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2017.05.07
射撃

[射撃]今季初戦!本戦に向け弾みをつける

平成29年度関東学生ライフル射撃選手権春季大会予選会

5月日(木)~5月6日(土) 埼玉県長瀞総合射撃場


◆10mエアライフル立射40発
江頭    382点
片岡    386点
岩松    397点
日比    407点
吉本    391点

◆10mエアライフル立射60発
砥綿    601点
神河    DNS

◆50mライフル三姿勢60発
西村    516点
山本    561点
吉本    438点
浅見    516点
小田切    551点
亀井    536点
前田    482点

◆50mライフル伏射60発
亀井    557点
小田切    564点
諏訪    508点
浅見    570点
丸山    481点
吉本    552点
山本    501点
前田    514点


試合デビューした山本

昨年より点数が伸びた日比

60発に初挑戦した吉本


    予選は1年生を含め15人が出場。練習時間が十分に取れず、全体的にいつもより点数は低くかったが本戦に向けて収穫のある試合となった。

    今回初めて60発競技に参加した吉本(法3=日大桜丘)は3日間とも出場した。1日目に撃ち残しがあったことから、反省し2日目3日目は時間配分に気を付け、しっかりと撃ち切った。射場での練習の機会が少ないため自主練習が大きな鍵となってくる。吉本は「家でも練習して、射撃のことを考える時間を増やせた」と振り返った。

    日比(法2=高木学園女子)が出場したのは去年と同じく10mエアライフル立射60発だ。昨年より点数が伸びた要因として、「一年の積み重ね」と「練習を詰めすぎなかったからリラックスして撃てた」ことを挙げている。本戦でもこの調子で点数を伸ばしていきたいところだ。

    山本(法4=笛吹)はこの予選が初出場。緊張から「思い通りの射撃ができなかった」と悔しそうな表情を見せたが、堂々の射撃を披露した。山本は昨年度主将の二木を手本にしているという。今後どのように花開くのか期待がかかる。

    田原監督と小田切主将(法4=甲府城西)が口にするようにチームの雰囲気は良好だ。「互いに助け合うのを増やして得点を伸ばしていきたい」と小田切主将は今後の方針を語った。

シーズンはまだ始まったばかりだ。優勝を狙える実力を東洋は持っている。「チーム一丸となって頑張る」と意気込んだ山本。強豪校・日大、明大を下して悲願の優勝へ。新生射撃部は6月の本戦で輝きを放つ。


■コメント

・田原監督

今回は予選だから撃つのが初めての選手も多かった。本戦に向けての練習にはなったかなと思う。全員まだまだ伸びしろがある。東洋にはある程度上位を狙える実力がある。だから上位と言わずに優勝を狙っていきたい。4年生が抜けて新体制になったが雰囲気はとても良い。全員が一丸と優勝を目指していければ、と思う。


・小田切主将(法4=甲府城西)

 今の自分より下の代で、新しくスモールボアに競技を始めた選手がたくさん参加している。これまでの練習の成果が見れたのが、自分の成果でもあると思う。今年度初の大会なので、この後に本戦や東日本や選抜があるので、それに向けてしっかりと調整していきたい。レギュラーについては今より練習して、この大会のフィードバックをいかして次の本戦に向けて調整していきたい。4年生の団結力を深めて、そこに付いて来てくれる後輩が増えればと思う。主将になって初めての大会になったが、今年の大会の雰囲気がここで少し掴めたのが成果ですね。今の3年生の代が、すごいやる気があって分からないことがあれば聞いてきたりしてくる。色んな知識を聞いたらすぐにメモに取るなど積極的な後輩がいるのでこれから期待していきたい。(個人的な)課題は、伏射競技が上手くいかなかったのでこれから重点的に練習していきたい。また、3姿勢競技の中で膝射の調子が今までで一番良かった。安定していい点を取れるようにしていきたい。立射も安定して90点を取っていくのが大事になっていくと思う。とにかく今より練習を重ねて、今回のフィードバックをいかしてシーズン始まったばかりなので互いに助け合うのを増やして得点を伸ばしていきたい。


・山本(法4=笛吹)

練習が限られている中、初めての種目を撃って、とても緊張した。時間内に思い通りの射撃が出来なかった。この失敗を次につなげられるように練習していきたい。良かったところは、時間内に撃ち切れたこと。(お手本にしている先輩は)去年卒業された二木先輩の射撃の姿勢・考え方を受け継ぎたい。(他の選手について)4年生は就活で忙しくて練習が出来ない環境だった。みんなもいつもより少し低かったと思う。(本戦に向けて)東洋大学は3位でとどまっているので、明大と日大を下して1位になれるように、チーム一丸となって頑張る。


・吉本(法3=日大桜丘)

 初めての60発競技でした。昨日3姿勢競技で時間配分を間違えて撃ち残しがあったので時間配分に気を付けて、頑張っていました。射場行ける機会が少ないので、家でも練習してきた。試合までに射撃を考える時間を増やせたと思う。女子は東洋では弱いとされてきたので、優勝できるように頑張りたい。


・日比(法2=高木学園女子)

 予選までに練習をあまり出来なかったので、予選で調整して本戦に臨むつもりでいた。今まで点数の低かった予選では1年の積み重ねがあったから、去年より点数が伸びて410点に近い点数を取れた。ペースが乱れる時があったが、自分の中でコントロールして今日は比較的良かったと思う。逆に練習を詰めすぎず、気持ちが張ってなかったので、リラックスした状態で撃てた。あれこれ考えずに、一つのことに集中できたからだと思う。去年より点数を出して、結果を出せるようにしていきたい。


TEXT=中村緋那子    PHOTO=中村緋那子、青池藤吾