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2017.09.04
ラクロス

[男子ラクロス]学習院大に惨敗 自力昇格は厳しい状況に

第30回記念関東学生ラクロスリーグ戦 男子・2部Aブロック


9月3日(日) 学習院大学北グラウンド

東洋大8ー16学習院大

                                          今試合2得点を決めた川又


                                       ナイスセーブでゴールを守った加藤


 1勝1敗で迎えたリーグ戦3戦目。相手に終始リードされる展開となり、8-16とダブルスコアで学習院大に敗戦した。

 先制点は学習院大だった。開始ほんの数秒でゴールを許し、1点ビハインドでいきなり相手を追う展開に。負けじと5分、AT井本(ラ4=都立日野台)がゴール裏から切り込みゴールを決め、相手に食らいついた。しかし、その直後にまたもゴールを決められ、立て続けにシュートされると4連続得点で1-5まで点差が開いた。このまま1Q終了すると思われたが、終了間際、MF川名主将(ラ4=西武台)がシュートを決めるとチームの士気を高め2-5で終えた。2Qもなかなか点数を決めることができず、得点はMF/FO飯田(ラ4=東洋大牛久)の1点のみとなり前半を3-9で折り返した。

 迎えた3Q。追加点を許し3-10になりさらに点差が広がってしまう。しかし10分ついに東洋大に流れがきた。井本がセンターラインを突破しゴール前のAT川又(ラ4=白鷗大足利)にパスをつなぎそのまま流れるようにシュートを決めた。川又は「2戦目出られなかったため自分のやれることをやろうと試合に挑んだ」と自身の得点を振り返った。その後1点を返されるも懸命な追い上げで、川又、AT清水(ラ4=西武学園文理)、AT松尾(ラ3=都立立川国際)が3連続で得点し7―11まで追い上げた。また、この間にG加藤(文4=県立南陵)のナイスセーブも見られ、ピンチの場面を何度も救った。逆転をかけ4Qも猛攻撃を続けたが相手のゴーリーに阻まれ、点数は伸び悩む。終わってみると8-16とダブルスコアをつけられ、圧倒的な得点力を見せつけられた。

 今試合で1勝2敗となったため1部への自力昇格が難しくなった。結果待ちとはなるが、1部昇格へは残り2戦の勝利が絶対条件になる。「正直、勝ちたかった」と加藤は悔しさをにじませ、悲願の1部昇格の夢へ向かう気持ちの強さを見せた。残りの2試合で彼らが最後まで全力で戦い抜く姿からまだまだ目が離せない。

■コメント

・加藤(文4=県立南陵)

正直、勝ちたかった。勝たなきゃいけなかったので、勝てなくて悔しいという一言。(チームの雰囲気は)自分が先制点を取られたときに本当は自分が雰囲気を変えていかなきゃいけなかったが、悪い方向にどなるというかそういう雰囲気を作ってしまったことが自分としては反省しなきゃいけないところ。そういう意味で雰囲気が悪くなってしまった。(何度も相手のシュートを止めていたが自身のプレーを振り返って)止めてはいたがゴーリーというポジションは結局最後の砦っていうふうに言われるので、結局いくつ止めてもチームが勝たなきゃ意味がないと思うので、あまり満足はできない。(次戦に向けて)理科大の試合のビデオを見たときにゴーリーがすごい上手いチームだったので、ロースコアな試合が予想されるかなと思う。理科大戦はしっかり自分からねばって、最少失点で抑えつつ、ロースコアに持ち込んで勝てればいいかなと思う。

・川又(ラ4=白鴎大足利)

(今日の試合を振り返って)実力的な力の差を感じた試合だった。(自身の得点を振り返って)1戦目で怪我をしてしまい、2戦目出られなかったため自分のやれることをやろうと試合に挑んだ。得点出来て良かったが、勝利に結びつかなかったのは残念。(学習院大は)ミスが少なくしっかりやれていて、それに比べ自分たちはミスが多い印象だった。相手のほうが実力が一枚上手と感じる試合だった。(課題は)明学大戦に続いてミスが目立った。ミスをミスで終わらせないというか、どうしてもミスはなくならないと思うのでミスをしてしまったあとの切り替えを次の試合までに見直す必要があると思う。(次戦に向けて)1部へ自力昇格が難しくなってしまったので、残り2戦自分たちのやるべきことをしっかりやって勝ち、結果待ちという形になるが望みを捨てずにやっていきたい。


TEXT=水野桜 PHOTO=鶴田華穂