Article

記事


2019.09.12
硬式野球

[硬式野球]小川、復活のマルチ安打!チームに流れ呼び寄せる活躍を果たす

東都大学野球秋季1部リーグ戦・立正大2回戦

9月12日(木) 神宮球場

●東洋大3-4立正大


今季初安打にガッツポーズする小川

この日マルチ安打の活躍を魅せた


   鋭い打撃が魅力のこの男が帰ってきた。相手に先制を許し、打線がつながらないまま迎えた五回裏。打席に今季初めてスタメンに名を連ねた小川(法3=霞ヶ浦)が向かう。「リーグ戦に照準を合わせていく」と不調のなか意思を固め語った今夏。その言葉通り持ち前の鋭いスイングで渡部(立正大)の球を弾き返し、打球は乾いた音を響かせながら中前へ。オープン戦での悔しさを見事晴らし、小川は精悍(せいかん)な顔つきで渾身(こんしん)のガッツポーズ。チーム初得点に貢献する貴重な一打となった。さらに六回、2死一塁で今度は右前へと運びこの日マルチ安打に。「ヒットが出てよかった」と背番号6は緊張の糸が切れたようなほっとした表情で振り返った。


   オープン戦わずか1安打。状況を打破する道を模索するも、昨季最終戦の好機で打力を魅せつけた姿とはかけ離れた成績に。途中から遊撃手の座を木村(総2=霞ヶ浦)に奪われ、代打で出場も打撃が振るわず。神大戦での安打性のあたりも相手の好守備に打ち取られ「調子が上向きじゃないとヒットにならない」とその表情から明かりが消える。しかし「残りの時間で追い込んで練習する」と、真剣な面持ちで自主的に打撃練習に取り組んだ。そしてひたすら課題の克服に努めたその手には多くの練習の証が。「試合になったら痛みとか関係ない」と不屈の戦士は今日もチームのために戦い続ける。


   「次は自分が打ってチームに勝利を」とギアを上げた小川は強く意気込み球場を後にした。出場機会に恵まれなかったときはベンチから飛び出し、必死に仲間たちに声援を送り続けた背番号6。そして今日、再び巡ってきたこの好機をものにしチームを鼓舞する姿を体現した。明日もこの男の打棒から生まれる一打で勝ち点を掴み取る。



■コメント

・小川(法3=霞ヶ浦)

 試合に出れていなかったからまずは出れてほっとしてる。バッティングの手応え自体はそんなにあるわけではないけどヒットが出てよかった。試合に出場できなかったときは裏方としての仕事がわかって、普段出てるときに支えてくれてる人のありがたみを感じた。タイミングは遅れがちだったのを少し早めにとるっていう形に変えて。守備は自分の持ち味だからひたすらエラーしないように丁寧にやることを心がけていた。今日が今季初出場だったから体力的にも全然いける。明日は自分が打ってチームを勝たせたい。


TEXT/PHOTO=谷口遥菜