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2024.04.16
硬式野球

[硬式野球] 開幕カードを落とすも戦いは始まったばかり、新戦力の台頭と上級生の意地の打撃は今後の好材料

[硬式野球]東都大学野球 春季2部リーグ戦・立正大第3回戦

4月12日(金)等々力球場


●東洋大2ー9立正大


立正大
東洋大


二塁打:大城戸(五回)、松本(七回)

三塁側:山地(九回)

本塁打:池田(4回)


岩崎、佐伯、伊藤、柿本、南ー政所、佐々木涼


・打者成績

打順守備名前
(右)山内(総1=東海大相模)
(二)馬場(総2=九州学院) 
(指)楠(法4=佐久長聖)

西川(営3=九州学院)

嶋村(法4=栄北)  
(三)池田(営3=三重)
(一)高中(総1=聖光学院)
(捕)政所(営3=天理)

松本(営4=成田)

佐々木涼(営1=札幌大谷)
(左)秋元(済3=木更津総合)

打→左斎藤(営4=九州国際大付)
(遊)佐久間(済4=千葉黎明)

吉田(営3=龍谷大平安)

宮下(総3=北海)
(中)大城戸(総1=九州学院)

打→中山地(営4=天理)


34


・投手成績

勝敗名前球数四死球三振
岩崎(総4=履正社)2 2/359

佐伯(総4=高岡一) 2 2/348

伊藤(総1=浦和学院)27

柿本(営4=東洋大姫路)141

南(総1=大阪桐蔭) 130


ソロ本塁打を放った池田


頼もしい4番の一発にチームは盛り上がった


南は二回を無安打に抑える投球を見せた


一勝一敗で迎えた、第3回戦。春季リーグ戦最初の勝ち点獲得をかけた一戦が行われた。


 東洋大・先発投手は岩崎(総4=履正社)。悔しい結果となった第1回戦の試合終わりには、第3戦目へのリベンジを誓っていた。


 0-0で迎えた三回表、2死をとった後、安打と四球で出塁を許し、二本の適時打で3点を奪われる。この回代わってマウンドに上がった佐伯(総4=高岡一)が、遊ゴロに抑えるも、先取点を取られ3点を追う厳しい試合展開になってしまう。


 反撃を狙う打線は四回、先頭・池田(営3=三重)が右越え本塁打を放ち1点を返す。やっと出た頼もしい4番の一本にナインは盛り上がりを見せる。この良い流れを生かしたい所だが、後続は遊ゴロ遊ゴロ捕邪飛と打ち取られ、その後は得点ならない。


 五回にも2点を失い迎えた七回、試合序盤から降っていた小雨が勢いを増し、一時は試合中断になった。

 試合再開後、六回からマウンドに上がっていたルーキー伊藤(総1=浦和学院)に代わり、柿本(営4=東洋大姫路)が無死満塁のピンチで登板。なんとか切り抜けたい場面だったが、さらに4追加点を奪われる。


 1-9とリードを大きく広げられ、試合は後半戦へ。七回には、松本(営4=成田)の二塁打で出塁するも1点得点のみ。八回には、嶋村(法4=栄北)の内野安打、高中(総1=聖光学院)の右前安打で好機を作るも、後続が続かず、追加点を奪えない。

 最終回には、山地(営4=天理)が三塁打も放つも、続く打者が相手投手に抑えられ試合終了。大きなリードを縮めることができず、1カード目を落とす苦しいスタートとなった。


 しかし、投打でのルーキーの活躍や、3戦目終盤に見られた四年生の意地が感じられる安打と、収穫はゼロではない。

 東洋大硬式野球部の戦いはまだ始まったばかりだ。目の前の一戦一戦をチーム一丸となって勝ち抜く、チーム力が勝利の鍵になる。次戦以降の、グラウンドでのはつらつとしたプレーを期待する。


◼︎コメント

井上監督

東都なので2部3部の入替戦もあるので、そっちを回避しないとね。優勝なんて目指してやってる場合じゃ無いですから、はっきり言って。うちが弱いってことがこの3試合で分かったので、やり直して。でもまだあと4カードあるので負けなければチャンスも出てくるかもですし。

1年生はよく頑張ってると思いますよ。


TEXT=一ノ瀬志織/PHOTO=北川未藍