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2015.04.09
水泳

[水泳]6名が明日に向けて堂々の決勝進出を決める!

第91回日本選手権水泳競技大会競泳競技

兼第16回世界水泳選手権代表選手選考会

兼第28回ユニバーシアード代表選手選考会

兼第5回世界ジュニア水泳選手権代表選手選考会

4月7日(火)~12日(日)  東京辰巳国際水泳場


(2日目・予選)
◆男子200m自由形
4組
2着 松本 1′50″01
→全体11位で準決勝進出
6組
1着 天井 1′48″99
→全体4位で準決勝進出
8組
1着 萩野 1′47″41
→全体1位で準決勝進出
◆女子200m自由形
4組
DNS 岩本
6組
2着 宮本 2′00″35
→全体4位で準決勝進出
4着 地田 2′01″84
→全体9位で準決勝進出
◆女子100m平泳ぎ
6組
2着 金指 1′08″45
→全体4位で準決勝進出
3着 青木 1′09″02
→全体7位で準決勝進出
◆男子50mバタフライ
5組
4着 三好 24″37


(2日目・準決勝)
◆男子200m自由形
1組
1着 天井 1′47″59
→全体2位で決勝進出
2組
1着 萩野 1′46″73
→全体1位で決勝進出
3着 松本 1′48″61
→全体6位で決勝進出
◆女子200m自由形
1組
5着 宮本 2′00″14
→全体8位で決勝進出
2組
6着 地田 2′02″42
◆女子100m平泳ぎ
1組
2着 金指 1′08″37
→全体5位で決勝進出
2組
4着 青木 1′08″48
→全体7位で決勝進出

(2日目・決勝)
◆男子100m平泳ぎ

5位 山口観 1′00″82


Image title明日の決勝での好記録に期待がかかる萩野


Image title天井は最後に勝負強さを見せた


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200mに弾みをつけるレースとなった山口観


Image title

青木は昨日の50mに引き続きベストを更新した


 予選・準決勝が中心となった2日目。各選手とも決勝を見据えたレースをし、萩野(文3・作新学院)を始め順当に明日の決勝へ駒を進めた。


 男子200m自由形の準決勝では、1組目から天井(文3・天理)がみせた。前半はハイペースで飛ばす坂田(イトマン近大)に体半分近いリードを許すも、最後のターンを終えトップに並び、そのまま突き放し組1着でゴール。自己ベストを1秒以上上回る好タイムにも「個人の派遣標準記録を狙いたい」と、冷静に明日の決勝へ気持ちを向けている。また、2組目で萩野と松本(文2・神島)も危なげないレースを見せ、この種目は出場した3名全員が見事決勝進出を決めた。

 代表権を獲得するためには、派遣標準記録を突破するだけでなく、個人では2位以内、リレーでは4位以内に入らなければならない。準決勝の記録を見るとトップ通過の萩野が抜きん出ているが、2位から7位は約1秒以内にひしめく大接戦である。明日の決勝では、「日本記録を目標としている」と意気込む萩野の好記録だけでなく、成長著しい天井と松本の積極的なレースに期待だ。

 この日唯一の決勝種目となった男子100m平泳ぎに山口観(法3・志布志)が出場。好スタートを切り、前半はトップ争いを演じる。しかし、ターンの後失速が目立ち、5位となった。だが、彼が狙うのはあくまで男子200m平泳ぎでの代表権獲得である。レース後には「もう一度集中して修正をかけて、200mに向けて頑張っていきたい」と話しており、3レースを泳いで明確にした修正点を4日目の予選につなげたいところだ。


 明日は、3日目にして女子50m自由形に内田(営3・関東学園大附)が満を持して登場。日本記録の更新に注目だ。また、決勝も3種目行われるため、1日目の萩野に続く代表内定に期待がかかる。


■コメント

・青木(営3・武蔵野)

予選が力みすぎてしまって、練習でできているような感覚ではなかった。準決勝は先生に落ち着いていけと言われた。予選よりは感覚は良かった。決勝ではあせらずに伸びていって、ベストを更新して200mにつながるレースをしたい。


・天井(文3・天理)

(準決勝の泳ぎについて)最後は流してもないし、上げてもいないという感じ。インカレぶりのベストで、思ったよりもタイムが出た。(明日に向けて)決勝では個人の派遣標準記録を狙いたいという気持ちでいる。それが切れればリレーでの代表も付いてくると思うので、まずは個人の派遣標準記録を狙いたい。練習の通り泳げればと思っているので、自信を持っていきたい。


・萩野(文3・作新学院)

予選は100mから150mがしっくりこなかったが、準決勝では良かった。腕がちゃんと使えていた。(明日以降に向けて)レベルの高い記録、日本記録を目標としているので、しっかり狙っていきたい。200m自由形の泳ぎ次第でその後の個人メドレーの泳ぎにつながると思うので、泳ぎにも気を付けてやっていきたい。


・山口観(法3・志布志)

今回は200mのための100mという考え方をしていた。前半いいと思ったが、表彰台の3人は特にテクニックがあって、ターンで決まったレースだったと思う。しかし、3本を1分00秒台で泳げたことは評価できる。泳ぎは日に日に良くなっていると感じている。心の余裕も大事だと思うので、もう一度集中して修正をかけて、200mに向けて頑張っていきたい。決勝前に泳ぎを試しながらやっていたので、200mでそれを出していけたらと思う。


TEXT=青野佳奈 PHOTO=西川諒、内田りほ