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2017.05.24
硬式野球

[硬式野球]片山今季初勝利! いざ大学野球の頂へ

平成29年度東都大学野球春季リーグ戦

5月24日(水)神宮球場

◯東洋大5-0日大

(イニングスコア)

2回戦










東洋大

日 大


(東洋大)

○片山翔(1勝1敗)、飯田―西川


・打撃成績

打順                    
守備
名前




(中)
竹原(法3=二松学舎大付)
(左)古田(法4=天理)

(三)田中将也(営4=帝京)
(二)中川(法3=PL学園)
(一)佐藤(法2=聖光学院)
(右)宝楽(営4=PL学園)
(捕)西川(営4=浦和学院)

(指)杉本(営1=中京大中京)

打指若原(営4=愛工大名電)

打指宇佐川(営4=済美)
(遊)小川(法1=霞ヶ浦)




31


・投球成績

名前


球数

四死球


○片山翔(法4=大社)
30990

飯田(営4=常総学院)

片山翔は安定した投球で久々の勝ち星を得た

宝楽にはうれしい適時打が飛び出した

試合後、選手たちは笑顔で優勝の喜びを分かち合った

 優勝から一夜明け、迎えた日大2戦目は0-5で快勝。竹原(法3=二松学舎大附)の先頭打者弾で先制し、2回にも古田(法4=天理)の連日のアベック弾で追加点をあげた。投げては亜大2戦目以来の登板となった片山翔(法4=大社)が9回途中まで無四球無失点投球を続け、昨秋の国学大3戦目以来となる今季初勝利。2連敗スタートとなったものの、そこから驚異の8連勝で春のリーグ戦を終えた。

 昨秋、躍進の立役者が戻ってきた。野手陣から先制点をプレゼントしてもらった初回。昨秋から先発の役割を担うようになった片山翔は立ち上がりが課題となっていた。しかし、今日は一味違う。「スライダーでカウントが取れた」と練習で取り組んできた変化球が威力を発揮。1回を三者凡退に抑え、幸先の良いスタートを切った。3回に1死満塁のピンチを背負ったが、併殺で切り抜ける。以降は三者凡退に抑え続けるも、9回に無死満塁のピンチを招き、マウンドを飯田(営4=常総学院)に譲る。飯田はエースらしい投球で走者を片づけ、試合終了。完投とはいかなかったが、片山翔に嬉しい今季初勝利が巡ってきた。

 これまで2試合に登板するも、「自分らしく投げられなかった」と失点を重ねていた。亜大戦以降は飯田が破竹の4連勝を遂げ、ルーキーの村上(総1=智弁学園)も頭角を現し、なかなか登板機会に恵まれなかった。それでも「(ほかの)投手陣が安定してきた」と最上級生として自分に言い聞かせてきた。そんな片山翔に先発が告げられたのは試合3日前。ここまで不甲斐ない投球を続けてしまった片山翔は、武器となる変化球の精度を磨いていった。この努力が実を結び、無失点で勝ち星を得た。

 全日本に向けて調子が上向いたのは片山翔だけではなかった。宝楽(営4=PL学園)は、ここまで全試合先発出場しながらもなかなか結果を残せずにいた。しかし、「全日本に向けて」と気持ちを切り替えて試合を迎えると、すぐに満塁という絶好の機会が訪れる。「打てないとダメだと思った」と2球目を思い切り振りぬくと、打球は左翼へ。今季初の適時打を放ち、先発の片山翔を援護した。

 これにて、リーグ戦の全日程は終了したものの、王者には次の舞台がある。6年ぶりの全日本大学野球選手権はトーナメント方式で、今まで以上に1勝の価値が高い。もちろん全国大会なのでリーグ戦より熾烈な戦いが予想される。しかし、福原東都大学野球連盟理事長が「東都は日本一レベルの高いリーグ」と言うように、この戦国東都を勝ち抜いた東洋大に死角はない。高橋監督は胴上げの際に、「これは胴上げの予習」と再び神宮の空に舞うことを誓った。「出られるのなら優勝を」。東洋大の春はまだまだ終わらない。

■コメント

・片山翔(法4=大社)
ここまで2試合しか投げられず、自分らしく投げられなかった。自分が投げられなかったのはその分、投手陣が安定してたからだと思う。先発登板を告げられたのは試合の3日前。そこから変化球の精度を高める練習をしてきた。今日はスライダーでカウントを取れたりと、自分らしい投球ができた。(全日本では)中継ぎで基本的に投げると思う。調子が上がってきてるので、しっかりと投げていきたい。せっかく全日本に出れるので優勝を目指して頑張りたい。

・宝楽(営4=PL学園)
 昨日も今日も打てなくて、リーグ戦では何もできなかった。切り替えて全日本に向けてという気持ちでやった。(初回の適時打は)ここて打てないとダメだと思った。(四球での出塁が多かったが)本当は打ちたかった。でも、塁に出たからこそ足が生かせると思う。飯田(営4=常総学院)に引っ張ってもらって、自分は何もできていなかった。今日の胴上げは全日本よ予習だと監督は言っていた。全日本でも胴上げをしたい。

・中川(法3=PL学園)
 (竹原のホームランについて)あの一発で今日の勢いを呼び込んだ。個人的には打てなかったので、選手権大会で借りを返したい。選手権大会までに、バッティングホームがまだ完成していないので、修正して、確実に打てるようにしていく。チームが勢いに乗っているので、その勢いのまま選手権大会を戦っていきたいと思う。もちろん日本一を目指します。

TEXT=青池藤吾 PHOTO=青池藤吾、伊藤梨妃