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2016.08.25
コラム

第526回 自慢の 執筆者・星川莉那


   夏休みも残り1ヵ月を切りました。2年前の今頃、第一志望校合格に向かって必死に数学化学と闘っていました。“勝負の夏”だけに、遊びに出かける楽しみもなく、勉強の一択でした。そんな中、18回目の誕生日がきました。もちろん予備校の授業があり、いつも通り学校に行きました。受験勉強で疲れているのに、私の誕生日を覚えていてくれて、たくさんのプレゼントとお祝いの言葉をもらいました。感謝しきれないぐらい嬉しかったです。主に、高校3年間同じクラスで、今も連絡を取り続けている“ズッ友”たち(=ずっと友だち)。この日の前に、ケーキを買って祝ってくれたけれど、クラッカーが使用できない部屋だったので、当日はサプライズでクラッカーで祝ってくれました。計画を立ててくれたのが、学校まで新幹線で通っているジェンヌ(仮名)。夏休みで進路も決まっているにも関わらず、遠いところわざわざやって来てくれました。何か共通点があるわけでもないのに、部活も昼休みも一緒にくだらない話で盛り上がっていました。しかし、楽しい時間はあっという間に過ぎていき、彼女は今、夢を実現させるためにここにいません―――


 「長崎に行くことになった」。今年の4月、月に1回開かれている調理部会で突然告げられました。聞いた瞬間、「おお~そっか~!」しか言えませんでした。友達として、親友として、ずっとそばで見てきたのに、彼女の夢を全力で応援してきたのに、第一声に「おめでとう」を口にできなかったこと今でも後悔しています。正直なところ、寂しい気持ちが若干祝福より上回っていました。でも、ジェンヌの悩みに悩んだ結論に応援する以外ないぐらい、彼女は大学生より舞台で輝かなければならない人間なのです。もはや、顔が舞台顔(笑)一度は閉ざされたその道に、舞い降りたチャンスを取り逃すことなく、彼女は日々前進を遂げています。朝まで練習だったり、料理苦手なのに自炊していたり、テレビが故障ぎみだったり、ただえさえ自立していないので毎日心配ですが、彼女の頑張りを励みに私もスポーツ東洋で頑張ろうと思います。忙しくてこのコラムも読む時間ないと思うので、次の休み期間に読ませます。彼女の舞台を観に行ける日をズッ友たちみんな心待ちにしてます、頑張れジェンヌ~!


 最後になりましたが、2年の星川莉那です。今後ともよろしくお願いします。昨日“ランドセルの仲”こと小中高同じ学校のネネ(仮名)が、自分のこと書いてほしいとリクエストをいただいたので、次回のコラムで書きたいと思います。性格にちょっと難ありだけれど、根は優しくて可愛くて(←言わされました)ダンスがめちゃめちゃ上手で良き理解者である幼なじみとのほっこり思い出話楽しみにしていて下さい(笑)お読みいただきありがとうございました。