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2017.05.29
陸上競技

[陸上競技]関カレトラック王座奪還!桐生、山本が表彰台に!

第96回関東学生陸上競技選手権大会・4日目

5月28日(日)  日産スタジアム


トラック優勝  東洋大 70点


男子200m 準決勝

1組(風:+0.3)

1着 桐生 20"59 ※決勝進出

2組(風:+0.7)

8着 北村 22"03


男子200m 決勝

(風:+2.9)

1位 桐生 20"46


男子800m 決勝

6位 増田 1'51"66


男子5000m 決勝

9位 堀 14'20"99

11位 西山 14'22"87

26位 大森 14'51"92


男子ハーフマラソン 決勝

2位 山本 1:03'22

8位 相澤 1:04'57

14位 小笹 1:06'42


男子4×400mリレー 決勝

4位 東洋大(増子ー池田ー櫻井朴ー松原) 3'08"13


男子三段跳 決勝

18位 吉川 14m72(風:0.0)


女子5000m 決勝

4位 白川 16'04"12

21位 大倉 16'54"79

27位 山口 17'06"48




桐生は100m、200mと二冠を飾った

表彰台に上がり笑顔を浮かべる山本(左)

白川は2年連続での入賞を果たした

最後はトラック優勝で幕を閉じた


 昨年の雪辱を果たした。各種目の準決勝、決勝を残すのみとなった関東インカレ(以下、関カレ)最終日。山本(済3=遊学館)がハーフマラソンを日本人トップの2位でゴールし、この結果がチームに勢いを生んだ。桐生が2日目の100mに続き200mを制するなど、最終日だけで4×400mリレー(以下、マイル)と個人種目で5名が入賞の大健闘。怒とうの入賞ラッシュで東海大と同点ながら上位入賞者の差で勝り、2年ぶりのトラック優勝を成し遂げた。


 山本にとって自己ベストが出るも、納得のいかなかった1日目の10000m。「(ハーフマラソンでは)最低でも日本人トップ」。リベンジを誓い口にした言葉は、強い意志を秘めていた。山本、小笹(済3=埼玉栄)、相澤(済2=学法石川)の布陣で挑んだハーフマラソン。レース序盤は東洋大の3名が1位集団を引っ張り、自分たちのペースに持ち込んでレースを進めた。レースは折り返しを迎えると、大きな壁が立ちふさがる。大方の予想通り留学生・ニャイロ(山学大)が飛び出てペースを急激に上げると、十数名で形成されていた先頭集団は早くも崩れ、たったの3名に。ここで食らい付いたのが山本だった。「予定通りだった」とレースプラン通りの走りで春日(東海大)を振り切る。一騎打ちに持ち込むと、ニャイロのペースに合わせて後続を突き放した。15km地点で独走を許してしまうが、こん身の力を振り絞り日本人トップの2位でゴール。「自分がチームを引っ張っていかなければいけない」。昨シーズン箱根駅伝の2区を任され、芽生えた責任感がついに形になった。「次期エース」有言実行の走りが彼を「真のエース」へまた一歩近づける。

 相澤も粘りの走りを見せる。先頭集団に後れを取ってしまうが、7、8名で形成された4位集団を引っ張り虎視眈々と走りを進めた。ラストスパートで突き放されるものの結果は8位入賞と健闘。山本と並び、存在感の強さを印象付けた。


 中距離ブロックからは800m決勝に増田(ラ3=北陸)が出場。予選から安定したタイムで順調に勝ち進み、初の決勝の舞台に駒を進めた。東海大とのし烈なトラック優勝争いに落とせない種目となる場面、「竹林(東海大)さんに勝つことが最低限の目標」と増田は意気込んだ。スタート直後から積極的にレースを進め、いい位置取りを保ち勝負は残り400mに。一時は表彰台圏内に食い込む積極性を見せたが、粘り切れず6位でフィニッシュ。惜しくも竹林に敗北を喫したが、予選からタイムを上げ、ここぞというところの勝負強さを見せつけた。


