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第93回関東大学バスケットボールリーグ戦
９月10日（日） 駒沢オリンピック公園総合運動場体育館
東洋大62－78江戸川大
13｜１Ｑ｜16
８｜２Ｑ｜25
21｜３Ｑ｜18
20｜４Ｑ｜19
スターティングメンバー
５ 渡邉浩平
16 澤井大輝
28 佐久間澪
29 岩淵俊也
50 唐澤恵介
中心として活躍を見せた平
唐澤は開始早々から得点を重ねた
リーグ戦開幕３連敗を喫した東洋大は、４試合目で江戸川大と対戦。１Ｑを13－16と競るものの、２Ｑ以降にファールがかさむ。相手にフリースローなどで得点を重ねられると、62－78と敗戦し４連敗となった。
序盤は唐澤（文４＝伊那弥生ヶ丘）の連続得点などが決まり、格上の江戸川大に３点差と食らいつく。しかし２Ｑでは、ファールが増えてフリースローなどで11連続失点を決められてしまい、20点差まで広げられる。唐澤はチームの現状を「いつも入りはいいが、そこから流されてしまう」と悔やんだ。３Ｑでは渡邉浩（済４＝新潟商）の３連続得点で息を吹き返す。リバウンドで競り勝ち、速攻を仕掛ける形で得点を重ね、14点差まで詰め寄ると中嶋監督は「これを続けよう！」という声かけが何度も送られた。そのシーンを監督自ら「チームのベースはディフェンスなので、その部分を継続的にできるかできないか、そこが重要になってくる」と振り返った。ディフェンスから攻撃へ、チームスタイルの片鱗を見せた３Ｑだが、大きく開かれた差を最後まで追いつくことはできず62ー78で敗戦。４つ目の黒星となった。
「前の３試合に比べて活路がみえた」。３Ｑでの好調時、チームの中心として輝きを放った平（済４＝東海大菅生）は今試合を振り返る。中嶋監督も「負けてはいるものの、出だしはものすごく良くなった」と、４連敗中でもチームが上り調子であることを示した。１勝を挙げるために必要なことはすでに明白である。「１Ｑから４Ｑまであって、起承転結の起の部分がよくなって、あと流れの中でどうやって締めくくるか」と中嶋監督が話すように、現状のチームは“起”と“転”において大きな結果を残している。つまり大事な部分は“承”と“結”の戦い方。１Ｑや３Ｑで積み上げたものを２Ｑと４Ｑでどう生かしていくか。開幕４連敗を喫した現状でチームは窮地に立たされ、２日後にはすぐに神大との対戦が待ち構えている。しかし、この試合で見えたチーム復調への兆しは、反撃の狼煙を上げる第一歩でもあるのだ。
◾︎コメント
・中嶋監督
出だしのところで今日もこういうふうにやろうというのはやってくれていて、今年何が良いかというかすごく成長したところは負けてはいるものの、出だしはものすごくよくなった。私自身このチームに加わって、７年目だが出だしが良くなかった。それに対してすごくよくなってきているところは、ものすごく褒めてあげたい。では１Ｑから４Ｑまであって、起承転結の起の部分がよくなって、あと流れの中でどうやって締めくくるか。今日のゲームも結果だけ見ると大差だが、選手たちの中で上に向いているものがある。何とかそこをいい形で勢いづかせてあげたい。（次戦へ向けて）水曜日ということで次もうすぐに試合なので、時間がないので何とか次のゲームからいい形でいい方向に持っていきたい。
・平（済４=東海大菅生）
前の３試合に比べて活路がみえた。今日は全然チームとして良かったし、先が見える試合だった。負けはしたが、次につながる試合だったと思う。（自身のプレーについて）良かった点としては序盤から走れて、ゴール下もやりつつ外も今日は入ってくれたので、中と外で上手い具合にバランスよくできた。悪い点はリバウンドの面で前半は取れたが、後半から失速してどんどん取られたり大事な面でシュートを落としたり、トラベリングしたりして、そこを減らしていければと思う。（次戦までに修正したい点）２日間で何ができるって言ったらそんなにできることは無いので、コミュニケーションをとったり、今までやってきたことの確認、シュート力を高めるしかできないと思うのでそこをやっていきたい。
・唐澤（済４＝伊那弥生ヶ丘）
入りは良かったが、相手のディフェンスが変わった時に対応できなくて点差が開いてしまった。また流れが一回東洋に来た時にもう一歩の決め手がなかったことが今日の負けにつながったと思う。（1、3Ｑはいい調子だったが）いつも入りはいいが、そこから流されてしまうところがうちのチームの課題だと思うので、これから中２日でしっかり練習して次の試合につなげたい。（4試合での自己評価は）自分は４年生で、チームが悪い時に引っ張っていかなければいけないと思うが、なかなか上手くいかないのでそこはしっかり切り替えてチームのために何か残せるようにしていきたい。（次戦に向けて）勝てるように頑張りたい。
TEXT=藤井圭 PHOTO=水野桜
