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2017.04.11
準硬式野球

[準硬式野球]すべては二回の8失点 課題の残る結果に

 平成29年度東都大学準硬式野球春季1部リーグ戦・国士大1回戦

4月10日(月) 上柚木公園野球場


東洋大1―10国士大


(イニングスコア)

1回戦










国士大
0
8
0
0
00
1
1
0
10
東洋大
0
0
0
0
1
0
0
0
0
1


(東洋大)

割石(社3=越谷南)、松本(法3=広陵)-多田(ラ3=高松西)


次戦に向けて課題の残るピッチングとなった

本塁打を打たれた後、すかさず仲間が割石のもとへ駆け寄り声をかける


「ミスが続いてしまい、大量失点につながった」と山越(社3=横浜隼人)が振り返るように、小さなミスが勝敗を決定づけた試合となった。

 

 割石(社3=越谷南)は初回、打たせて取る投球スタイルで危なげなくアウトを積み重ねていく。しかし二回、先頭打者への四球から歯車が狂い始めた。続く打者に失策を許すと、送りバントを決められ1死ニ、三塁とピンチを迎える。

 悪い流れは止められなかった。単打を積み重ねられ、最後は相手の4番の一振り。レフトへ大きく伸び、スタンドへ入ったその打球は3点本塁打に。この回だけで打者一巡の猛攻を受け8失点。三回から六回を無失点に抑えているだけに、悔しい結果となった。

 この日は終始相手の流れ。打線も6安打と沈黙し、投手を援護できずに終わってしまった。好投手ひしめく1部リーグでは、今後、打てない中でどういう風に点を取っていくかが課題となる。次戦は昨シーズンの王者・中大との一戦。今日の反省をしっかり胸に受け止め、更に自分たちの野球が出来れば、勝ち点奪取は夢ではない。「チャレンジャーとしての気持ちを持って挑んでいけたら」と山越が意気込むよう、挑戦者は既に前を見つめている。


■コメント

・若松主将(法3=座間)

2回にすべてが詰まっていたかなと思います。大量得点を取られて、その劣勢の中でクリーンナップが沈黙してしまったことが敗因です。(ベンチでは)点取られたけど切り替えて、しっかりベンチの雰囲気をつくって点を取れるようにということを言いました。(16日の中大戦は)1週間空くので、今日のことをしっかり反省して、もう一度モチベーションをあげなおして中大に先勝したいと思います。しっかりと投打がかみ合い、自分たちの野球ができればいい試合になると思うので頑張ります。

 

 ・山越(社3=横浜隼人)

すべては2回の8失点だと思います。(割石を続投させたのは)あれだけ点差が付くと他のピッチャーをつかうのはもったいないと思い、続投させました。いけるところまでいかせた形です。(中大戦に向けて)今日の反省点を今後の練習で修正して、中大は強いので、チャレンジャーとしての気持ちを持って挑んでいけたらと思います。

 

TEXT/PHOTO=永田育美