Article

記事


2016.04.07
硬式野球

[硬式野球]山下好投!期待に応えた公式戦初登板

平成28年度東都大学野球春季1部リーグ戦・専大2回戦

4月6日(水) 神宮球場

東洋大4-9専大

「70点」と自己評価したピッチングに今後も期待が膨らむ、山下


 見事な投球を披露した。人生初の神宮球場は「投げにくかったです」と振り返った新人右腕。それでも、今日の最速140キロを武器に、クリーンアップを含む打者7人を無失点3奪三振の好投。指揮官も「良かったですよ。明日につながるピッチャーが出たよ」と敗戦の中に光が差した。

 開幕前から評価は上々だった。オープン戦では多くの試合に登板し、実戦に向けて経験を積んだ。試合で球を受ける西川元(営3=浦和学院)は調子の良い投手に山下の名を挙げていた。「1番を選ぶなら山下です。直球に威力があって、マウンドでの躍動感がありますね」と、石倉(営4=帝京)、冨岡(営3=桜井)の先発二本柱を抑えて、1番の高評価。高橋監督も「一番安定して投げられているんじゃないかな。球は一番だよ。当然、公式戦でも投げさせますよ」と、開幕前から起用を明言。女房役と指揮官からの期待に、落ち着いたピッチングで見事に応えてみせた。

 「次からはもっと厳しく投げなければいけない」と謙虚に今後を見据えたルーキー。1部優勝を掲げるチームに、新たな風を吹かせる。



■コメント

・山下(営1=東邦)

(初登板は)特に緊張せず投げられました。登板前は基本落ち着いています。今日は70点くらいのピッチング。(残りの30点は?)向こうもデータがない状態で試合したので、次からデータを取ってくる。もっと厳しく投げなければいけないと思いました。(次に向けて)とりあえず思い切り投げたいです。


TEXT/PHOTO=美馬蒔葉