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第8回関東学生ウインターカップ公認記録会
12月6日(日) さがみはらグリーンプール
◆男子50m自由形
33組
7着 小日向 24"45
◆男子400m個人メドレー
6組
1着 森時 4'14"16
7組
2着 松田 4'12"44
◆男子400m自由形
9組
1着 山本 3'50"01
◆女子100m平泳ぎ
7組
6着 三田村 1'09"91
◆男子100m平泳ぎ
15組
1着 毛利 59"74
16組
6着 上田 1'00"81
◆男子100mバタフライ
16組
3着 牧田 53"54
17組
4着 三好 52"72
◆女子100m背泳ぎ
4組
3着 露内 1'04"00
6組
6着 大久保 1'04"65
7着 後藤 1'05"33
7組
2着 大橋 1'01"15
5着 布施谷 1'02"44
◆男子100m背泳ぎ
12組
6着 小鶴 56"27
◆女子100m自由形
14組
4着 岩本 56"62
◆男子100m自由形
24組
3着 木下 52"26
25組
2着 内村 50"84
◆女子200m平泳ぎ
4組
1着 露内 2'27"12
5組
4着 三田村 2'28"66
◆男子200m平泳ぎ
11組
2着 上田 2'09"78
12組
4着 毛利 2'08"35
◆男子200mバタフライ
8組
3着 森時 1'58"16
9組
1着 牧田 1'56"63
◆女子200m背泳ぎ
4組
6着 後藤 2'20"13
5組
1着 大久保 2'11"86
6組
2着 大橋 2'09"45
8着 布施谷 2'11"91
◆男子200m背泳ぎ
9組
1着 小鶴 1'59"12
◆女子200m自由形
9組
3着 岩本 1'59"59
◆男子200m自由形
11組
5着 木下 1'54"30
13組
2着 山本 1'50"49
15組
3着 内村 1'48"95
4着 三好 1'52"32
◆男子200m個人メドレー
13組
2着 松田 2'00"36
日本選手権の標準記録を突破した森時
ジャパンオープン標準を切った上田は長距離に手ごたえを感じている
日本選手権、ジャパンオープンの参加標準記録突破や、自己ベストの更新に挑む今大会。森時(文1=比叡山)が日本選手権出場を決めるなど1年男子の記録更新が目立った。
4月に開催される日本選手権へ出場するために突破しなければならないタイムは、国内大会の中で最も速い。この記録会で、日本選手権参加標準記録を切るために練習を重ねてきた森時は、400m個人メドレーで記録を出す。組1着でゴールし、電光掲示板でタイムを確認すると、大きなガッツポーズで標準記録を切った喜びを表現した。「松田選手(法1=京都外大西)はインカレでも結果を残したりしていて、ちょっと悔しい思いもあった」。同期の松田がインカレで活躍する中、森時は自己ベストを更新するも順位でチームに貢献できなかった。だが、そんな時でも投げやりにならずに、決勝で戦う選手を鼓舞する。応援席には、最前列で仲間に声援を送る姿があった。同期の存在について尋ねると、「負けないように頑張りつつ、あわよくば勝ってやろうかなって。でも互いに刺激しあって、速くなれれば」と切磋琢磨していることがうかがえた。新主将萩野(文3=作新学院)は「優しくて強いチーム」を目指している。チームメイトを気遣う優しさを、自分の強さに変える。森時はこのスローガンによくあてはまる選手だ。今年の1年男子は松田しか出場できなかった日本最高峰の大会に、やっと来年出場できる。その優しさからなる強さで大舞台での記録に注目だ。
また、平泳ぎを専門とする上田(営1=城南静岡)は自己ベストで200m平泳ぎのジャパンオープン参加標準記録を突破した。初めて2分10秒を切れたことに本人も手ごたえを感じている。平泳ぎは、山口観(法3=志布志)、毛利(営2=金沢)の実力のある二人の先輩がいる。上田はこの冬でどれだけこの二人に近づけるか、力の見せどころだ。
400m自由形に出場した山本(法1=智辯学園)はジャパンオープン参加標準記録まであと0.05秒と一歩及ばず、年明けの大会での記録更新に挑戦する。そのために年末年始3週間オフなしの練習を諦めずに乗り切りたいと意気込んだ。
2016年はリオ五輪が開催され、水泳部にとっては忙しい年になるだろう。リオに出場する選手にはもちろん注目だが、その後のインカレではチームとしての真価が問われることになる。まずは4月の日本選手権に向けて、勝負の冬が始まる。
■コメント
・森時(文1=比叡山)
今日は1つのターゲットとして練習を調整してもらったので、なにがなんでも日本選手権の制限タイムを切ろうと準備してきた。スタート台に立った時は、準備は先生方としてきたと思っていたので、自信しかなかった。少しずつ先生のメニューをこなせるようになってきたので、前よりは力がついたのかなとは思っている。(同期について)前の大会では山本選手とか同じ種目で、松田選手はいいタイムで泳いでいたり、松田選手はインカレでも結果を残したりしていて、ちょっと悔しい思いもあったが、そこで腐らずに応援するというか、負けないように頑張りつつ、あわよくば勝ってやろうかなという思いで互いに刺激しあい、速くなっていけたらと思う。(自分の泳ぎの強みについて)周りに流されることなくレースできることが自分の強みだと思う。今日は組がよくて落ち着いてレースができた。焦らず自分のレースをしたら結果に繋がった。日本選手権に出られることが決まったので、偉大な先輩たちに少しでも追いつけるように努力したい。来年のインカレでは公介さんたちが最後の年なので、自分も勝負して点を取って今年より良い成績で、女子は総合優勝で男子は総合2番を目標にしているから、それを絶対に叶えるためにもチームに貢献したいなと思う。(今年のインカレについて)ベストは出たが、3日目まで持たなかった。自分にできることは何かを考えながら常に動いているので周りもみながら、チームメイトもみながら、人として成長できたらいいかなと毎日思っている。
・上田(営1=城南静岡)
100mに関しては、選手権を切る気持ちでいたが、ベストも出ずに一歩及ばずだったので、そこは反省点。200mに関しては、選手権は切れなったがジャパンオープンは切れて、しかも10秒を切るのが初めてで、かなり手ごたえがあった。長い距離に関しては力がついてきたのかなと。あとはどれだけスピードを出して、短距離をどれだけ速く泳ぐか。今までの短水路でのレースはあまりよくなかったが、今回は100mは1分00秒で、200mに関してはベストを出せたのでかなりいい大会だった。(冬に向けて)1ストロークでの推進力や泳いでて右に曲がってしまうので、正しくまっすぐ。あとはターンを強化したい。(来期について)来年の目標はインカレでB決勝にのこること、個人的にはA決勝に残りたいのでそれは冬にかかっている。
・山本(法1=智辯学園)
400m自由形では日本選手権まであと0.8秒くらいで、ジャパンオープンもあと0.05秒くらいだったので、切りたかった。自分の泳ぎの強みは後半の伸びだったのだが、課題である前半を改善しようと前半からいったら、後半うまくのれなかったのでそこは課題として残った。年明けにも試合があるのでそこで制限タイムを切りたい。田垣先生のチームに属していて、年末年始は3週間オフなしで練習があるのでそこを諦めずにしっかりと乗り越えて、その試合で爆発したい。
TEXT=菊池美玖 PHOTO=内田りほ、西川諒