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2015.11.04
相撲

[相撲]6日間連載企画 インカレ直前独占インタビュー4日目 西野倫理


 第93回全国学生相撲選手権大会(以下、インカレ)が7日、大阪・堺で開幕する。2年ぶりの団体戦覇権奪回へ。決戦のときがいよいよ迫ってきた。大舞台を前に、選手たちの声を6日間にわたってお届けする。


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 第4日目は西野倫理選手(法1=金沢市工)。5月の新人戦で優勝し鮮烈なデビューを飾ると、7月の東日本体重別選手権では準優勝。1年生ながら、東洋大相撲部の中心選手として好成績を残している。今季を振り返るとともに、直前に迫った初のインカレへの思いを本音で語った。(取材日=10月21日、聞き手=西川諒)



――直前に迫ったインカレに向けて、気持ちはいかがですか。

 けがも無く順調に調整ができていますし、調子は良いと思います。


――どのような練習に取り組んでいますか。

 立ち合いから早くいくことが目標なので、主に立ち合いを強化しています。左上手を取ることができれば、自分の形に持っていくことができるので、まずは立ち合いからしっかりしたいです。腰が高いことが弱点になってしまっているので、しっかり膝を曲げられるようにできればと思います。


――今季、ここまでを振り返っていかかですか。

 大学の相撲は、高校までとは全然違って、最初の方は戦うことだけで大変でした。5月の新人戦は、東洋大の中で誰かが優勝するだろうというプレッシャーがある中で、優勝できたことは良かったと思います。7月の東日本体重別選手権では、高校時代に勝つことができなかった中島(日大)と準決勝で対戦し、勝利することができたのが自信になりました。


――インカレの団体戦では大将を任される予定ですが。

 東洋大学に入学した当初から団体戦では大将を任されていたので、インカレの団体戦は大将しかないというのは分かっていました。2対2で自分に回ってきたときは怖いなと思います。大将というポジションは緊張がすごくて、怖い部分もあるんですけど、自分らしい相撲を取り切れたらと思います。


――インカレでの目標をお願いします。

 個人戦ではベスト8以上を狙いたいです。団体戦は優勝。団体戦で優勝すれば、優勝旅行でハワイに行くことができるので、ハワイに行けるように頑張ります。


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◇西野倫理(にしの・とものり) 

1996年7月16日、石川県白山市生まれ。金沢市立工業高出身、法学部1年。175㌢、150㌔。


▽相撲歴:13年

▽相撲を始めたきっかけ:友人の誘い

▽趣味:映画鑑賞

▽好きな食べ物:魚

▽自分の持ち味:寄り

▽インカレへの意気込み:個人戦ベスト8以上、団体戦優勝 



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6日間連載企画 インカレ直前独占インタビュー

1日目 村田亮

2日目 大波渥

3日目 白石雅仁



明日、第5日目は中出雄真コーチのインタビューをお届けします。