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第51回青梅マラソン
2月19日(日) 河辺総合体育館
男子30kmの部
9位 口町 1:34'54
14位 田中 1:37'02
18位 唐本 1:39'02
21位 中村拳 1:39'40
24位 山口健 1:39'51
33位 土壁 1:43'36
42位 生井 1:45'37
48位 植田 1:48'18
141位 揚原 1:57'42
DNS 菅原
DNS 中畑
DNS 大西
DNS 小室
DNS 中野
大学生活最後のレースに挑んだ口町
田中は安定感のある走りを見せた
晴天のもと青梅マラソンが開催された。東洋大からは、口町(法4=市立川口)をはじめとする9人が練習の一環として出走。アップダウンの激しいコースの中、選手たちは自分のペースを刻んだ。
練習の積み重ねが試されるレースだった。口町は序盤、先頭集団で積極的なレースを展開。先頭集団を引っ張る外国人選手に引けを取らない強さを見せた。しかし、折り返しの15km地点に差し掛かると集団から脱落。「あまり練習をこなせていなかった」と語るのは佐藤コーチ。その言葉通り練習不足が響いてしまう。だが、そこで終わらないのが口町。持ち前の粘り強さで、激しいアップダウンのコースを激走。総合9位でフィニッシュした。今大会が、口町にとって鉄紺のユニフォームを着て挑む最後のレースだった。母校の誇りと鉄紺魂を胸に、今後は実業団で走りを極めていく。
状態の良い選手もいた。田中(済2=自由ヶ丘)は、およそ5km地点から先頭集団から遅れてしまうものの、果敢に前を追う粘りの走り。神奈川ハーフに引き続き安定感を見せ、最後は堂々のチーム内2位でゴールした。長い距離での強さが光るだけに、さらなる飛躍に注目だ。
30kmという、普段あまり走ることのない距離に挑んだ鉄紺軍団。今大会で得た経験は、必ず次へとつながっていく。自分自身で見つけた課題を生かし、チーム全体に刺激を入れる存在へと成長していくはずだ。
■コメント
・佐藤コーチ
(出場の意図は)現役の選手は練習の一環として。初めて30kmを走る選手がほとんどなので勝負やタイムにこだわらずに、練習した成果を見ようと思った。口町は箱根駅伝後1月にあまり練習をこなせていなかったので少し大変だったかなという感じだったが、2月に合宿など一緒に行ったりしてなんとかあそこまで持っていったという感じ。(レースの評価は)タイムがもう少しいくかなと思ったが、学生の中でのトップの方で走るようにという指示はある程度こなせていたのではそれは良かった。30kmというのはなかなかないレースなので経験することが一番大事。練習ができている選手がその通り結果が出た。田中とかは10番台に入っているようなのでまあまあかなと。それから他大学の選手にも勝てていたようなのでそこも良かったと思う。後ろの方も自分のペースを崩さないで走れていた。自分の状態を見ながらできていた。田中、唐本(総3=大阪桐蔭)、中村拳(済2=八戸学院光星)あたりは頑張った方。特に田中はこの頃状態が良い。3月のレースで今日出ていない主力も出てくることもあり、今回の結果で部内に刺激を入れられればと思っていた。
TEXT=小野由佳莉 PHOTO=小野由佳莉、吉川実里