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2023.06.23
ボクシング

[ボクシング]接戦を勝ち切り拓大に7-2で勝利!いざ、全勝対決へ。

第76回関東大学ボクシングリーグ戦 東洋大vs拓大

6月10日(土) 後楽園ホール


◯東洋大7-2拓大


【Mn】⚪︎古藤(判定)奈須︎⚫︎

【F】⚫︎入田(RSC)山下⚪︎

【B】⚪︎田中将(判定)横山︎⚫

【Fe】⚪︎堤(判定)髙︎⚫︎

【L】⚪︎梶原(判定)藤田︎⚫︎

【LW】⚪︎由良(RSC)六井⚫︎

【W】⚪︎田中空(RSC)日向⚫︎

【LM】⚪︎堀池(判定)三木⚫︎

【M】⚫︎瀬井(KO)鳥谷部⚪︎


チームへガッツポーズを見せた田中空


昨年の全日本王者横山(拓大)に勝った田中将


田中将に続き接戦を制したライト級梶原


 関東大学ボクシングリーグ戦(以下、リーグ戦)第3戦は拓大と対戦。昨年の全日本選手権王者・横山ら実力者がいるチーム相手だったが、バンタム級田中将(営4=浪速)、ライト級梶原(営3=崇徳)が3-2の判定勝ちで接戦を制すと、7-2で勝利し全勝をキープした。


 一人目のミニマム級古藤(営2=開新)は、体の強さを武器にストレートで優位に攻め立て5-0で判定勝ち。初出場となったフライ級入田(営1=秀学館)は、気持ちを全面に出してプレーするも2ラウンド途中で敗れた。1-1で迎えたバンタム級では、主将の田中将が昨年の全日本選手権で優勝した横山(拓大)と高校の同級生で主将同士の対決。手数を多く攻める田中将に対して、横山も連続した攻撃で対抗し勝負の行方は最終第3ラウンドへ。レベルの高い打ち合いを3-2で競り勝った。一進一退の激しい攻防に、会場はこの日1番の盛り上がりを見せた。


 フェザー級堤(営3=習志野)は日大戦に続いて、安定感のある落ち着いた試合運びを見せ、5-0の判定勝ち。リーグ戦3戦目にして初登場となったライト級梶原は、背が高くリーチの長い選手を相手に2ラウンド終盤に連続でボディを攻め込むと、3-2で判定勝ちを収めた。続くライトウェルター級由良(営4=芦屋学園)は速い攻撃でリング角に相手を追い込むと、2ラウンド途中RSC勝ち。


 その後、ウェルター級田中空(営4=武相)は序盤から距離を詰めて打ち合うと、1ラウンド1分24秒RSC勝ちで相手を圧倒した。ライトミドル級堀池(ラ4=西宮香風)も強みのスピードを軸に、ジャブでもうまく攻め5-0の判定勝ち。最後に登場したミドル級瀬井(営2=日章学園)は昨年の国体王者相手に1ラウンドKO負けに終わったが、チームは7-2で拓大に勝利した。


 試合後に主将の田中将が「次戦が1番の山場」と語ったように、次戦では駒大と全勝同士の直接対決。どちらが勝ってリーグ優勝に王手をかけられるか、大一番の戦いに注目が高まる。



◾️コメント

・三浦監督

 フライ級とミドル級を落としたんですけど、総合的には7-2で勝つことができたので、良かったと思います。フライ級、ライト級あたりはなかなか苦戦していますが、他の階級が安定してきているので、次の駒澤戦が全勝対決、実質優勝争いになると思いますので、しっかり集中してあと2週間後、チームを作っていければと思います。


・田中将吾(営4=浪速)

 拓大戦はキャプテン同士の戦いというのもあり、絶対に勝って勢いをつけないといけなかったので、本当に勝てて良かったです。次戦が1番の山場だと思うので、しっかりチームを盛り上げて優勝に王手をかけたいと思います。


・由良謙神(営4=芦屋学園)

 今回もなんとか勝利を収めることができましたが、あまりいい内容といえる試合ではありませんでした。課題の残る試合内容だったので、次戦に向けてしっかり修正し、個人でも全勝してチームの優勝に貢献したいと思います。



[次戦試合予定]

第76回関東大学ボクシングリーグ戦

6月24日(土) vs駒大 後楽園ホール 17:15〜18:00試合開始予定

※関東ボクシング連盟YouTubeチャンネルにてライブ配信も予定されています。



TEXT=青柳そよか PHOTO=一ノ瀬志織