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2016.06.10
陸上競技

[陸上競技]個人選手権1日目 ウォルシュが大会新!河岸、眞柄も入賞を果たす

2016日本学生陸上競技個人選手権大会

6月10日(金)  ~12日(日)  Shonan BMW スタジアム平塚


▼1日目

男子400m 予選

2組

2着 松原 47"25 ※準決勝進出

3組

1着 ウォルシュ 47"96 ※準決勝進出


男子400m 準決勝

1組

1着 ウォルシュ 45"84 ※決勝進出、大会新

2組

4着 松原 47"42 ※決勝進出


男子1500m 予選

1組

DNS 松崎

2組

7着 眞柄 3'53"71 ※決勝進出


男子1500m 決勝

6位 眞柄 3'53"11


男子10000m競歩 決勝

5位 河岸 42'04"16

DQ 石川


男子110m障害 予選

3組

5着 児玉 14"87


女子1500m 予選

2組

11着 塩谷 4'35"11


ウォルシュは決勝で44秒台を目指す


5位入賞を果たした河岸 今後の活躍に期待がかかる


眞柄は専門外の1500mでも実力を発揮した


 平塚の BMW スタジアムで3日間に渡って開催される個人選手権が開幕。 400mではウォルシュ(ラ2=東野)、松原(法1=九州学院)ともに2日目の決勝に駒を進めた。中でもウォルシュは 45  84で大会新記録。決勝ではリオデジャネイロ(以下、リオ)五輪の参加標準記録突破や日本記録更新に注目が集まる。

 

 400mには先日の関東インカレ優勝者のウォルシュと、1年生ながら4×400mリレーで1走を務め上げた松原がエントリー。予選2組目に登場したウォルシュは残り 100m以上を流し、余力を残した。迎えた準決勝では「(目標は) 44 秒台を出す」とスタートから他の選手を圧倒する走りでゴールまで走り抜けた。記録は 45  84 で大会新記録を樹立。これまでの大会記録46  67 を1秒近く上回る走りに会場が湧く。しかし、目標にしていた 44 秒台、またリオ五輪の参加標準記録の突破はならず、「タイムが出なかったので悔しかった」と肩を落とした。また、準決勝の走りを「最初の入りで加速ができなかった」と振り返り、前半の走りに課題を残した。明日の決勝では課題を修正し、再び記録を狙っていく。一方、松原は予選、準決勝ともラスト100mの粘りの走りを見せ、決勝進出を決めた。決勝では現在1年生の選手までが出場できる世界ジュニアの代表の座を手に入れるために攻めのレースをしていきたいところだ。

  10000m競歩では河岸(ラ2=飾磨工)が5位入賞を果たした。河岸はこの種目で参加記録がトップであり、優勝の期待がかかるレースだった。序盤は先頭にぴたりと付いてレースを進めていたが、2000m過ぎに他大の選手と足が引っかかってしまうハプニングがあり、足に違和感を覚える。それ以降、中盤まではなかなか上げられない歩きとなったが、後半に入ると動きを取り戻し7000mでは5位に浮上。「2、3週間の中でしっかりスピード感覚を取り戻せたので順を据えてという意味では収穫になった」と前向きに評価した。高校時代から実績・実力のある選手であるだけに、今後は試合を重ね、東洋大競歩部門の新エースとなりたい。

  男子1500mには中距離部門の眞柄(済3=三条)が出場し、決勝では6位と目標の「8位以内入賞」を叶えた。予選では普段から取り組む800mの感覚でハイスピードのレースにも前方で付いていた。しかし、後半からは後退してしまう。それでもタイムで拾われ決勝進出を果たすと、決勝では予選の反省点を生かし「ラスト 200  300mでしっかり上げて終わる」というプラン通りのレースを展開。自身でも「1500m はメインではないが、予選決勝の2本走って6位に入れたことは自分にとっての自信にもなったと思う」と好感触を得た。3日目には専門の800mのレースも控え、順調な仕上がりだ。

