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10000m記録挑戦競技会
11月26日(土)慶応大日吉キャンパス 陸上競技場
男子10000m
6組
2着 定方 30'08''92
5着 小室 30'18''46
8着 中尾 30'31''47
7組
4着 山口弘 29'48''32
11組
29着 中村駆 30'21''56
定方は連戦の中でも30秒以上ベストを更新した
目標タイムによって組が分けられる10000m記録挑戦競技会に5名の選手が出場。定方(工1=川棚)や小室(済1=仙台育英)が自己ベストを更新したが目標の29分台に届かなかった。
6組目には定方や小室、中尾(済1=千原台)が出場。この組の設定タイムからは遅いペースでレースが展開された。序盤は後方を走っていた中尾が6000m過ぎにはトップに立ち、定方もその後ろに付いた。徐々に集団はばらけ始め、8000mで先頭集団は4人に絞られた。残り1000mでは先頭が最後の揺さぶりをかけるが、定方はそれに離されることなく食らい付いた。ラスト1周の鐘とともにペースを上げた定方だが、前を走る選手に追い付けず2着でゴール。また、一時は先頭集団から離された小室だが、力を振り絞り自己ベストを1分以上更新。杉本コーチは自己ベストを更新した定方や小室の走りに「もう少し頑張れたと思う」と話す。次こそは目標タイムを達成し、大幅に記録を更新したいところだ。
一方、7組目の山口弘(済4=長良)は終盤、先頭に付いていけず、わずかに自己ベストに届かなかった。中村駆(済1=西京)は目標タイムが28分40~50秒の11組に出場。4000m過ぎから遅れ始め、ラストスパートをかけるもタイムは伸びず。
記録を伸ばした選手は出たが、レース内容は満足のいくものではなかった。箱根駅伝まであと1ヵ月に迫っている。調子を上げてチーム全員で士気を高めていく。
▪️コメント
・杉本コーチ
定方、小室は自己ベストを出している点では良かったが、内容はもう少し頑張れたと思う。先週の上尾ハーフから連戦の選手もいるが、それでも29分台を目標にしていた分、しっかり走るべきだった。本人たちが連戦の中で作っていく難しさを感じてくれたら次につながると思う。中村の走りは不甲斐なかった。気合いを入れてほしい。このように他大学が多く出る大会で、しっかりと前で走ることによって東洋大としての強さを見せていかなくてはならない。箱根駅伝まで残り1ヵ月、チームで雰囲気を盛り上げ、もう一度士気を高めて勝負していきたい。
TEXT=福山知晃 PHOTO=畑中祥江