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2017.01.06
アイススケート

[スピードスケート]男子500m 川目拓が8位入賞で上々の滑り出し

89回日本氷上競技選手権大会

1月6日(金) 苫小牧ハイランドスポーツセンター

 

◆男子500

(1回目)

7位 上地 3768

11位 川目拓 3782

12位 小林 3788

 

(2回目)

8位 川目拓 3719

10位 小林 3741

12位 上地 3753

 

◆総合順位

8位 川目拓

10位 上地

11位 小林

※8位以上で入賞、15位以上でポイント獲得


昨年から成長を見せた川目拓


チームを引っ張る上地主将


小林は1000mに期待がかかる


 日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)が開幕した。初日には男子500mが行われ、川目拓(社2=駒大苫小牧)が2本目のタイムで挽回し総合8位入賞。出場した3名の選手全員がポイントを獲得し、チームに勢いをもたらす結果となった。

 

 インカレ1日目には、川目拓、小林(社2=市立長野)、そして最後のインカレとなる上地主将(社4=佐久長聖)の3名が出場した。風も無く快晴の中で行われた1本目、上地が3768で入賞圏内の7位に位置付ける。しかし、2本目では「出し切れてはいたがうまくいかなかった」と振り返るように12位に順位を下げ、総合10位となった。キャプテンとして結果以上に仲間を思いチームを支え続けてきた上地主将。最終日まで共にインカレの舞台で戦うみんなを見守り、「最後まで諦めないように、出られない人の分まで頑張ってほしい」と期待を込めた。

 昨年からインカレを経験している川目拓は、1本目で11位とやや出遅れたものの2本目ではうまく調整し、3719の8位。昨年は達成できずにいた個人入賞に届き、初日からチームを勢いづかせた。小林も総合11位に付けポイントを獲得。3名の選手が踏ん張り、翌日につながるレースとなった。

 

 2日目は男子5000mと男子1000mが行われる。5000mでは島田(社3=佐久長聖)、茅野(社3=東海大三)に引き続き、12月に行われた学生選手権でまずまずの結果を残した新井(社3=岡谷南)がインカレで初の長距離に挑む。また、500mに出場した小林には1000mでの入賞が期待されており、今シーズン体調などから結果が振るわなかった彼はここで実力を発揮したいところだ。


■コメント

・上地主将(社4=佐久長聖)
1本目は順位的には良いところにいて、2本目次第というところで、出し切れてはいたがうまくいかなかった。(調子は)腰をけがしていたので、あまり練習できていなかった。それを考えればまずまずというところ。練習できていない分周りと差が出たかなという感じ。(インカレに臨む気持ちは)本当に最後だなという気持ちと、キャプテンとして結果だけではなく色んな面でチームを引っ張っていこうと考えていた。(キャプテンとして)特別何かをしたわけではないが、みんなの士気を上げて雰囲気をよくしたりですかね。(チームの調子は)インカレが近付くにつれてよくなっていると思う。(注目している選手は)期待しているのは全員。(小林)寛和とか、島田、小岩とか、みんなですね。(小林は)1000mの方が得意なので、1000mに期待したいです。(レースを迎える選手に向けて)最後まで諦めないように、出られない人の分まで頑張ってほしいと思います。


・川目拓(社2=駒大苫小牧) 

今日の自分の出来は70点。それでもギリ入賞はできたので、チームは勢いづいてくると思います。(2回目のインカレは)レースに入ったら緊張とかは全然なかったです。1ヵ月くらいここで合宿して練習していたので、うまく調整できましたしいつも通り滑れたと思います。(出てきた課題は)まだまだ実力が全然足りない。練習で力を積んでいくだけです。


TEXT=坂口こよみ PHOTO=望月優希、坂口こよみ、美浪健五