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2023.06.08
ボクシング

[ボクシング] 頼れる主将が世界の舞台から帰ってきた!リーグ戦連覇に向けて「気を抜かず全力で」

第76回関東大学ボクシングリーグ戦 東洋大vs日大

5月27日(土) 後楽園ホール


◯東洋大6-3日大


【Mn】○古藤(判定)川下●

【F】●好浦(判定)登本○

【B】○田中将(RSC)齋藤●

【Fe】○堤(RSC)井上●

【L】●大園(RSC)中里○

【LW】○由良(RSC)髙橋●

【W】○田中空(ABD)野添●

【LM】○堀池(RSC)鎗田●

【M】●黒部(RSC)森脇○


主将の田中将吾がチームを勢いづけた


激しい打ち合いを制した田中空


堤は相手を圧倒した


 第76回関東大学ボクシングリーグ戦(以下、リーグ戦)第2週の相手は、伝統ある名門の日大。前回の法大戦では、世界選手権出場のため不在だった主将の田中将(営4=浪速)がこの試合からチームに合流。リーグ戦連覇を目指す東洋大は、昨年日本一を経験したメンバーらが実力を発揮し6-3で勝利した。


 最初に出場したミニマム級の古藤(営2=開新)は、ジャブで相手との距離をうまくとりながら相手にペースをつかませず、5-0の判定勝ちで安定したスタートを切る。続くフライ級の好浦(営1=西宮香風)が2-3の判定で惜しくも敗れるも、バンダム級の頼れる主将田中将がRSC勝ちを収め、日大に流れを渡さない。


 フェザー級は昨年の第76回全日本大学ボクシング王座決定戦で最優秀選手賞に輝いた堤(営3=習志野)。キレのあるストレートで相手を攻め込むと、1ラウンドRSC勝ちとした。続いてリングに上がったのはライト級の大園(営2=鹿児島城西)。同学年の古藤から声をかけられ試合に挑むもRSC負けで、東洋大は3-2の接戦でこの日の前半戦を終える。


 ライトウェルター級で登場した由良(営4=芦屋学園)は前回に続いて状態の良さを発揮し、安定した試合運びで勝利。試合後にはガッツポーズを見せた。ウェルター級の田中空(営4=武相)の試合は、序盤から激しい打ち合いになったが、日大サイドがタオルをリングに投げ入れABD勝ち。


 続くライトミドル級の堀池(ラ4=西宮香風)もRSC勝ちで由良、田中空、堀池と3連続で2ラウンド途中での勝利となった。最後に登場したミドル級の黒部(ラ3=札幌工)は1ラウンド中盤で相手に攻め込まれると、まさかのRSC負けで試合は終了した。


 惜しい敗戦もあったが、これで東洋大は2連勝。前回王者の強さを見せつけ、単独首位となっている。リーグ戦連覇達成に向けて、この流れをさらに加速させたい。


▪️コメント

・三浦監督

 名門日大に対し、何とか勝つことができました。ライト級大園が負けて流れが悪くなったところにライトウェルター級由良が勝ってくれて助かりました。主将の田中将吾やフェザー級の堤麗斗が復活したことも大きいです。次戦の拓大も強いチームなので気を抜かず全力で戦いたいと思います。


[次戦試合予定]

第76回関東大学ボクシングリーグ戦

6月10日(土) vs拓大 後楽園ホール 15:00試合開始

※関東ボクシング連盟YouTubeチャンネルにてライブ配信が予定されています。


TEXT=一ノ瀬志織 PHOTO=青柳そよか