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2017.01.08
アイススケート

[スピードスケート]期待の新星・小岩が1500mで5位!島田、新井も1万mでW入賞

第89回日本学生氷上競技選手権大会

1月8日(日) 苫小牧ハイランドスポーツセンター


◆男子1500m

5位 小岩 1分56秒17

12位 川目健 1分59秒14

13位 河島 1分59秒71


◆男子1万m

6位 島田 14分47秒34

8位 新井 15分05秒52

15位 茅野 15分32秒96

※8位以上で入賞、15位以上でポイント獲得


初インカレで入賞の小岩㊥


小岩は中距離の有望株だ


島田も粘りの6位入賞


今後は新井の長距離にも期待


W入賞に笑顔の新井㊧、島田


 1500mで全日本規模の大会も経験している期待のルーキー・小岩(社1=白樺学園)が初のインカレで5位入賞し、存在感を示す。1万mでは島田(社3=佐久長聖)が6位。新井(社3=岡谷南)も8位入賞で明日につなげた。


 1500mを得意とする小岩は、1分56秒17で入賞圏内に位置付け5位入りを果たした。しかし、「まだ物足りなさがある」と、結果には決して満足せず高いレベルを目指している小岩。1年生ながら堂々としたレースは、彼が今後の中距離エースとして大きな存在になることを予感させた。また、川目健(社4=駒大苫小牧)は12位、河島(社4=駒大苫小牧)も13位で共にポイントを獲得した。

 1万mでは島田、新井、茅野(社3=東海大三)の3名が出場。上位入賞を期待された島田は、安定の滑りでラップタイムを刻んでいく。後半にラップを上げ同走の大竹(法大)を追うが、わずか0.12秒差で届かず。14分47秒34で昨年と同じ6位に付けた。同じく1万mで8位入賞した新井は、1ヵ月ほど前に長距離の出場が決まったという。それからは「1万mで入賞することを目標に誰よりも練習してきた」と、今後は長距離選手への移行も期待される。

 3日目のレースに出場した全員が15位以内に食い込みポイントを獲得。昨年よりも大きく成長した姿が見られた。


 現在の総合成績は79ポイントで4位。5位にはわずか7ポイント差で高崎健大が控えており、残すは最終日の2000mリレーとチームパシュートにかかっている。この団体種目で逃げ切り、総合4位を守り抜きたいところだ。ここまでチーム全員が踏ん張りつないできたインカレ。「笑って終われたらいいな(川目健)」。4日間の締めくくりとして、最終ステージである団体種目に挑む。


■コメント

・川目健(社4=駒大苫小牧)
後輩にカッコいいところを見せたかったが、それができなくて残念。わりと悔いが残ってます。(レースは)練習のレベルも高くないと勝てない。自分が100%の力を出せたとしても、実力で負けてしまっていると思います。(調子は)良かったです。(意識したことは)技術的なことよりは、一日一日を大事に滑り込んで、無駄にしないように練習しました。(5位入賞の小岩について)腰に不安もあったが、良かったと思います。あいつらしいスケーティングをしていたので、来年には優勝してほしいです。(明日に向けて)東洋大のワンピを着て東洋大を背負って滑るのが明日で本当に最後になるので、笑って終われたらいいなと思います。



・島田(社3=佐久長聖)
(1万mは)タイム的にも順位的にも去年とあまり変わっていないので、満足できる結果ではなかったです。ポイントを稼いでチームに貢献できたと思えば良かったのかなと。今の段階では全力を出すことができたと思う。(課題は)シーズン初めと比べてまだスケーティングが良くないので、そこをさらに磨いていきたい。今回すごくプレッシャーを感じていたことで体が固くなってしまったり、気持ちのコントロールがしっかりできていなかったと思います。1500mの時点でみんな頑張っていたので、1万mで最後を締めくくることに緊張してしまった。(他選手の滑りを見て)練習の成果が出たんじゃないかなと思う。みんなで辛い時期を乗り越えたことが、インカレでつながった。(明日に向けて)悔いなく終わりたいですね。出し切って、みんなで笑って終われたら十分です。


・新井(社3=岡谷南)

もう少し早いリズムで入ろうと思っていたけど、ラップがなかなか上がらなくてちょっと慌てた部分はあった。目標は15分を切ることだったが、その焦りが影響してしまった。それでも最低限の目標の入賞はできたので、昨日の5000mの悔しさは多少晴らせたと思います。(長距離初のインカレは)学生が終わってからすぐに監督に「1万mと5000mでいくぞ」と言われて、今シーズンの目標が1500mで入賞することだったので少しがっかりした部分もあった。それからなんで上手く切り替えられたのかは自分でも分からないんですけど、北海道に来てからは1万mで入賞することを目標に誰よりも練習した自信はあります。(監督からは)練習でも本番を想定して滑っていて、いいタイムが出ていたので練習通りいけと言われていました。(合宿からのコンディションは)ここの氷で誰よりも滑っていたというのは絶対に有利なポイントで、氷に慣れたという意味ではすごい大きいので、早く来れて良かったです。(4年生とは最後の大会になるが)ちょっと言葉で表すのは難しいんですけど、4年生とは一番長くやらせてもらった3年間で、今日の1万mのときもそれぞれ悔しさがある中で4年生の声が一番聞こえていた。このチームでスケートができて良かったなと思います。


・小岩(社1=白樺学園)
全日本距離別大会(以下、距離別)からずっと調子が低迷していたので、どこかきっかけをつくるために今大会に合わせてきた。入賞できて良かったです。全日本選手権あたりから感覚が戻ってきました。(内容は)練習と試合とでフォームが変わってきてしまうので、そこは1つの課題。タイムも4位とは2秒弱も差が出てしまったので。表彰台を狙っていたので、ナッショナルチームの選手がいるとはいえ悔しかったです。そこに入っていかないと全日本レベルでも勝てない。トップと戦うことが目標なので、インカレで表彰台に乗りたかったです。(合宿では)体のケアを1番心がけていました。距離別が終わってから腰をけがしていたが、トレーナーさんから調子が崩れてしまう原因は「疲労」からくると言われたので、体のケアをしっかりするようにしたことで安定してきました。(1年生で入賞ということについて)自分の中ではまだ物足りなさがある。来年は期待を上回るくらいの選手にならなきゃなと思います。(中距離のエースとしての自覚は)学年関係無しに、1年時からエース級にはならないといけないと思っていた。東洋大のエースになって最終的には世界で戦える選手になりたい。(明日のチームパシュートに向けて)団体種目であり4年生とも最後になるので、自分が引っ張っていくような気持ちで、ラストは笑顔で終われるように力を出していきたい。


TEXT=坂口こよみ PHOTO=坂口こよみ、美浪健五