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第13回法政大学競技会
4月16日(土) 法政大学陸上競技場
男子10000m
1組
2着 櫻岡 29'19"45
3着 口町 29'38"53
4着 山本采 29'49"05
5着 高森 30'06"70
6着 小早川 30'09"91
11着 成瀬 30'27"67
14着 山口健 30'30"82
15着 菅原 30'32"49
先頭争いを繰り広げる櫻岡(左)と設楽啓
高森は飛躍のシーズンにしたい
長距離部門の選手たちが法政大記録会1万mに出場。櫻岡(済4=那須拓陽)、高森(済3=佐久長聖)は自己ベストを更新し、今季「次のステップ」へ進むためのきっかけをつかんだ。
東洋大から8名の選手が出走した1万mでは「8000mまでは集団でいくこと」という酒井監督からの指示通り、大きな集団からスタートした。2000m過ぎには高森ら3名が先頭から遅れてしまう。後半からは集団が散り、7000mでは先頭が櫻岡、口町(済4=市立川口)、設楽啓(H25年度済卒=コニカミノルタ)に絞られた。そして、残り1600mからは口町が遅れ、櫻岡と設楽啓の競り合いに。最後の1周になると設楽啓が前に出たが、櫻岡も意地のラストスパートで追い付くとほぼ同着の2位でゴールした。このレースで櫻岡と高森が自己ベストを更新。高森は序盤で集団から離れたが、その後自分のペースでレースを立て直した。これまで故障などによりなかなか調子をキープできていなかった高森だが、今回の自己ベストを開花のきっかけにしてほしいところだ。
上位に入った櫻岡、口町は「今月28分台を狙っている」とターゲットとしている記録会に向け、上々の走りを見せた。監督が「次のステップのため」と話すようにそれぞれの選手が次の目標に向け、今競技会を生かしていく。
■コメント
・酒井監督
次のステップのための位置付けで出場した。今日は幅広い持ちタイムの選手たちが練習として、29分30秒から30分切りをターゲットタイムとしていた。8000mまでは集団でいくことを指示していた。5000mからは縦長の集団になってしまった。記録会なので一定の中でのレースだった。高森に関しては30分は切れなかったが、ベストも出て良かった。櫻岡、口町は今月28分台を狙っているレースがあるのでまずまずの走り。特に櫻岡もベストの走りで良かった。山本采(済4=滋賀学園)は29分台で今年は駅伝にもつながるトラックシーズンにしてほしいし、期待している。小早川(済3=武蔵越生)は後半の失速が大きいので抑えてほしい。2年生の山口(済2=自由ヶ丘)、菅原(工2=秋田工)は中堅どころになってほしいので頑張ってほしい。(関東インカレの選考は)今後の記録会、また1年生の力のある子を起用していきたいと思う。
TEXT= 畑中祥江 PHOTO=吉川実里、福山知晃