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2016.05.17
ラグビー

[ラグビー]中大に快勝 残る課題はあとわずか

2016年度オープン戦

5月15日(日)  中大グラウンド

○東洋大33{21-7、12-12}19 中大

東洋大
スコア
中大
前半
後半
得点
前半
後半
T
G
P



D


2112
12
33合計
19


 

背番号/ポジション
名前
出身校
学年
1/PR
木田 大雅
國學院栃木
2/HO
岡部 景和
東福岡
3/PR
古舘 康大盛岡工業
4/LO
葉室 廉
静岡聖光
5/LO
常泉 達
國學院栃木

6/FL
高野 雅義
報徳学園
7/FL
須田 拓真
明和県央
8/No,8
土肥 航
長崎海星
9/SH
内野 晃成
長崎海星
10/SO
村上 晴太
仙台育英
11/WTB
田淵 恵太昌平
12/CTB
平原 賢國學院栃木
13/CTB
柳井 佑太
荒尾

14/WTB
菊池 優介
國學院栃木
15/FB
尾花 耕平
國學院栃木


     Reserve Member  
16金柿 俊哉
国学院栃木
17藤倉 拓郎
黒沢尻工業
18舘澤 徹士
盛岡工業
19小山内 健 昌平
20小林 瑠偉
日川
21吉尾 凌平
昌平
22藤田 優大
東京
23楠田 克磨
石見智翠館
24渡邊 大輝
仙台育英
25大城 左京
湘南工科

 

▪選手交代/ポジション変更

55分 FL須田→吉尾

70分 WTB田淵→大城

   SH内野→楠田

   CTB柳井→渡辺

   PR木田→藤倉

   HO岡部→舘澤

   PR古舘→小山内

71分 No.8土肥→小林

76分 PR藤倉→金柿

77分 LO葉室→藤田

菊池の走りで相手のディフェンスラインを乱した

タックルで圧倒し、相手にプレッシャーをかけ続けた

 昨年も対戦した中大との一戦。相手を守備で圧倒し、3試合ぶりの勝利を収めた。1部昇格に向けて、チームとしての課題が絞られてきた。

 タックル力が勝った試合だった。前半、先制を許すも、ゴール前まですぐにボールを運び最後は持ち前のスクラムで同点に追いつく。その後、フォワード陣が相手の守備を圧倒し好機を演出。相手の隙も生み、バックス陣が走ってトライをもぎ取るという理想的な攻撃が出来た。後半は底力を見せられるも、オープン戦を通しての課題であるモールも最後は上手く機能し、トライを決めノーサイド。強豪校との戦いが続く中で、3戦ぶりの勝利となった。

 今回の試合で光っていたのはタックルの力強さ。走り込んでくる相手にディフェンスラインを突き抜かせなかった。主将の柳井(済4=荒尾)は、先週の東海大との試合でも課題としてタックルを挙げていた。この1週間でサンドバックを用いての1対1のタックルの練習に毎日取り組んできた。山学大戦から2週間掛けて取り組んだ成果が試合に表れた。一方、フォワード陣は2月の社会人チームとの練習で押し勝ったスクラムがこの試合でも相手を圧倒し、度々相手スクラムからチャンスを作っていった。しかし、ラインアウトでのサインミスや課題であるモールなどまだまだ詰めなければならないプレーも多い。その中で木田(済4=国学院栃木)が課題に挙げたのはやはりモール。「8人で押すことを意識したい」と、練習ではほぼモールに時間を割いている。「毎度戦う相手が変わるので対応力がキー」と今後も徹底して取り組んでいく姿勢を見せた。

 Aチームが行うオープン戦は残り3試合となった。次戦は毎年戦っている明学大、その次は昨年Bチームではあったが勝利を収めた慶大、最後はリーグ戦で1部昇格への鍵を握る立正大と続く。昨年の悔しさを晴らすために、チームは前進していく。

▪コメント

柳井主将(済4=荒尾)

(後半のトライは)ラッキーです。(良いタックルが多かった)先週くらいから毎日練習してきた。今日は修正できていたと思います。主にサンドバッグのようなものに、1対1で思いっきりあたる練習がほとんどです。あとは早いセットプレーの練習もしています。ただ、フィジカルの面で負けていたので、フィジカルを強化したいと思います。ディフェンスもしっかりやっていきたいです。開幕も近づいてくるので、いつもやっていることをしっかりできるようにしたいです。

木田(済4=国学院栃木)

監督はまだフィジカルが弱い部分があるとは言っていたが、ブレイクダウンだったりラインアウト、スクラムなど通用した場面が多かった。自分たちが今までやってきたスクラムが通用したことが特に嬉しかった。モールは相手が競って来てて、やりずらい場面が多かった。最後に一本決められたのは練習の成果が出たと思う。モールは8人で押すことを意識してやっている。今日は一本のみだったが、成功率を上げていきたい。毎度戦う相手が変わるので対応力がキーだと思う。ラインアウトもミスが出てしまい、まずは取ることを意識したい。立ち上がりはバックスの調子が良くなかったので、自分たちが押してバックスがしっかり決められるようにしました。強豪校と戦うことによって、自分たちの課題が露呈する。出てきた課題をしっかりと修正していきたい。

TEXT=青池藤吾/PHOTO=菅野晋太郎、青池藤吾