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2015.08.02
陸上競技

[陸上競技]越谷選手権 全カレ標準突破ならず

第11回越谷市陸上競技選手権大会
7月31日(金)〜8月2日(日) しらこばと陸上競技場


2日目


男子100m 予選

1組

3着 山藤 11"55

2組

1着 北村 10"70 ※決勝進出

4組

1着 森下 10"73

5組

DNS 戸塚

10組

1着 赤川 11"22

12組

2着 竹下 10"91

17組

1着 長部 10"86

22組

1着 与那原 10"66 ※決勝進出

25組

1着 武田 10"98

31組

2着 永井 10"94


男子100m 決勝

3位 北村 10"54

7位 与那原 10"80


男子400m 予選

2組

1着 山本 50"24 ※決勝進出

4組

DNS 金田

7組

DNS 四家

10組

1着 櫻井 48"31 ※決勝進出

11組

DNS 小林

12組

DNS 丸池

14組

1着 冨樫 48"77 ※決勝進出


男子400m 決勝

3位 山本 51"09

DNS 冨樫

DNS 櫻井


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追い風参考記録ながらも、10秒54の好記録をマークした北村

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櫻井朴は全カレでのマイルメンバー入りを目指す


 越谷選手権100m、400mに多くの選手が出場。全カレや全日本ジュニアの標準突破を目標に挑んだ。

 炎天下の中行われた100m予選を通過したのは北村(法2・九州学院)と与那原(法2・那覇西)だ。北村は予選、スタートで出遅れてしまうものの、後半で巻き返し10秒70でなんとか決勝進出を決める。決勝ではスタートを修正すると10秒54の好記録で3位。しかし、追い風参考となり惜しくも標準突破はならなかった。レース後は「追い風参考ではあったがいい条件だったので最後はもう少し攻められたら良かった」と悔しさを残した。一方、与那原は故障明けで練習を積めていなかったにもかかわらず、予選で10秒66をマーク。全カレB標準まであと一歩に迫った。しかし、決勝では調子を保てずタイムを落とした。「全カレに向けては、リレーの準備をしっかりしていきたい」と与那原が話すように、両者ともリレーでの活躍に期待がかかる。
 400mでは櫻井朴(総1・國學院大學栃木)が日本ジュニアの標準を目標に臨んだ。前半200m地点まで向かい風が強く、難しい条件の中のレースとなった。「最初から突っ込んでいこうと考えて走ったため、後半はばててしまった」と後半の走りに課題を残した。それでも梶原監督は「条件が悪い中でも前半を積極的に走れていたので、よくやった」と前半の積極的な走りを評価した。櫻井朴も全カレのマイルメンバー入りを目指す。

 今大会が全カレの標準を切る最後のチャンスであったが、目標達成とはならなかった。しかし、梶原監督が「今までのレースの課題を克服しようと練習をしてきて、今日は変化が見え始めたレースだった」と今大会を振り返えるように、手ごたえのあるレースとなった。全カレではリレー種目での存在感を示したいところだ。


◼︎コメント

・梶原監督
暑い中の試合だったが、100mはそれぞれいい形で走れていて、課題を持っていたところを克服しつつある。レースの中で修正できたことが良かった。400mの方は前半が向かい風が強くてタイムが出にくいレースだった。櫻井、冨樫ともに条件が悪い中でも前半を積極的に走れていたので、よくやったと思う。いいコンディションの中で走れれば、それなりの記録が出ると思う。山本は1本目の時に消極的なレースをしてたので2本目も走ったが、2本目も中途半端な走りだった。2本目も走る意欲は良かったが、最後は諦めた走りをしていたので、反省してもらいたい。(今日は)今までのレースの課題を克服しようと練習をしてきて、今日は変化が見え始めたレースだった。この夏の練習で、うまく自分のものにすればタイムは付いてくると思う。


・与那原(法2・那覇西)
全カレの標準を切る最後のチャンスだったので切ることを目標にしていた。(レースを振り返って)最近までけがをしていて、練習せずに今日だけで挑んだが、記録が出なかった。動きの面では最近、コツをつかんできたのでそろそろ自己ベストを出したい。(今後は)地元の大会に出場する。全カレに向けては、リレーの準備をしっかりしていきたい。

・北村(法2・九州学院)
全カレのA、Bどちらかの標準を切れればいいと思いレースに挑んだ。先週に国士館大の記録会に出たりと試合が続いたため、少し疲れがたまっていたがその中でも調整がうまくできた。予選はスタートが出遅れて、そこから追い上げる展開になった。決勝はスタートの修正ができた。しかし、追い風参考ではあったがいい条件だったので最後はもう少し攻められたら良かったと思う。今後は後半のシーズンに全日本インカレと国体にも選ばれているのでその二つをメインにして、それから個人の大会に出場していこうと考えている。


・櫻井朴(総1・國學院大學栃木)

47秒90の日本ジュニアの標準を目標にしていた。調子もすごく良かった。レースでは前半は風が向かっていて、最初から突っ込んでいこうと考えて走ったため、後半はばててしまった。9月に全カレのマイルメンバーの発表があるので、メンバーに入って、走者としてマイルを走りたい。


TEXT=畑中祥江 PHOTO=福山知晃、畑中祥江