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2016.06.20
射撃

[射撃]東日本大会 ルーキー井上が立射60発で3位入賞

平成28年度東日本学生ライフル射撃選手権

6月18日(土)~19日(日) 埼玉県長瀞総合射撃場


◆50mライフル三姿勢60発競技

11位 砥綿 557点

30位 浅見 540点

15位 小田切 553点

2位 二木 570点

団体(砥綿、浅見、二木) 3位


◆50mライフル伏射60発競技

8位 砥綿 607.2点

9位 二木 606.4点

13位 小田切 594.5点

35位 浅見 603.8点

58位 靍田 578.9点

団体(砥綿、二木、浅見) 2位


◆10mエアライフル立射60発競技

9位 二木 608.8点

3位 井上 612.0点

27位 小田切 599.1点

81位 靍田 571.7点

52位 前田 589.2点

69位 浅見 580.7点

28位 永井 598.5点

29位 須永598.1点

46位 前島 591.1点

7位 山本拓 609.5点

33位 砥綿 597.0点

41位 石川 594.8点

30位 亀井 597.6点

51位 山本達 589.3点

11位 西村 607.2点

団体(井上、浅見、山本拓) 3位


◆10mエアライフル立射40発競技

31位 吉本 394.9点

19位 岩松 401.4点

15位 山下 403.2点

27位 丸山 396.9点

34位 江頭 389.6点

団体(岩松、山下、江頭) 5位


初の東日本で力を見せた井上


二木はアクシデントを乗り越え、技術の高さを見せつけた


 東日本大会が埼玉県長瀞総合射撃場で行われ、1年生の井上(法1=国際学院)が立射60発競技にて3位に入賞した。また主将の二木(法4=金沢辰巳丘)が三姿勢60発競技で2位に入るなど好成績を収めた。
 
 期待の新生がこの日も安定した射撃を披露。春先から好調をキープしていた井上がエアライフル立射60発競技に出場した。「緊張した」と話すも、中盤以降は高得点をマークし3位に入賞。同種目団体3位の原動力となった。この春入学したばかりのルーキーだが、大学での目標は「日本10傑に入ること」と語る。向上心あふれる1年生に秋以降も注目だ。
 一方、50mライフル三姿勢60発競技では主将の二木が2位入賞を果たす。初日に銃の照準制度を高めるチューブにトラブルが発生する場面もあったが、2日目には修正。前半から高得点を連発し、「選抜につながる射撃ができた」と来月の学生選抜に向けて好感触を得た。さらに「優勝しか見えていない」と気合も十分だ。
 他では、砥綿(法3=大宰府)が50mライフル伏射60発競技にてチームトップの607.2点をマーク。「姿勢も固まってきて、反動の受けもいい」と調子が上がっていることを実感している。また、女子では10mエアライフル立射40発競技で山下(法2=小松島)がチームトップになるも悔しさを見せた。彼女が出場した1日目は、射場の温度が30度を超え、それにより集中力を欠いてしまった。「課題は構えを長時間保つこと」と振り返り、さらなる鍛錬を積んでいく。
 
 初の長瀞開催となった今年の東日本大会。主将の二木は「チームとしてはまだまだ点数が足りない。でも個人個人としてはだいぶ伸びてきている人もいる」と総括し、「学生選抜までにはしっかり調整をして臨みたい」と次なる目標へ意欲を見せた。来月、大阪で行われる学生選抜は前期を締めくくる大事な大会。1人でも多くの入賞者を出し、最高の形で夏を迎えたいところだ。
 
■コメント
・二木(法4=金沢辰巳丘)
チームとしてはまだまだ点数が足りない。でも個人個人としてはだいぶ伸びてきている人もいるので、学生選抜までにはしっかり調整をして臨みたい。(特に良かった選手は)1年生の井上。前回は緊張で当たっていなかったが、その緊張を克服して、今回は高得点を出したので、これから期待のできる選手。(自身の射撃は)チューブにトラブルがあって思ったところに弾が飛んでいかなくなってしまったが、三姿勢のときにはチューブを替えて調整できた。選抜につながる射撃はできたと思う。(次回の目標は)個人としては優勝しか見えていない。チームではこれからしっかり練習ができる時期になってくる。各々が課題を修正してチームでも優勝を目指していきたい。
 
・砥綿(法3=大宰府)
SBはいつも通り。三姿勢は練習ができていなかったが、良かった時の姿勢が戻ってきた感覚がある。伏射は姿勢も固まってきて、反動の受けもいい。今までは、ヒジとヒザとのラインが真っすぐ取れていなくて、ホールドの仕方も悪かった。これから7月の選抜までにもっと調子を伸ばしていければいい。メダルが取れれば一番いい結果だと思う。
 
・山下(法2=小松島)
今回は暑かったので自分の射撃はできなかった。(チームトップの得点だが)もっと上の点数を狙っていた。(次回は)今回よりもいい点数を出したい。課題は構えを長時間保つこと。
 
・井上(法1=国際学院)
2回目の団体戦で緊張したが、先輩方からアドバイスをもらって撃てた。練習のときより少し点が低いがそれは自分のメンタルの弱さなので、これからの大会に向けて修正していきたい。大学での目標は日本10傑に入ること。今年はどこかの大会で1つは優勝したい。


TEXT/PHOTO=伊藤空夢