記事
第92回箱根駅伝壮行会
12月11日(金)東洋大学白山キャンパス4号館B1F 体育館アリーナ
全日本駅伝の選手の活躍を振り返る酒井監督
服部勇主将が選手を代表して箱根路への思いを語った
演舞を行う応援指導部
多くのエールを受けて意気込む選手たち
白山キャンパスにて、第47回全日本駅伝の優勝報告会並びに第92回箱根駅伝の壮行会が行われました。
今年度は、体育館アリーナに設けられた特設ステージで会がとり行われました。竹村学長からの激励を受け、酒井監督と服部勇主将(済4=仙台育英)が全日本駅伝優勝を振り返り、箱根駅伝に向けての意気込みを語りました。また、会の最中に花束と全キャンパスの学生によるメッセージの書かれた横断幕が渡されました。最後には応援指導部や会場に集まった多くのファンからエールが送られ、記念撮影で幕を閉じました。
■コメント
・竹村学長
箱根駅伝壮行会にお集まりいただきありがとうございます。選手のみなさん、全日本大学駅伝での優勝本当におめでとうございました。このレースで絶対に優勝するという気迫が感じられた、本当に素晴らしい走りだったと思います。心からお祝いしたいと思います。いよいよ箱根駅伝も間近になってきました。この前のレースで優勝したということで可能性も見えてきましたが、一番の大敵は油断かなと思います。監督も言われていますように青学大も死に物狂いでくると、早稲田や明治も虎視眈々と狙っていると思います。今年は挑戦者、リベンジの立場だと思いますので、ぜひあのレース(全日本)の気迫を忘れずに箱根駅伝に臨んでいただきたいです。駅伝は個人競技であると同時にチーム競技でもあり、まさに「One for all,All for one」。監督を信じ、仲間を信じ、そして自分を信じて、出場する選手はベストをつくしてひたすら前へ前へと進んでいただきたいと思います。今日はだいぶ暖かいですがこれから寒い日もあると思います。十分レースまでコンディションを整えて、万全の備えによって当日に臨んでください。東洋大学の学生、職員、OB・OG、そして学外でもたくさんファンがいます。みんなが応援しています。頑張ってください。
・酒井監督
本日はこのような大勢の方々にお越しいただきありがとうございます。第47回全日本駅伝では初優勝を達成することができました。ありがとうございました。ここ数年2位が続いていた大会で、また青学大の優勢が言われていた中での初優勝、非常にチームとしてもうれしい結果となりました。1区・服部勇馬主将から首位で2区・服部弾馬、3区・口町亮が連続区間賞。口町はMVPも獲得しました。序盤に服部兄弟を起用し、彼らだけではないという走りを口町がまず見せました。4区・櫻岡は青学大の久保田選手に並走されますが最後引き離し、そして5区・高橋尚弥。出雲駅伝でコース間違え、それで皆さんに知れ渡ったのが、今回は気迫あふれる走りで同着でタスキを渡しました。そして4区・野村ですが、青学大の渡邉選手に一時引き離されましたが、逆に最後10秒差をつける見事なラストスパートをしてくれました。新聞でもゴールテープを切った上村と野村の写真が多かったです。 そのようにチームスローガンである、その一秒をけずり出す走りをを体現したパフォーマンスだったと思います。7区を走りました堀は昨年けがで苦しんだ1年でした。そんな中で復活をし、区間賞を取っていい形でアンカーに渡してくれました。アンカーを努めた上村は青学大の神野くんが後ろからくるというプレッシャーがありながらもしっかりと走り、初優勝のゴールテープを堂々と切ってくれました。全員が主役の走りをしてくれた駅伝だったと思います。次の箱根駅伝では全日本大学駅伝と同等の、いや、それ以上の気迫を持った走りをしないと、ここはやはり選手層、そして山。充実している青学大を含め、駒大、早大などの気迫に負けてしまいますので、全日本大学駅伝の勢いで箱根でも優勝を取りたいと思います。選手も頑張りますが、みんなさんからも熱い熱い応援をお願いしたいと思っています。今後ともよろしくお願いします。
・服部勇馬主将(済4=仙台育英)
今年度主将を務めさせていただいております服部です。まず、先月行われました全日本大学駅伝では現地での熱い声援またテレビ、大学内でのご声援誠にありがとうございました。走っているメンバー、また控えのメンバーも大変感謝しております。3週間後に迫りました箱根駅伝では昨年度の3位からリベンジを果たすべく1月4日から新チームで始動し、その1秒をけずりだせのスローガンのもと、ここまでの11ヶ月間努力してまいりました。ここにいるメンバーは16人ですが、その他にも50人に近くのメンバー全員が1秒をけずりだす努力とまたそれに伴った行動を日々行ってきたと思います。残り3週間からが本当の勝負だと思っておりますので、さらに気持ちを引き締めて精一杯努力していきたいと思います。当日は現地またテレビでの応援を全日本に引き続きよろしくお願いします。自分たちも精一杯できることやって、昨年度優勝できなかった分も来年しっかり大手町で1位でフィニッシュできるよう頑張りますので、今後とも東洋大学陸上競技部のご声援よろしくお願いします。
TEXT =青野佳奈 PHOTO=吉川実里、石田佳菜子、青野佳奈、福山知晃