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2017.09.14
バスケ

[バスケ]「あと一歩」神大相手に善戦も悔しい5連敗

第93回関東大学バスケットボールリーグ戦

9月13日(水) 駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場


東洋大60-78神大

 15|1Q|19

 16|2Q|27

 13|3Q|16

 16|4Q|16


スターティングメンバー

5 渡邉浩平

16 澤井大輝

28 佐久間澪

29 岩淵俊也

50 唐澤恵介

積極的なプレーを見せた村上


平はパワフルなセンタープレーでチームを先導した


 リーグ戦のこれまでの成績は0勝4敗。何とかして連敗という負の連鎖を断ち切りたい東洋大は5試合目に神大と対戦。2Qで一時同点に追いつくなど粘り強さを見せたものの、そこで踏ん張りきれず31-46と大きく点差をつけられてしまう。迎えた後半戦では点を取り合う展開になるも2Qの失点が大きく響き、あと一歩及ばず60-78で5連敗を喫した。


 1Q開始早々にマークが定まらず相手にフリーでシュートを決められ、一気に流れを持っていかれてしまう。しかし東洋大はインサイドで平(済4=東海大菅生)を中心にゴール下から得点を重ね、1Qを15-18で終えた。2Qでは22-22の同点に追いついたものの、神大のタイムアウトで流れが変わりシュートミスから逆にリバウンドを取られ速攻を決められてしまう。さらにスリーポイントを連続で決められ、一気に15点差まで突き放された。3Qに突入するも相手にセカンドチャンスを与えてしまい、点差は一向に縮まらない。そんな中、杉田(済3=市立船橋)のノールックパスに反応した岩淵(済4=新潟商)のバックシュートや、村上(済2=正智深谷)がフリーで決めたスリーポイントなどオフェンス面での確かな連携も見せた。4Qでは足が止まり始めボールを持ってもターンオーバーすることが多くなり、後半の試合運びに課題が残る。連敗を食い止めたい5試合目であったが、結果として60-78で試合を終えた。

 ディフェンス面の課題が浮き彫りになった神大戦。中嶋監督が「ディフェンスが後手になっているのが一番の問題」と指摘するように、マンツーマンディフェンスの連携がうまくかみ合わず相手に抜かれるシーンがかなり見られた。終始センタープレーでチームのゴール下を支えた平は「リバウンドが全体的に、自分も含めて取り切れていなかった」と、チームのリバウンド獲得数の低さを課題に挙げた。リバウンドをどれだけ取りにいけるかが、リーグ戦初勝利のカギになることは間違いない。平を中心にディフェンス面の修正を図る。

 次の対戦カードは互いに5連敗をしている立教大だ。この試合でアグレッシブな攻撃姿勢を見せた村上は、「とにかく一勝したい」と、闘志を燃やす。“常に反省”。中嶋監督が勝っても負けても使う言葉だという。連敗中である今だからこそ、この言葉を胸にこれまでの試合の反省点を生かして次戦、初の白星を狙う。


■コメント

・中嶋監督

序盤から苦しい立ち上がりにはなったものの、どんどん追い上げて1Qをなんとか切り抜けられたというところにチームとしての成長は日々感じているが、なかなかまだ結果が出ていないことが残念。ディフェンスのところで後手になっているのが一番の問題だと思うので、なんとか明日そこを修正していきたい。(敗因として)リバウンドがきつかった。大きい選手がリバウンドを取らなきゃいけないが相手側もそれはわかっているので気迫で当たり負けしてしまった。それではダメなのでなんとかしていかないといけない。(序盤から相手に攻められる展開だったが)まずは1対1のディフェンス、ベースになる部分をきちんと守るということをやらなければいけないと思う。(今日の選手の使い方について)基本的に今日で第5戦だがスタートは一度も変えていない。うちは全体的にサイズが大きくないのでなんとかみんなでカバーという形で補いあっていければと思っている。(次戦に向けて)負けたときはいつもだが勝っているときも言う言葉が常に反省。それがあって次の試合にもつながると思う。お互い確認しあって悪かったところを補って、明日の試合につなげていければと思っている。


・平(済4=東海大菅生)

あと一歩ってところで離されてしまうので、そこを踏ん張り切れれば今後勝ち切れると思う。(ゲームで意識したこと)相手が小柄な選手が多いので、いつもは外からのシュートもあるが自分の体格を活かしてゴール下のプレーを意識した。(課題は)ディフェンスでボールマンを守っている人が抜かれたり、そのカバーにいったあとに他の人がカバー遅くなったり、リバウンドが全体的に自分も含めて取り切れていなかった。(次戦に向けて)次こそは白星をつけにいきます。


・村上(済2=正智深谷)
やっぱり前半は戦えているが後半から崩れ始めてしまう。点差が離れてしまいそうな時に、そこでどれくらい持ちこたえられるかがこれから重要。(ゲームで意識したこと)神大はどちらかというとディフェンスが得意なチームなので、うちもディナイしてなるべくボールを簡単にもらわせないようにしようと意識していた。(課題は)どれだけ相手のリズムの時に耐えられるかが課題。(次戦に向けて)次は5敗しているチーム同士の対戦なので、とにかく一勝したい。


TEXT=稲村真織 PHOTO=外狩春佳、中村緋那子

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