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秩父宮賜杯 第48回全日本大学駅伝対校選手権大会 開会式
11月5日(土) 朝日新聞名古屋本社 朝日ホール
学生三大駅伝、全日本駅伝が開幕。本日開会式が行われるにあたり、レースメンバーが公開された。主力選手を序盤に配置し、先行逃げ切りの形でレースを計画。万全の態勢で全日本連覇を目論む。
今回の全日本駅伝について酒井監督は「秒差の積み重ねが非常に大事になってくる」と分析する。そこで、昨年2区区間賞と優勝の原動力となったエース服部(済4=豊川)を1区に起用すると、2区には三大駅伝連続出場の櫻岡(済4=那須拓陽)。経験豊富な4年生コンビで序盤から早くも独走態勢を狙いにいく。3区には5000m13分台の大型ルーキー相澤(済1=学法石川)、5区もコンディション万全な渡邉(済1=吉原工)を抜てき。主力がつくった勢いを若手がいかにつなげられるかが勝負の鍵となる。
中盤、終盤を担うのは2、3年生。酒井監督が主要区間と考える4、8区には小笹(済2=埼玉栄)、山本修(済2=遊学館)とどちらも今年の箱根駅伝を経験した2年生ランナー。来年以降の将来性も兼ねての起用となった。6区、7区も優勝する上では落とせない。初の三大駅伝となる竹下(済3=東農大三)、小早川(済3=武蔵越生)が余裕を持ってアンカーにタスキをつなげることができれば優勝も視野に入ってくる。
先日の出雲駅伝で総合9位と悔しい結果に終わった男子長距離部門。この結果を受け止め、リベンジを誓う。「その1秒をけずり出せ」をスローガンに、鉄紺軍団は全日本連覇に向け伊勢路を駆け抜ける。
■コメント
・酒井監督
服部を1区にして2区に櫻岡を置いた。序盤に先頭に立ってしっかり主導権を握れるような流れに持っていきたい。昨年の大会同様、持っている力を最大限に引き出していかないと勝利はないと思うので、一人一人がチームスローガンを体現できるよう頑張ってもらいたい。(服部の起用について)昨年2区区間賞とチームにとっての有効打となったが、今回に関しては服部を1区することで序盤からトップに立ち櫻岡につなげて勢いに乗りたい。櫻岡は集団で走るより自分のペースで走る方が持ち味が生かされる選手なので2区が適任。5区の渡邉については非常に調子のいい選手なのでいつも通りの走りができればまったく問題ない。4区と8区の主要区間には小笹、山本修の2年生2人を配置。昨年、箱根駅伝しか経験していないメンバーだが、今年走っておくことで来年以降の主要メンバーとしての活躍を期待しての起用。6区竹下、7区小早川は3年生になって初めての駅伝。5、6、7区が東洋にとって勝利を勝ち取る上で落とせない区間。彼らの走りで余裕を持ったレース展開でアンカーの山本修を迎えたい。全日本駅伝に関しては秒差の積み重ねが非常に大事になってくる。個人のタイムというよりは東洋のチームスローガン。いつも以上の力を出さない限りは勝利するためには厳しい。
TEXT=大谷達也
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全日本駅伝は11月6日(日)、8時05分スタートです!
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