記事
平成28年度東都大学野球春季１部リーグ戦・専大２回戦
４月６日（水） 神宮球場
東洋大４－９専大
（イニングスコア）
| ２回戦 | １ | ２ | ３ | ４ | ５ | ６ | ７ | ８ | ９ | 計 |
| 東洋大 | ０ | ２ | ０ | ０ | ０ | ０ | ０ | ２ | ０ | ４ |
| 専 大 | ２ | ０ | ４ | ０ | ２ | ０ | ０ | １ | X | ９ |
（東洋大）
●冨岡（１敗）、立石、片山翔、甲斐野、山下、飯田―西川元
| 打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
| １ | （遊） | 阿部健（営４＝帝京） | ５ | １ | ０ |
| 一 | 原澤（営３＝前橋工業） | ０ | ０ | ０ | |
| ２ | （右） | 安西（営４＝聖光学院） | ４ | ０ | ０ |
| 打 | 佐藤（法１＝聖光学院） | １ | ０ | ０ | |
| ３ | （指） | 中川（法２＝ＰＬ学園） | ４ | ０ | ０ |
| 打 | 宇佐川（営３＝済美） | １ | ０ | ０ | |
| ４ | （中） | 笹川（営４＝浦和学院） | ３ | １ | ０ |
| 中 | 西村（営４＝広陵） | １ | ０ | ０ | |
| ５ | （一） | 鳥居（営４＝愛工大名電） | ３ | １ | ０ |
| 走遊 | 藤森（営４＝文徳） | ０ | ０ | ０ | |
| ６ | （三） | 田中将也（営３＝帝京） | ３ | ２ | １ |
| ７ | （二） | 津田（総１＝浦和学院） | ３ | ２ | ０ |
| 打二 | 宝楽（営３＝ＰＬ学園） | １ | ０ | ０ | |
| ８ | （左） | 川本（営１＝帝京） | ３ | ２ | １ |
| 左 | 茶谷（営４＝東北） | １ | ０ | ０ | |
| ９ | （捕） | 西川元（営３＝浦和学院） | ２ | ０ | ０ |
| 打 | 堀北（営１＝龍谷大平安） | １ | ０ | １ | |
| 捕 | 澤田（営４＝新湊） | ０ | ０ | ０ | |
| 計 | 36 | ９ | ３ |
| 名前 | 回 | 打 | 安 | 責 |
| ●冨岡（営３＝桜井） | ２ | 11 | ３ | ２ |
| 立石（営４＝佐世保実） | 2/3 | ４ | ０ | ２ |
| 片山翔（法３＝大社） | １1/3 | ９ | ３ | ３ |
| 甲斐野（営２＝東洋大姫路） | １ | ４ | ０ | ０ |
| 山下（営１＝東邦） | ２ | ７ | １ | ０ |
| 飯田（営３＝常総学院） | １ | ６ | ３ | １ |
先制点を奪われ呆然と立ち尽くす冨岡
川本は同点適時打を放ち勝負強さを見せた
昨日の再現とはならなかった。専大との２回戦は序盤に投手陣が崩れたのをきっかけに大量９得点を奪われ、勝ち点をもぎ取ることは出来なかった。
「朝から雰囲気が良くないところがあった。雰囲気のせいで負けてしまった」。試合後、西川元（営３＝浦和学院）はこう語った。２点を追う二回。笹川（営４＝浦和学院）が四球で出塁し、逆転へのきっかけを作る。そして、開幕２試合連続スタメンでルーキーの川本（営１＝帝京）が安打を放ち、得点のチャンスを広げた。「試合前は調子が良いとは感じなかったが、そう思わずに試合に臨めた。今日のスタメンは急に決まったが、昨夜みっちり練習していて、それが今日につながった」。当たりはいいものではなかったため、本人の自己評価は50点と低い。しかし、高橋監督は「自信を持っていけばいいんじゃない」と川本のプレーを評価した。なお無死満塁の好機が続くも、後続が倒れ同点止まり。「チャンスを無駄にしてしまった」と笹川は悔やんだ。回が進むごとにさらに点差は広がり、６回と８回にもチャンスを作るも、また後続が続かず。投手が崩れてしまったときにどう打者が挽回できるか。これが課題となりそうだ。
さらに、投手陣が粘れなかった。初回から安打や死球で２失点。その後、６人の投手が継投するも、専大打線を封じ込めることはできず。配球も昨日と変えたが、相手が予想していたものと同じになってしまい、失点をさらに積み重ねてしまう形となってしまった。
そんな中、好投したのは今日が大学初登板の山下（営１＝東邦）。球に威力があり、開幕前から評価は高かった。堂々としたピッチングを見せ、監督からは「明日につながるピッチャーが出た」と高評価を得た。
勝ち点を取るためには絶対に負けられない３戦目は「決勝戦のつもりで」。全員の気持ちを一つに、投打が噛み合ったとき、勝利は見える。
■コメント
・高橋監督
もうちょっとピッチャーに頑張ってほしかったな。（１年生の山下が初登板）良かったですよ。甲斐野も。明日につながるピッチャーが二人出たよ。津田はバントも良かったし、ヒットも出た。よくやってくれたよ。川本は一本出たし、自信を持っていけばいいんじゃない。（明日に向けて）今日は中盤もたついたけど、何とか４点は取れた。これで１勝１敗になった。明日は決勝戦だよ。
・笹川主将（営４＝浦和学院）
無死満塁のチャンスを無駄にしてしまったのが今日の敗因です。（ピッチャーが崩れてしまったことに関して）オープン戦でもあったんですが、そこでどうやって打者が挽回できるかだと思うので、今日はそういうところが足りなかったかなと思います。（相手の平間投手が難しかったか？）自分的には高橋（礼投手、専修大）の方がいい感じがしなかった。平間選手の方が打ちやすいというか、狙い球絞って打てば明日は打てると思うので、しっかり昨日今日投げてたことを意識していきたいと思います。明日はしっかり先制点を残して、ピッチャーを援護してチームを助けられるようにします。
・西川元（営３＝浦和学院）
（チームの雰囲気は）朝から良くないところがあった。そのせいで負けてしまったと思う。６投手の中でよかったのは、甲斐野（営２＝東洋大姫路）と山下。戦力として十分戦える。配球は、昨日狙わなかったところで行こうと思ったが、相手が考えていることと同じことをしてしまったため、得点につながってしまった。明日はもっとピッチャーのいいところを引き出すプレーをしたい。１勝１敗できているので、何としてでも明日勝てるように、勝って勝ち点を取れるように精一杯頑張りたい。
・川本（営１＝帝京）
試合前のバッティングは調子は良くなかったが、調子が悪いと思わずいけた。１戦目はアンダースローの高橋（専大）だから起用され、今日のスタメンは左なのである程度予想していたが、急に決まった。昨日の夜の時点では言われてなかったが、みっちり練習して、その結果が今日あまりいい当たりではなかったがつながった。昨日は緊張したが、今日はそうでもなかった。（自己評価は）50点。ヒットは出たが、あまりいい当たりではなかったから。今日悪かったところは今日中に直して明日は絶対に勝つ。
TEXT＝伊藤梨妃 PHOTO＝菅野晋太郎
