し時間が空くのでそこで後期1節目から勝ち点3取っていけるようにチームの課題をしっかり修正してやっていきたい。


[次節試合予定]

第33回関東大学女子サッカーリーグ戦 1部第5節

10月6日(日) vs早大 早稲田大学東伏見グラウンドにて 13:00キックオフ


TEXT=友寄慈温 PHOTO=谷口奏生