 圧巻だったのは短距離部門の桐生。100mを圧倒的な実力差で優勝すると、200mでもその力は健在だ。午前中に行われた準決勝ではトップスピードに入ると、あまりのスピードに後続はなすすべもなく。20秒59の好タイムで悠々と決勝に進んだ。勢いそのままに決勝でも大暴れ。勢いよくスタートすると、コーナーを曲がりきったところですでに大きな差をつけ1位でフィニッシュ。見事100m、200mでの2冠を達成し、追い風参考記録ながら高校以来のベスト20秒41に迫る20秒46というタイムを残した。桐生にとって最後の関カレの舞台。東洋大トラック優勝の立役者として終始チームを引っ張る活躍を見せた。


 男子に負けじと女子も黙ってはいない。女子5000mでは2年生エース白川(食2=常総学院)が躍動。縦に長く広がる集団の中盤に位置しレースを進めると、頃合いを見て徐々に前へ進む。レースも佳境を迎えるとペースを上げ、4人の先頭集団に残る。ラスト1周でスパートに付いていけずあと一歩のところで表彰台を逃してしまうが、2年生ながら昨年チームを引っ張った佐藤(H28年度食卒=積水化学)に迫る結果を残す活躍ぶり。「とにかく悔しい」と白川は振り返るも、永井監督は「去年に引き続き2年連続で入賞できているので、力はついてきている」と語る。ベストタイムも更新し、ますます成長する白川。目標に掲げる15分台は目前だ。


 最終種目のマイルではエース・ウォルシュ(ラ3=東野)の欠場が大きな痛手となったが、それでも予選を組2着で突破。安定した強さで優勝を目論む東洋大は、けがにより予選を控えていた松原(法2=九州学院)を投入して勝負を仕掛けた。迎えた決勝の舞台、今大会で1走に起用された増子(工1=相洋)が後れを取りながらも、粘りの走りで2走の池田(法3=岩村田)に。けがに苦しんだ池田が今大会で結果を残した。後方に位置していたが、池田の力強い走りで一つずつ順位を上げ3位でパトンパス。3走の櫻井朴(総3=国学院栃木)も順位をキープし、勝負はアンカーの松原に託された。その松原はバトンを受け取ると瞬時に加速し1位に躍り出る。しかしペースは徐々に落ちてしまい、ラスト100mで粘り切れず結果は4位。2年連続の表彰台とはならなかったが、ウォルシュ不在という不安要素を感じさせない内容の走りを見せつけた。


 18個もの新記録が生まれ、歴史的大会となった今回。その中で東洋大がトラック部門で存在感を見せつけ、見事優勝を成し遂げた。「チームを背負っていくという強い思いがインカレを走らせる」と酒井監督は語る。2年ぶりに王座に返り咲いた東洋大。選手一人ひとりの強い気持ちの表れが優勝を導いた。次に全部門で挑むのはよりハイレベルになる全日本インカレ。今後も鉄紺のユニフォームが他大の脅威になるに違いない。


▪コメント

・酒井監督

ハーフ(マラソン)は複数入賞を目標としていて2名入賞することができて良かった。(山本)修二に関しては予定通りで良かったと思う。最後に関しては粘りがよかったしトラック優勝にも貢献が大きかった。相澤も10000m入賞を逃して、今回に関しては最低限の入賞を果たすことができたが4、5位も十分狙えた。そこはしっかり進歩させようと思う。小笹に関してももうちょっといけたと思う。5000mは入賞できなかったという所で見れば課題しかなかった。そこをしっかり狙わないと駅伝も通用しない。しっかり強化していきたい。(1日目にも出場した選手について)インカレは数種目出る選手が多いので肉体的より精神的な強さが求められる。みんな疲れているし暑いので。その中でチームを背負っていくという強い思いがインカレを走らせる。それが大事なことだと思う。(4日間振り返って)チームとしてトラック優勝ができたことは本当に良かった。長距離としての目標は全種目の入賞だったので5000mで逃してしまったというのは反省として見ているが、競歩は表彰台独占と非常にいい結果だったのでよく頑張ってくれたと思う。


