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2017.05.04
サッカー

[サッカー]初スタメン坂本 攻守ともに奮闘しチームを勝利に導く

第91回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(前期)
第3節  5月3日(水) 江戸川区陸上競技場


東洋大 3-1 日体大


坂本はサイドを駆け上がり攻撃の起点となった


 3−1と1部昇格後初勝利を挙げた日体大戦。DF坂本(国1=柏レイソルU-18)は初めてスタメンに名を連ね、交代する後半41分まで攻守ともに奮闘した。

 

 今回の勝利は先制されながらも日体大の猛攻を1失点に抑えられたことが大きい。「守備が課題だった」と話す坂本だが、体を張ったディフェンスで相手の攻撃を防いだ。試合前にはCBの浦上(国3=大宮Y)からディフェンスについてのアドバイスを受け、それを意識してプレー。そのおかげでディフェンスラインの連携は完璧だった。

 また、「自分のストロングは攻撃」と話した坂本。古川監督からは「自分の良いところを前面に出してくれ」と攻撃面でも期待されていた。前半から前への意識が強く、前線へ縦パスを供給。後半3分には、フリーでボールを受けると右サイドを駆け上がり、ゴール前にいる味方へ柔らかいクロスを上げチャンスを演出した。後半は坂本が起点となり攻撃が始まるシーンが目立った。

 「出られる準備はしていたので、いつでも出してほしいという気持ちだった」と試合出場を待ち望みにしていた坂本。その気持ち通り、初スタメンとは思えない安定した守備と積極的な攻撃参加でチームを支えた。古川監督が、上級生中心のスタメンに「1年生を取り込みながら」と話す通り、これからの連戦は坂本のような1年生が重要となってくる。しかし坂本は、自身のプレーを「50点」と満足していない様子で振り返った。この先どのようなプレーを見せてくれるのか。今後坂本の活躍に期待だ。


▪コメント

・坂本涼斗(国1=柏レイソルU-18)

(今日の試合を振り返って)勝てて良かった。(初スタメンだったが)今日スタメン発表で知って驚いた感じ。出られる準備はしていたので、いつでも出して欲しいという気持ちだった。自分のストロングは攻撃なので、(監督から)自分の良いところを前面に出してくれということだったので。自分的には後半からの攻撃参加が多かった。グランドが悪かったので蹴り合いになることが予想されていた。1-1で前半終われたのは大きい。追い付いて行け行けムードだったので、(ハーフタイムでは)このまま追加点狙って勝ちに行こうという話をした。(意識したことは)守備が課題だったので守備をさぼらないように意識した。CBの仁騎くん(浦上)にいろいろアドバイスしてもらって、下がるところは下がったり上がるところは上がったりした。コーチングしていただいたので、自分の悪いところを改善できた。(今日の試合は)50点。次節も勝てるように頑張る。


TEXT=金澤瑞季 PHOTO=美浪健五、土橋岳、谷口奏生、稲村真織