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2016.04.12
水泳

[水泳]第31回オリンピック競技大会日本代表選手発表会

第31回オリンピック競技大会日本代表選手発表会

4月11日(月) 味の素ナショナルトレーニングセンター1階 大研修室


金メダル最有力候補の萩野


リオに向けて意気込んだ日本代表選手たち


 第31回オリンピック競技大会の日本代表選手発表会が味の素ナショナルトレーニングセンターで行われた。東洋大からは、萩野公介(文4=作新学院)が出席。出席した日本代表選手は、それぞれリオに向けての意気込みを語った。萩野は、4月4日(月)~10日(日)に行われた第31回リオデジャネイロオリンピック競技大会代表選考会において、男子400m個人メドレー、200m自由形、4×200mフリーリレー、200m個人メドレーの計4種目で日本代表に内定した。


■コメント

・平井ヘッドコーチ(一部抜粋)

(日本選手権を振り返って)今回の五輪選考会で個人の派遣突破者が19名、リレーでの派遣突破者が15名と、34人のオリンピック選手を輩出することができた。1964年の東京オリンピックでは38名だったので、それに次ぐ大所帯となる。その中でも、女子の若手選手の台頭が目立った。本日出席している池江選手に始まり、今井選手、酒井選手、長谷川選手と若手選手が代表入りして、2020年に向けても大変心強いと思う。大会の中のレベルでいうと、水泳連盟が定めているメダルラインを越えているのが残念ながら萩野選手の200m個人メドレーしかない。ただ、金藤選手の200m平泳ぎのレベルも非常に高く、金メダルを狙える記録だと思う。苦言を呈すと、カザンの世界選手権で内定していた3名の選手の記録が振るわなかった。今日から4か月弱、オリンピックチームが始まるので少しでも実力をつけて、オリンピックでいい結果が出せるようにしていきたい。

・萩野(文4=作新学院)(一部抜粋)

(選考会から1日経って)今大会は、個人3つとリレー1つと4つの種目で代表権を獲得することができて、ホッとしている。久しぶりに自己ベストが出せたし、楽しみながらレースに臨めた。合計4種目で代表内定することができて、リオに向けて1日1日が始まっていると感じている。この記録をリオの本番ではさらに上げていけるように、目標とする金メダルに向かって精一杯頑張っていきたい。(4年前のオリンピックはどうだったか)4年に1度ならではの独特な雰囲気で、最高の試合だった。(4年前と今回の五輪への意気込みの違いは)4年前とは全然心意気が違う。挑戦ができる権利をいただけたので精一杯楽しんで頑張っていきたい。前回は、先輩についていくだけで、いろいろ迷惑もかけたと思う。心強い先輩方のおかげで、自分はチームのなかでのびのび楽しくできた。今回はそのときとは違う。前回のオリンピックは、先輩方にいろいろなアドバイスを聞いて、安心してレースに臨めた。だから、今回は自分が初出場の選手や、若手の選手とコミュニケーションを取りながらチーム一丸となって頑張っていきたい。今回はもっと日本チームに貢献したい。前回のオリンピックは、選考会でメダルが取れるタイムが出てから、メダルを狙おうって気持ちになった感じだった。でも今回は選考会始まる前から、リオの結果を想像しながら試合に臨んだ。臨むにあたってのプロレスも変わった。(400m個人メドレーはリオで初日の種目だが)すごい楽しみ。初日にあるというのが最高に刺激的。初日に結果を出してチームを盛り上げるのが、僕と瀬戸(JSS毛呂山/早大)選手の役目だと思う。瀬戸とのワンツーフィニッシュは、もちろん自分がワンでゴールしたい。昨年はいろいろなことがあって、みなさんに迷惑をかけた。たくさんの方に応援してもらっているので、リオでは期待通りの結果を出したい。いい結果を出してチームにいい影響を与えたい。4個メは瀬戸がライバルになると思う。2人でオリンピックの決勝という最高の舞台で、自分らしいレースができたらいいなと思う。200m自由形は、世界に同じくらいのタイムで泳ぐ選手がたくさんいるので、誰にでもメダルのチャンスはあると思う。最後のタッチ差で負けないようにしたい。2個メでは、アメリカのフェルプス選手とロクテ選手と最後のオリンピックでの戦いになるかなと思うので、楽しんで頑張って勝ちたい。リレーでも、4人でメダルを狙いたい。今年の夏はオリンピックでしか味わえない経験を最高に楽しみたい。


TEXT=吉谷あかり PHOTO=菊池美玖

ジャパンオープン2016
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