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2015.05.04
バスケ

[バスケ]新チーム初公式戦白星 明日挑むは王者・東海大

第64回関東大学バスケットボール選手権大会

5月3日(日)東洋大学総合スポーツセンター


東洋大68ー52埼玉工大

       29|1Q|11

       17|2Q|15

       15|3Q|11

       15|4Q|7


スタートメンバー

2 山口(済3・桐光学園)

10 鷲見(ラ3・千葉英和)

11 中村(済3・幕張総合)

28 佐久間(済1・東海大相模)

88 山本(済3・市立船橋)


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1年生ながら力強い攻めを見せる佐久間


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鷲見は上級生としての背中を見せた


 今年度初の公式戦となる埼玉工大戦は68対52で勝利。多くの新入生が起用され、新チームの選手層の厚さを見せつけた試合となった。

 明日への準備戦だった。5月4日に控える王者・東海大との対戦に向け、下級生を入れ替わりで出し上級生の体力を温存。1Qは開始早々に連続得点で点差を開き、2Q以降は下級生を中心としてゲームづくりを試みた。目監督は「1年生はまだディフェンスはできないし、(上級生と比べて)力の差はある」と語ったが、1年生で唯一スタートメンバーとして起用した佐久間には「去年なかったものを持っている」と高評価をつける。佐久間はシューティングガードというポジションでありながら、時にはリバウンダーとして中へも入る泥臭いプレーが特徴の選手だ。「1年生らしくがむしゃらにいこうと思った」と話す通り、リバウンドはもちろん、オフェンス面でも積極性を見せた。結果、今試合6得点とデビュー戦としていいスタートを切った。

 しかし、上級生は試合内容に満足はしていない。特に4Qでミスが目立った鷲見は「良かった点は今日なかった」と語った。勝利をつかんでも改善点を見つけ、さらに高みを目指すチャレンジャー精神で王者へ挑む。



■コメント

・目(さっか)監督

後半は1年生中心で出した。1年生はまだディフェンスはできないし、(上級生と比べて)力の差はある。佐久間は良い。1年生のスタートメンバーを張ってるくらいだから。彼はディフェンスもできるし、リバウンドも強いので、去年なかったものを持ってる子。(明日は)東海大はチャンピオンチームだから、そこでどれだけできるか。勝ちにいきます。


・鷲見(ラ3・千葉英和)

自分自身としてはあまり良くなかった。自分の役割のリバウンドをしっかりとできなくてそこが悔しい。ダブルチームに対応できなくてまんまとはまってしまった。良かった点は今日なかった。(監督からの指示は)いつも練習からリバウンドとブロックを頑張れと言われている。(次戦の意気込みは)今、工夫してディフェンスをやっているのでそれをできたらいいなと思う。明日も自分の役割は変わらないのでそこをやりつつも、ちゃんと味方の選手に合わせて点を取れるようにしたい。


・中村(済3・幕張総合)

公式戦初戦を勝てて良かった。ただ内容は良いとは言えないので、しっかり修正して明日の勝負の一戦を迎えたい。今日はディフェンスを頑張って展開を速くすることを意識していた。明日は格上の相手だが、東洋の持ち味である激しいディフェンスから走っていい形につなげることを意識していきたい。それを強化してきたので勝って一穴抜かしたいし、個人としてはチームを組み立てられるよう頑張りたい。


・山口(済3・桐光学園)

試合の入りが課題だったので、今回はそこがある程度、改善できていたので良かった。また後半は1年生と2年生中心で出て点数を引き離す場面もあったので、次の試合でもよい起爆剤になってくれればと思う。(反省点は)ディフェンスのつかみが悪かったり、多々あった。(次戦は)相手が格上ということは分かっている。入りが悪いとすぐに点を離されてしまうので、最初からガンガンいって勢いで勝ちたい。


・山本(済3・市立船橋)

途中のミスで追い付かれる場面があったが、出だしが良くて東海大戦につながるいい試合だった。ディフェンスではディナイをはったので相手にプレッシャーを与えられたと思う。ルーズボールやリバウンドは負けていたので明日はそれを修正して頑張りたい。


・佐久間(済1・東海大相模)

デビュー戦だったが緊張せずにできた。最初から強気を持ってできたことは良かった。1年生らしくがむしゃらにいこうと思ったが、途中全然点を取れなくてディフェンスもできなかったので両方できるようにしたい。(監督からの指示は)練習からどんどん攻めろと言われていた。それを今日は50点ぐらいできた。(東海大に向けた練習は何をしたか)どこのチームも同じ。1部とか関係なく練習してきた。ディフェンスが悪くて前の練習試合も入りが悪くてやられたので、入りは重点的にした。どのチームも入りから攻めろと。(東海大は)強い相手だけど関係なく、勝ちにいきたい。


TEXT=木谷加奈子  PHOTO=石田佳菜子、高橋雪乃