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第91回関東大学サッカーリーグ戦 １部リーグ（前期） 第８節
６月３日（土） 東京国際大学第１サッカー場
東洋大１ー１法大
最後まで安定した守備を見せた渡邉
競り合いも負けることはなかった
１失点したものの、渡邉は安定した守備を見せ、相手にチャンスを与えなかった。
前半から押し込まれる展開が続くが、得点は与えずに折り返す。「前半は０で抑えて後半に勝負を掛けようという気持ちでいた」と想定内の前半だったが後半、法大に先制点を許す。ここ３試合は先制しての勝利だった東洋大。このまま流れを渡してしまう可能性もあったが、「全然負ける感じはしなかった」と前線の選手を信じて守り続けた。するとすぐに前線がその期待に応え同点とする。その後は再び法大に押し込まれるもディフェンス陣が踏ん張り、勝ち点１を持ち帰った。「難しい試合だった」と振り返る渡邉だったが「なんとか後ろが踏ん張って、引き分けにできたのはポジティブに捉えていい」と前を向いた。
「１部のレベルが高い試合になると相手に主導権握られる試合が多くなってきた」と言う通り今季は守備に回る時間が多い。それでも桐蔭大戦で初の完封勝利を飾ると、それ以降の失点数はわずか２点と１部での戦い方は結果に出始めている。今季からスタメンとして全試合に先発している渡邉を古川監督も「能力的には非常に高いものを持っている」と評価。しかし同時に「まだまだ彼の能力からしたらやれることは多いと思うし、上を目指して貪欲にやってくれればもっと高い良い評価を得られる」とさらなる活躍に期待した。次節の相手は同じく昨年１部に昇格した東国大。FC東京時代の先輩もいて「個人的にすごいライバル視していて絶対に負けたくない」と力強く語った渡邉。守備から流れをつくり勝利を呼び込む。
■コメント
・渡邉（国２＝FC東京U-18）
今まで勝ってきた試合は大体先制してやってきたんで、先に決められて難しい試合だったが、なんとか後ろが踏ん張って、引き分けにできたのはポジティブに捉えていいと思う。前節の慶應戦でも前半からすごい押し込まれてて、前半耐えれば後半は前が（点を）取ってくれるので、とりあえず前半は０で抑えて後半に勝負を掛けようという気持ちでいた。ディフェンスラインでも話していたし、想定内だった。（失点してから修正したこと）ボールが落ち着いてなかったので、とりあえず点取られてまだ30分以上あったので、後ろからしっかりボール動かして前につなげていけばいいと思った。その形で前も点取ってくれたので良かった。２部では自分たちがボール動かすチームでやっていたが、１部のレベルが高い試合になると相手に主導権握られる試合が多くなってきた。その中でしっかり守ってショートカウンターでいくと古さん（古川監督）から教わっているので、そういうのをしっかり出せていると思う。ここしばらくは前が３点取ってくれていたので、先制されても全然負けるという感じはしなくて、１で抑えれば前が点取ってくれると思ってたので、後は後ろの選手としては前信じて守るだけだった。（次節に向けて）東国大も２部から１部に上がってきて、自分たちと順位１つしか差なくて、すごい個人的にライバル視していて絶対に負けたくない。自分の高校時代のＦ東の先輩もいるので、FC東京出身としても絶対負けられないし、１部でここから上位食い込んでいくためにも、しっかり次の試合勝って上に向けて頑張りたい。
[次節試合予定]
第91回関東大学サッカーリーグ戦 １部リーグ（前期）
第９節 ６月10日（土） 対東国大 東総運動場にて 11：30キックオフ
TEXT/PHOTO＝土橋岳
