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2016.02.15
陸上競技

[陸上競技]千葉クロカン 女子主力4人がハイレベルなレースに挑む

千葉クロスカントリー大会 X-RUN CHIBA 2016

  兼 世界大学クロスカントリー選手権代表選考競技会

2月14日(日) 昭和の森


女子6km

17位 佐藤早 21'42

37位 内田 22'42

40位 室伏 23'00

44位 平山 23'06


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一斉にスタートを切る選手たち


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クロスカントリー坂を駆け上がる佐藤早


 千葉市、昭和の森で行われたクロスカントリー大会に女子長距離部門の主力選手4名が出場した。佐藤早はレベルの高いレースにも臆することなく積極的なレースを展開。後半は苦しい走りになったものの、今後への課題確認の場になった。


 今大会は世界大学クロスカントリー大会の選考会であり、各大学からトップ選手が集まる。東洋大からも主力の選手がハイレベルなレースに臨んだ。アップダウンが多く、厳しいコースが特徴のクロスカントリー。佐藤早は「前の集団に付いていけるところまで付いていく」とスタートから前方に位置付ける。昨年、インカレ等で競っていた選手と肩を並べるも、後半に入ると集団から離れ納得の走りとはならなかった。その中でも自身初のクロスカントリー出場により、筋力面に課題を見つけることができた。しかし、他の3選手はクロスカントリー大会への経験が浅いためか、なかなか積極的な走りができず「結果よりも前半から前にいくこと」を目的としていただけに悔やまれた。


 「強い選手に勝負する意識をもってほしい」と永井監督も語るように、レベルの高いレースこそ積極的に挑むことに意義があるはずだ。富士山駅伝後、悔しさをバネに新チームが始動。「悔しい思いはチームとして変われる絶好のチャンス」と来季のレベルアップに向かっていく。


■コメント

・永井監督

世界大学の選考会ということで他大学の主力選手も出てくるので、東洋大も主力の4人が出場した。アップダウンもあるので後半苦しいと思うが、結果よりも前半から前にいくことを重視した。そして、それぞれが春までの課題を見つけられるようなレースをするように指示した。(レースを振り返って)後半は考えず前半だけでも、もう少し先頭集団に積極的に付いてほしかった。選手たちもクロスカントリー大会の経験はあまりないので、後半のことを考えたレース展開になってしまった。その中でも、佐藤早はインカレ等で強い選手とも競っているので臆することなくレースを進めることができた。他の3人は強い選手に勝負する意識をもってほしい。(新チームの状況は)新チームとして足並みそろえてスタートしている。富士山駅伝での悔しい思いはチームとして変われる絶好のチャンスだと思って練習していく。


・佐藤早(食3=常盤木学園)

クロカンに出るのは初めてだったので力試しのつもりで走った。前の集団に付いていけるところまで付いていくことを考えていた。前半は積極的にいけたと思うが、早い段階で先頭から離れてしまい、そこから思うような走りができなかった。クロカンを走るのにはやっぱり筋力とかが必要になり、自分はそういったところがまだ足りないのかなと感じた。速い選手が集まっていてどれだけ走れるのかという緊張感はあったが、きつい中でも挑戦して走れたと思う。(今後は)ラストシーズンになるので自分が満足できる結果を残すことができるようにやらなければならないことを考えて、練習を積んでいきたい。


TEXT=畑中祥江 PHOTO=福山知晃、吉川実里