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2016.11.06
アーチェリー

[アーチェリー]新人戦が開幕 1年生が確かな経験をつかむ

順位 名前 50m 30m 合計

1部 新人男子
1位(総合1位) 飯塚友樹 268点 332点 600点
6位(総合29位) 松本創 241点 303点 544点
19位(総合65位) 八須慎ノ介 187点 317点 504点
25位(総合96位) 鳥谷部修平 194点 264点 458点

1部 新人女子
11位(総合34位) 大野真実 192点 292点 484点
12位(総合38位) 渡邉玲奈 218点 258点 476点
15位 (総合50位)渡邊令奈 148点 285点 433点


2部 新人男子
22位(総合103位) 青木俊亮 186点 259点 445点
34位(総合144位) 中村武 106点 166点 272点

2部 新人女子
9位(総合32位)佐藤綾佳 229点 258点 487点

3部 経験者
3位(総合17位) 清水蓉加 301点 334点 635点
5位(総合22位)大澤奎太 293点 327点 620点
10位(総合40位)石田浩之 274点 306点 580点

4部 新人
27位(総合104位) 齊藤光希 151点 290点 441点
36位(総合134位) 大井健太郎 91点 226点 317点


初の公式戦ながら首位に立った飯塚

松本は男子でチーム2位の点数を残した
成績に猛省し「今は練習あるのみ」と渡邉玲



  関東新人戦が富岡総合公園にて行われた。1年生の選手のほとんどが公式戦としては初めての出場であり、緊張感のある中で開幕する。その中で飯塚(ラ1=浦和西)が600点を叩き出し、優勝を果たすなど期待の持てる成績を上げた。

  「攻めの気持ちで射てた」。飯塚は2位と47点差と大きく引き離して首位を勝ち取った。彼も高校では未経験であり、公式戦は初の舞台だった。50mでは緊張を隠しきれず「足に力が入らなかった」と反省するも、30mで立て直し332点をマーク。新人男子の中で唯一の600点で総合順位でも1位を獲得。来年のリーグ戦でも、期待が持てる新星が現れた。女子では佐藤(ラ1=小金)が、女子チーム内トップの487点を記録。2部として午後から出場し「午前に試合を応援して、会場の雰囲気にも慣れて射てた」と初の公式戦にも落ち着きを見せた。さらに大野(ラ1=日大鶴岡)も佐藤に3点差と迫る。「自分の弱いところが見えた」と話した大野は、今大会の結果を前向きに捉えた。その他にも多くの1年生が公式戦を経験。渡邉玲(ラ1=和洋九段女子)は「自己最低点だった」と悔しさを伺わせる。青木(社1=前橋育英)は「課題を見つけることができた」と振り返り、松本(ラ1=本庄東)も「集中が途中で途切れてしまった」と反省を話した。
  公式戦は普段の練習とは異なる雰囲気で行われる。今大会を終えて各個人がどのように成績を振り返ったのか。今季、男子はリーグ戦で1部への入れ替え戦へと進み、最後まで昇格の可能性を諦めずに戦った。そして女子は1部昇格を果たし、さらに大きな舞台へのステップアップを果たした。その中で下級生がどうチームの力として戦えるか。大学から始めた選手にとっては難しいことだ。それでも、この競技は成長次第でエースにだってなることも夢ではない。その一歩として今大会の経験は選手にとって大きな財産である。


◾︎コメント

・飯塚(ラ1=浦和西)
50mすごく緊張してていつも通り射てなかった。30mになって先輩たちが声をかけてくれて、攻めの気持ちで射てた。その分点数も良かった。(初の大会を迎えて)緊張して足に力が入らなかった。ふわふわしてしまった。まだ改善できるところや課題がいっぱいある。もっと練習して、良いところを出せるようにしたい。

・大野(ラ1=日大鶴岡)
(公式戦は)練習とは違うなと思った。自分的には緊張はしてないつもりだったが、身体は緊張していた。(今日の出来は)満足はしていないが、不満などは特になかった。初めての試合でこういう感じなんだなっていうのを感じることができた。点数は低いが、これでも良いかなと思った。(普段と比べて)周りに知ってる人ばかりのなかで練習しているので、少し不安はあった。(経験をどう生かしたいか)50mの最初のところが苦手だと思ったので、そういう点を意識して練習したい。

・佐藤(ラ1=小金)
全体的には良かった。緊張して射てなくなってしまうかなと思っていたが、午前から試合を応援していて、会場の雰囲気にも慣れて射つことができた。(実際に射ってみて)射つ前はすごく緊張していたが、射ってみてからは落ち着いて射てた。あとは周りが緊張していたので、逆に冷静になれた。(今日の課題は)意識すべきところを意識して焦らずに思い切って射ちたい。まだ初心者で、あまり点も取れないが、チームの力になれたら嬉しい。力となって戦える選手になりたい。

・渡邉玲(ラ1=和洋九段女子)
(試合を振り返って)50mは点数を気にせず、楽しく射てた。30mは、点数が下位選手より悪く、50mの点数でどうにか補っていた。下位選手より30mの点数が悪かったことが悔しかった。なぜ点数が伸びなかったのか、これから分析する。(収穫は)周りの雰囲気と緊張感を感じ取ることができたこと。(来季への意気込み)1部昇格した東洋大の戦力に関われるように、今は練習するのみ。


・松本(ラ1=本庄東)
緊張をしてなくて、落ち着いて射てた。(課題)集中力が途中で切れて、取り戻せなかった。(収穫)狙っていた最高点を取ることができた。(来季への意気込み)春に控えているリーグ戦でメンバー入りをし、1部昇格をすること。


・青木(社1=前橋育英)
(試合を振り返って)自分の課題を見つけることができた。スタミナ不足や、筋肉がつき足りてなかった。そのために筋トレをする。(収穫は)早く打てたこと。これからも続けたい。


TEXT=藤井圭 PHOTO=星川莉那