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2015.05.12
アーチェリー

[アーチェリー・男子]チーム力で2部残留決定

2015年度関東学生アーチェリー男子リーグ戦 2部3部入れ替え戦


5月10日(日) 明学大レンジ



1位 東農大 3697

2位 東洋大 3638 (Av.606.3)

3位 駒大  3539

4位 芝工大 3536

※上位2校が来季2部リーグ

(上位6名の合計得点)


東洋大2部残留

3638(増川:625、中野:618、武:613、東森:595、金井:595、森田:591)


 個人成績

      50m    30m  TOTAL

1増川  282   343   625

2鈴木     267   308   575

3神宮        230   302   532

4森田     276   315   591

5中野     308   311        619

6東森     277      318  595

7金井     273   322  595

8武    284     329  613

※各距離60点×6エンド


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4年生として意地を見せた森田


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東森は納得いく射でガッツポーズが飛び出した


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武は来季主将として1部昇格を誓った


 全敗で迎えた3部との入れ替え戦。リーグ戦では6人全員得点をそろえられず、チーム力という部分で課題を残した。しかし、今試合は下位選手が粘りの射を見せ何とか2部に踏みとどまった。


 2部残留。厳しい戦いを制した。選手たちは2部残留が決定した瞬間、安堵の表情を見せた。アーチェリーの団体戦は上位6人の合計得点が高い方が勝ちとなる。一人だけが得点が高くても意味がない。チーム全体でのアベレージが重要だ。そのため、下位選手の頑張りがカギとなってくる。しかし、リーグ戦ではなかなか6人をそろえることが出来なかった。この入れ替え戦では3638点で今季最高得点をマーク。課題となっていた底上げという部分が果たされた。チームのムードメーカー的存在の森田(社4・東邦大付属東邦)や調子が上がらず苦しんでいた東森(総3・富山商)といった選手が50mの最初のエンドから高得点を叩き出した。森田は591点で6番目に食い込み役割を果たした。東森は30mの3エンドで58点を記録するなどいい射が目立った。

 チームとしては前半終了時点4チーム中2位で折り返す。来季主将に就任する予定の武(法3・栗橋北彩)を中心に得点を重ねていく。そのまま2位をキープし、2部残留を決めた。宇津志主将(営4.泉館山)は「4番手以降の選手が良く粘ってくれた」と今季1番の試合に笑顔を見せた。


 リーグ戦では全敗と悔しい結果だった。この悔しさをバネに来季こそ1部昇格を武主将のもとでチーム一丸となって目指していく。


■コメント

・石子監督

2部残留が決まりホッとしている。とにかく背水の陣で、選手一丸となってアーチェリー部全体で強い気持ちを持ってこの3部との入れ替え戦に臨んだ。とても厳しい試合であった。2部を勝ち上がり1部のチームと対等の戦いが出来るような新たなチーム作りをしていかなければならない。(4年生に向けて)人数が少ない学年ではあったがよくチームを引っ張ってくれてとても感謝している。


・宇津志主将(営4・泉館山)

少し調子を崩してしまって出場できなかったのは悔しい。結果的には2部に残留できてよかった。ホッとしている。仲間たち後輩に本当に支えられてきてここまで来ることができた。いつも通り、リーグ戦出してきた得点を出せれば2部には残れる点数だったので気負うことなくみんなにも声を掛けた。課題に挙げていたチーム力という部分でも4番手以降の選手が粘ってくたことがこの結果につながった。チーム全員でとった試合だと思う。(後輩に向けて)必ず1部に昇格して欲しい。それぐらい点数を出せる子たちが多いので期待している。(次期主将の武について)責任感が強くやってくれる男だと思っているのでチーム引っ張って頑張っていって欲しい。


・森田(社4・東邦大付属東邦)

リーグ戦を通して一番高い得点が出たので良かった。個人的には591点で600点に乗せたかった部分もあったので少し悔しかった。いつも通り射つことを考えていた。後輩も点数を出していたのでそれに負けないように頑張ることができた。下位の選手が迷惑をかけていたところもあったので、今日は全体的に粘れたので良かった。(4年生として)人数が少ない学年ではあったが、みんなで話合って意思疎通をはかり、チームをまとめられたのではないかと思う。(後輩に向けて)自分を信じて最後まで諦めず何事にも取り組んでいって欲しい。


・武(法3・栗橋北彩)

リーグ戦を通じて納得いく試合が1試合もなかったのがとても悔しい。2部残留という結果は素直に嬉しい。(雰囲気は)コミュニケーションがこまめに取れていて声もでていたので雰囲気は良かった。(4年生について)人数少ないなりに試合の時などチームを引っ張っていってくれたのは心強かった。こうして2部に残れたのも先輩たちのおかげなので感謝したい。(来季主将として)自分がしっかり引っ張っていてチーム必ず1部あげたい。


・東森(総3・富山商)

全体としてはいつもと変わらず射つことが出来た。自分の実力は出せた。欲を言えば600点に乗せたかった。来年はしっかりとチームの中心となって頑張って1部昇格を目指したい。


TEXT/PHOTO=小賀坂龍馬