 

 1日目にして2名の入賞者と、決勝進出者を出した今大会。2日目には決勝種目や男子100mに桐生が登場し、さらに盛り上がりを見せるだろう。五輪や世界ジュニア、日本選手権へとそれぞれの目標に向かって記録に挑戦していく東洋大の選手たちから目が離せない。

 

 ■コメント

・梶原監督

ハードルの児玉は状態的には良かったが、向かい風が 2.4mあるとなかなか走れるだけの力はなかった。追い風で走らせてあげたかった。追い風なら自己ベストを出せていたと思う。 400mのウォルシュは予選は余力を残して、準決勝でリオ五輪の標準を狙っていた。前半がスピードに乗れていなかったことが記録が出なかった最大の理由。明日はそこを修正していきたい。後半はよく走れていたので前半の走りがリズムに乗れれば記録は出ると思う。松原は2本ともいいレースができていた。決勝でもう一人1年生がいるので、そこに勝って世界ジュニアの代表になりたい。決勝ではしっかり狙ってほしい。

 

・塩田部長

試合をしながら練習させたいと思っていた。関東インカレよりもこの大会の方が全国という形になるが、 1500m は少しレベルが下がるので2本走れるかなと思っていた。実戦の中で練習ができている。予選は今まで 800mに取り組んでいたので 1500mの練習は不足していた。1000mぐらいまでは楽にいけてしまうが、後半失速していた。決勝ではラスト 200  300mでしっかり上げて終わるということを予定通りできていたので良かった。明日は体を休めて、明後日の 800mでは1500mの経験を生かして、どうレースに対応しながら自分の力を発揮するかを意識的にやってほしい。

 

・眞柄(済3=三条)

個人選手権は全国大会ということで、自分はまだ実績がないので実績づくりというのもあって8位以内に入ることを目標にしていた。予選はハイペースの展開になって後半離れてしまい苦しいレースになったが、ギリギリプラスの3人で予選を通過できてほっとした。決勝では目標は8位以内だったので、最初は後ろからレースを進めて落ちてきた人を拾っていって、ラスト上げるというイメージしていたレースができて6位に入れて良かった。1500mはメインではないが、予選決勝の2本走って6位に入れたことは自分にとっての自信にもなったと思う。(明後日の 800m は)1着プラスという中で結構厳しい組に入ったというのもあるが、その中でもしっかりこの後の日本選手権にもつながるレースができたらいいと思う。

 

・ウォルシュ(ラ2=東野)

(目標は) 44 秒台を出すこと。予選はアップのようにいって、準決勝では(タイムを)狙っていったがタイムが出なかったので悔しかった。(課題は)最初の入りで加速ができなかったこと。明日の決勝では 44 秒台出して優勝。

 

・河岸(ラ2=飾磨工)

個人選手権の資格記録でトップということもあって、優勝を狙って試合には挑んだが最近自分の中でしっかり練習が積めていなくて不安要素がある中だったが、アップで体も動いていたので自分の中では優勝を狙える感覚はスタートするまであった。監督や谷川コーチに今日は暑さもあるから最初は抑えていってもいいと言われていて、スタートすると他の選手が前に出てくれてその後ろに付いて行く形にはなったが、2000m過ぎに集団の中で左足を後ろに伸ばしているときに他の選手と足が引っかかってしまい、伸びきった感覚で途中から筋が痛くなって、そのままレースが進んでいった。自分の中ではもっと上のタイムを目指して、優勝した人のタイムは自分が狙えないタイムではなかったのでしっかりとした結果が残せず悔しい。課題は練習を積めていなくて体づくりがまだまだできていない。個人選手権前までは距離を踏む練習でスピードをあまり入れていなかったが、2、3週間の中でしっかりスピード感覚を取り戻せたので順を据えてという意味では収穫になったと思う。今後は高畠の50kmに向けて練習を積んでいく。


TEXT=畑中祥江 PHOTO=福山知晃、畑中祥江

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