・永井監督

白川は順調にきていたのでやってくれると思っていた。少し気温が高かったのでどうかなと思っていたがいいレースをしてくれた。関東インカレは勝負なのでタイムは気にするなと言っていた。終わってみると15分台でいけたペースだったので、少しもったいなかったかなと思う。本人は表彰台で15分台というのを目標にしていて、両方ともかなわなかったが、力があるというのは証明できたと思うので駅伝につなげていってほしいと思う。ラストのキレというのを本人は課題としていて、いつも練習後にスピード、流しをして工夫はしていた。それがまだまだレースで発揮できるところまではいっていないのかなと。それでも自己記録を更新して関東インカレという大会で去年に引き続き2年連続で入賞できているので、力はついてきている。(大会を振り返って)まだまだ力足らずなところが多いなと思った。駅伝に向けて今年は関東駅伝で優勝、杜の都で5位以内という目標を選手から出している。それにはまだまだこの関東インカレを戦って届かないと話をして、生活や練習をしっかりやっていこうと。これをきっかけにまた士気が高まって駅伝に向けてスタートできるようにしたい。


・山本(済3=遊学館)

日本人トップというのは最低条件にしてニャイロ(山学大)に付いていこうとしていた。15kmまで付いていけたのは良かったが、それ以降は力が及ばず危なかった。ペース3分でおしていこうとしていたので、ニャイロがそのくらいのペースでおしてくれた。ずっとそのペースでいこうとしていたので予定通りだった。(結果について)東洋大の陸上部としてこのくらいは狙っていかなければいけないと思っていた。10000mの疲労を言い訳に負けることは嫌だったので、そういう状況の中でも2位になれたことは良かった。(昨年よりも成長を遂げたのは)今年の箱根駅伝で2区を走らせていただいて負けというかたちに終わり、それから取り組みや練習に対する意識というものが変わった。自分がチームを引っ張っていかなければいけないという考えをもってから、練習への意識も変わってそういうことが大きいと思う。箱根が終わってから次期エースと言われ続けて、まだエースになりきれていないので、早く真のエースになれるように力をつけたい。それなりの結果を常に出さなければいけないというプレッシャーはあるが、そのプレッシャーの中で今までのエースと言われてきた方々は記録を出してきているので、いかなる状況でもいいパフォーマンスをできる選手になりたい。(今後は)タイムでは(10000mで)28分20秒を切りたい。5000mというよりもハーフや10kmでもっといいタイムを出していきたい。


・増田(ラ3=北陸)

東海大さんとトラックの得点で競っていると分かっていたので、表彰台に上ることと竹林(東海大)さんに勝つことが最低限の目標だった。しかし、それを達成することができなかったので悔いの残るレースだった。(レースを振り返って)位置取りは良かったが、他の大学に自分以上に粘りのある走りをする選手が多かった。ラスト50mでも二人に抜かれてしまったのでまだまだだと思った。(今後は)個人選手権は出ないが、日本選手権があるので優勝できるように頑張りたい。


・白川(食2=常総学院)

とにかく悔しい。去年(佐藤)早也伽先輩(H28年度食卒=積水化学)が表彰台に上っていたので今年続いて上りたいという気持ちが強かった。満足のいく結果ではなかった。(大会前の調整は)最終調整まではうまくいっていた。ベストは出るかなという状態だった。ベストは出たが、やっぱりベストを出すというよりも表彰台に上ることを目標にしていたのでそこに関しては特に悔しい。(レースプランは)中盤までは様子を見ながらいって、2000m過ぎ辺りから集合トップの方で勝負したいなと考えていた。(今後は)ホクレンに出させてもらうのでそこで必ず15分台を出したい。夏場しっかり今回の課題と悔しさを忘れないで努力して関東駅伝、全日本駅伝ではしっかり区間賞を取ってチームに貢献してシード権を取れるようにしたい。


TEXT=大谷達也  PHOTO=小島敦希、小野由佳莉、吉川実里、伊藤梨妃

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