Article

記事


2016.09.04
硬式野球

[硬式野球]特集 秋季リーグ戦開幕直前8日連続独占インタビュー 第7日 阿部健太郎 

春、あと一歩のところで掴みそびれた1部優勝。猛暑を過ごした選手の黒く焼けた肌から、秋に向けた強い思いを感じた。頂点に立つべく、日々戦うチームの声を8日間に渡ってお届けする。

阿部健㊧と笹川の2人がチームの命運を握る

1年から出場を続けてきた不動の遊撃手も、ついに大学生活最後のシーズンを迎えた。「監督さんに成長した姿を見せたい。全国に行きたい」という並々ならぬ思いを胸にシーズンに臨む。そんな阿部健(営4=帝京)が開幕を前に胸中を明かした。(取材日:8月28日、聞き手=菅野晋太郎)

 

――開幕を控え、状態はいかがですか

バッティングに関してはまずまず。守備は肩に不安があるんですけど、そこは開幕までに間に合わせたいと思います

――打撃はまずまずということですが、夏の間はどのような練習をしてきましたか

春のリーグ戦の最後に少し感覚をつかみ始めた。こういう打ち方もあるんだなということを感じたので、それを何とか自分のものにできるように、と思って取り組んできた。少しいい方向に向いてきているのかなと思います

――感覚をつかみ始めたということですか、具体的はどのような感覚をつかんだのですか

大きく変えたという訳ではないですが、少しステップの位置を変えてみました。そしたらボールが見やすくなって、バットの出が良くなりました

――オープン戦ではどうでしたか

凡打であっても自分としては、内容的にはそんなに悪いものではないです。順調には来ていると思います

――春には盗塁にもこだわっていきたいということでしたが、走塁は何か練習はしましたか

いくら練習でやっても実戦のような緊張感がないので、オープン戦や紅白戦、シートバッティングで沢山盗塁するようにしています

――何か得たものはありますか

何か改善できたというよりも、春の国学大戦で4つ盗塁を決めて、自分の足だったら多少スタートが遅れてもいけるという気持ちができて、そういった気持ちの面での余裕は持てるようにはなってきています

――1番打者として、どのような打撃をしていきたいですか

今季は特に数字は気にしていません。数字よりも、場面に応じたバッティングを自分もチームもやっていこうとしています。自分が塁に出ないと意味がないので、出塁にもこだわりたいです

――今季が大学生活最後のシーズンとなります

我慢して監督さんに1年生の時から使ってもらっていたので、恩返しじゃないですけど、これと言った結果を出したことが無いので結果を出して、監督さんに成長した姿を見てもらいたい。あと、また来年も1部の舞台で下の学年にやってもらうためにも、チームとして結果を残したいと思います

――副主将として笹川主将(営4=浦和学院)と2人でチームを引っ張って来たと思います。笹川主将に期待したいことはありますか

笹川だけじゃないですけど、笹川と自分が働けば負けることはないと思う。何とか2人で勝てる試合を多くして、投手陣や下の学年を少しでも楽にできるように、2人で役目を果たしたいです

――最後に、意気込みをお願いします

大学に入ってから、全国に行ったことが無いので何とか秋は優勝して全国大会に行きたいと思います