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2022.12.17
硬式野球

[硬式野球]~かなわなかった1部昇格、目標達成に向け勝負の冬へ~ 12日間連続インタビュー第1日目・水谷祥平外野手

春に悔しさを味わい、今季こそ1部昇格目指して秋を戦い抜いた東洋大の戦士たち。最終カードまで優勝の行方がもつれ込む緊迫した状況の中、頂点をつかめず2部2位と悔しい結果に終わった。この結果を各々どのように受け止め、何を思うのか。12日間にわたって彼らの思いをお届けする。



第1日目は、来年度の主将に就任した水谷祥平(営3=龍谷大平安)外野手。常に一番にこだわり、「チームで一番打つ」ことを目標に掲げた今季を終えて、何を語るのか。勝負の冬を前に今の気持ちを伺った。(取材日・11月19日、聞き手=成吉葵)


――今季を振り返っていかがですか

今季もずっと大変でしたけど、最後の専大とのカードを迎えて、今までの勝敗がこんなに影響するのかと改めて痛感しました。チャンスがあるからこそ負けられないというプレッシャーもあり、とても大変だったシーズンでした。しかし、個人的にとても成長できたシーズンでもありました。


――春と比べて自身をどのように見ていますか

打率が上がり数字としては悪くなかったんですけど、個人としてはダメだと思ってますね。この数字で満足したら来年ダメになると思ってるので。


――シーズン通して共にフルスタメンでしたが、春と何か変えた部分はありますか

疲労とかがないわけではないんですけど、特に感じるタイプでもないですし、試合よりバス移動のほうが疲れるのであんまり野球関係ないですね。春と大きく変えたことはないです。


――今季は波が少なかったように思いますがご自身の感覚は

これはそうですね。8割くらいの試合でヒットを打てたんじゃないですかね。1試合1本打てるだけで気持ちが変わってくるのでこれは良かったと同時に、打てなかった2割の試合が悔やまれますね。



――波が減った要因などはありますか

入替戦で中大に負けてから、毎日ロングティーを練習メニューに入れて、自分のスイングを毎日確認して打席内でも心がけてました。投手に合わせるんじゃなくて自分のスイングをするって決めていて、前の人の打席を見てタイミングをうまく合わせられたんだと思います。ヒットが出ない試合が続かなかったので、気負うことなく打席に入れました。



――8打点はリーグ3位タイ、今季は勝負強い打撃が光りました

得点圏で多く回ってきた感覚はないんですけど、走者がいたら還したいのでそのチャンスをものにできたのかなって思います。けど、狙うなら1位を狙いたいです。そして「水谷なら打ってくれる」って信頼される打者になりたいです。


――リーグ唯一の2桁四死球、出塁への意識は

ボール球は打ってもヒットになる確率が低いので、ボール球は振らないという意識はもちろん、相手投手の事や状況に応じて対応できました。また、打順も2番ですし、後ろの人たち頼もしいので自分がチャンスメイクしようって気持ちもありました。


――印象に残っている試合をあげてください

専大戦の1試合目です。負けたら終わりって気持ちで臨んで、最後まで緊迫していて、暗くて寒くてすごく印象に残っています。結果として勝てましたし、意地と意地のぶつかり合いの中で普段思わない「楽しい」って感情が試合中に初めて浮かんできました。



――開幕戦、神宮での本塁打はどうでしたか

あのスイングが今季一番良かったスイングです。自分の思い通りのスイングです。良い投手ほど自分のスイングってできなくなるし、神宮は特別なのでそういうことを踏まえても自分のスイングができた結果なのかなって思います。



――最終戦の神宮、どのような気持ちで臨んだんですか

優勝がなくなって、モチベーションがないわけではなかったんですが、悔しさだけがありました。けど、四年生最後ですしスタメンを見たら絶対勝たなきゃいけないって気持ちに変わって、試合に臨みました。



――4年生で仲良かった・お世話になった先輩のエピソード

 みなさんに良くしてもらいましたし、みなさんとの思い出がたくさんあるんですけど、小口さん(法4=智弁学園)には本当にお世話になりました。入った時からいろんな話をしましたし、自分は気分屋なんですけどよく注意されましたし、一緒に食事にも連れて行ってもらいました。尊敬できる先輩でした。


――尊敬する小口前主将から主将の立場を引き継ぎますがどのような気持ちですか

小口さんのようにとかはないです。何事も率先して前に立ち、俺についてこいって気持ちを常に持っていたいです。そして、後輩たちにも1部でやらせてあげたいし、自分たちも一部で野球がしたいので、目標達成できるようなチーム作りをしていきたいですし引っ張っていきたいです。


――どんなチームにしていきたいなどはありますか

試合に出る人が大きく変わったわけではないですし、一人一人が自分の役割をしっかりこなしつつ、全員勝負強い打撃ができればいい方向に進むと思います。



――この冬に取り組むことは

ただ練習するんじゃなくて、その中で常に試合の場面をイメージして勝負強い打撃を磨きたいです。これはチームにも言えることですね。春のために全力で練習します。


――来季の目標は

チームとしては全勝優勝、1部昇格。個人としては誰よりも打つ。これだけです。

◇プロフィール◇

水谷祥平(みずたにしょうへい)

年月日/2001・5・31

身長・体重/175㌢・ 85㌔

仲が良い選手/みんな仲よいが同学年外野手は良い仲間でありライバル



◇連続インタビュー一覧◇ 

12月18日 石上泰輝内野手

12月19日 宮下朝陽内野手

12月20日 花田旭外野手

12月21日 島田舜也投手

12月22日 秋元俊太外野手

12月23日 加藤響内野手

12月24日 後藤聖基捕手

12月25日 石上祐介投手

12月26日 細野晴希投手

12月27日 河北将太投手

12月28日 小口仁太郎主将


PHOTO=宮谷美涼