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2015.07.07
ラグビー

[ラグビー]実戦を見据えた戦いで明学大に勝利


 

2015年度オープン戦

7月5日(日)  東洋大グラウンド

〇東洋大38{14-0、24-12}12明学大


 

東洋大

スコア

明学大

前半

後半

得点

前半

後半

  T

  G

  P

  D

14

24

  計

12

38

 合計

12


 

スポトウ|東洋大学スポーツ新聞編集部 ニュース


 

背番号/ポジション選手名出身高学年
1/PR村上 卓史荒尾 
2/HO岡部 景和東福岡
3/PR 古舘 康大盛岡工
④/LO 野崎 伊織国学院栃木 
5/LO 檀上 利大御所実
6/FL 高野 雅義報徳学園
7/FL 齋藤 滋基仙台育英 
8/NO.8 常泉 達国学院栃木 
9/SH 篭島 優輝東京 
10/SO 村上 晴太 仙台育英 
11/WTB 木下 翔太御所実
12/CTB 古川 拓実目黒学院 
13/CTB 柳井 佑太荒尾
14/WTB 高橋 亮太 東農大二 
15/FB 矢野 英行長崎北 
        Reserve Member  
16木田大雅国学院栃木
19 黒川眞琴石見智翠館
22
 渡邉大輝仙台育英


 


 

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常泉はFLとNO.8二つのポジションをこなし活躍を見せた


 

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積極的なプレーが光った篭島


 

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古川はAチームでのトライは久々となった


 

  実戦を見据えたラグビーを展開し。明学大をわずか2トライに抑え38対12で勝利を収めた。 



    序盤、ミスが続きなかなかゲインできない。しかし、23分セットプレーから先制すると、続く30分には本来ポジションがFLだが今試合はNO.8でスタメンの常泉(済2・国学院栃木)のトライで差を広げる。また、常泉は後半本職であるFLでも活躍を見せた。「慣れないNO.8だったがうまく立ち回れた」と話し複数ポジションをこなせることをアピールした。今季、FLやNO.8にはルーキーの土肥(済1・長崎海星)が起用されることも多い。リーグ戦ではレギュラー争いも注目だ。


 14対0で前半を折り返し後半へ。立ち上がり、立て続けにトライを許し5点差まで明学大に迫られる。20分に相手の反則で得たボールをトライ。その後、SH篭島(済4・東京)、CTB古川(済2・目黒学院)のトライで試合を決定づけた。また、PRの村上卓(済4・荒尾)が1試合で左右のPRを務めるなど実戦を見据えた選手交代も行った。FW1列目は消耗も激しく故障のリスクも高い。そのため、リーグ戦でもこのようなポジション変更などが予想される。


 

 オープン戦も終盤に差し掛かり戦術なども固まりつつある。例年に比べ試合内容も数段に良い。来週の立大戦が最後のオープン戦となる。そこで勝利を収め、いい流れで夏の菅平合宿につなげて欲しいところだ。


 

■コメント

・LO野崎主将(済4・国学院栃木)

もっと点を取れた。敵陣入った時に取りきる力という部分と、後半の立ち上がりでの集中力が課題になった。(後半の入りについて)後半の立ち上がりで2本取られたので相手も攻勢をかけてきた。そのあと立て直してもう1回ゲームメイク出来たことは良かった。今週、練習でリアクションっていう部分で、敵のミスボールに反応して、ボールつないでトライ取るっていうところを練習してきたのでそれが出来て凄く良かった。(目立った選手は)古川ですかね。最後敵陣ゴール前スクラムで、ガツガツ一人で行ってトライ決めてくれたので。やっぱりFWもああいうプレーをしてくれると凄く助かる。(オープン戦最終戦である次戦に向けて)今まで出てきた課題をしっかり修正して、アタックはできるので、ディフェンスの面でどれだけ粘れるかをしっかりフォーカスしてやっていきたい。


・SH篭島(済4・東京)

もう少し点差をつけて相手を抑えられると良かった。(自身のトライは)味方全員で反則を取って自分がすぐにトライに向かった。(収穫や課題は)個人としては、相手のプレッシャーがあるときにどう対応していくか。チームとしては、ハーフタイムが終わっても気持ちが変わらないように意識すること。(オープン戦最終戦に向けて)いい形で終われるようにしたい。来週からもう一回締め直して最終戦に挑みたいと思う。



・PR村上卓(済4・荒尾)
スクラムが課題。前半、左PRの時ワイドに攻めてきた相手への対応が遅れた部分があった。最近の練習でリアクションというのを取り入れてるので、積極的にボールに絡んでいくことタックルしたあとすぐに立つことを意識した。スタミナがまだまだなので、夏に向けて強化していく必要がある。(次戦に向けて)いつも通り自分たちがやれることをやってオープン戦最後しっかり勝ちたい。



・FL/NO .8常泉(済2・国学院栃木)
前半からみんなよく走れていて練習の成果が出せた。(トライについて)サポートもあって、いいところでボールが回って来た。得点を決められて良かった。(後半の入りは)前半2本取って気が緩んでしまった。そこは課題。でも崩れることなくそのあと攻められたので良かった。(複数のポジションを務めたが)NO.8は慣れていなかったがうまく立ち回れた。FLは本職なので今まで通り積極的に動けた。これから複数ポジションできるように頑張りたい。(次戦に向けて)オープン戦、最終戦なので春からやってきたことを全部出していい流れで締めくくりたい。

 


・CTB古川(済2・目黒学院)

(前半は)自分自身、持ち味が出せずにチームに迷惑をかけてしまった。無失点に抑えられたけど、それは他の人たちが頑張ってくれたから。後半の立ち上がりは、前半が終わってからのハーフタイムからの切り替えが良くなかった。2トライ目を取られたのは自分が抜かれたから。これがチームの士気を下げてしまった。(その後トライを奪ったが)交代でまたゲームに出て、やってやろうという気持ちだった。(来週が最後のオープン戦となるが)勝って終われるようにしたい。


 

TEXT=小賀坂龍馬 PHOTO=菅野晋太郎、青池藤吾