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2017.10.12
硬式野球

[硬式野球]変幻自在の投球 飯田、フォーム変え大学初完封!

平成29年度東都大学野球秋季1部リーグ戦

10月12日(木)神宮球場

〇東洋大9-0国学大


(イニングスコア)

1回戦










東洋大

国学大


(東洋大)

飯田(3勝2敗)-西川


・打撃成績

打順守備
名前




(中)
竹原(法3=二松学舎大付)

(左)古田(法4=天理)
3
(三)田中将也(営4=帝京)
4
(二)
中川(法3=PL学園)
5
(一)佐藤(法2=聖光学院)
6
(指)原澤(営4=前橋工)
7
(捕)
西川(営4=浦和学院)



掛林(営4=西日本短大付)

浦岡(営3=東洋大姫路)
8
(右)
宝楽(営4=PL学園)

飯塚(営2=藤代)
9
(遊)
津田(総2=浦和学院)

山本(法1=作新学院)

小川(法1=霞ヶ浦)





31


・投球成績

名前


球数

四死球


飯田(営4=常総学院)34145



飯田は大学初完封


飯田はトルネード投法を取り入れた


原澤は今カード2本目の本塁打


負けると連覇が厳しさを増してしまう国学大3回戦は、4年生の2本塁打を含む9得点で大勝。古田(法4=天理)が昨季最終戦以来となる3点本塁打を放つと、1回戦で大学初アーチを見せた原澤(営4=前橋工)も負けじと左翼席に本塁打。先発の飯田(営4=常総学院)は走者を出してもしっかり抑える安定した内容を見せる。カーブやシュート、チェンジアップなどの多彩な変化球と145㌔の直球を武器に大学初完封。優勝の行方は再来週に亜大と一騎打ちとなった


 今日の飯田はいつもと違った。序盤は、昨日の試合で100安打を達成した山崎(国学大)に対し、1,2打席ともに四球を与えてしまう。しかし、2打席目のフルカウントから外れた144㌔の直球に関し「厳しいコースに投げられた。意味のある四球だと思っている」と満足げに振り返る。得意ではない左打者の多い相手打線に安打や四球で走者を背負っても、自身の持ち味という打たせて取る投球をここぞとばかりに発揮。追い込んでからゴロやフライに切って取った。

 疲れを知らない。七回以降も145㌔を計測し続ける。七回に四球で走者を出したが、「変化球もたくさん試すことができた」と、スライダーとカットボールで2者連続三振を奪う。九回はきっちり3人で締め、エースにふさわしい投球を見せる。「最初は思い通りにいかなかったが、後半からよりよくなっていった」と調子は尻上がり。145球の粘投も「最初から投げ切るつもりでマウンドに立ったので」と涼しげな顔で振り返った。

 試合直前、指揮官から「フォームを変えて投げてみろ」と指示されたのは、なんとトルネード投法。言われるがまま試すと、「自分の間をきちんと持って投げられた。これまではタイミングを打者に合わせてしまっていたこともあったが、今日は一人ひとりと対戦できた実感がある」と手応えを感じた。今季、これまで登板した試合で六回以降も投げられたのはわずか1試合。五回を持たず降板することが多く、「ふがいない結果になってしまっていた」と日に日に悔しさが募っていた。打たせて取る投球の飯田にとって、これまで連打されて失点につながることが不調の原因で、「試してみなければ向上しない。何か変えなければ」とトルネード投法を加えた。これにより、走者を置いてからも時間を長くすることや、軌道の確認をすることができた。

 大学初の完封勝利に「一~九回まで0を積み重ねることができたのは自信になる」と飯田。「もう勝つしかない状況。勝っていいイメージで空き週に入るので、練習して亜大戦に全力で臨みたい」と見据える先は連覇のみ。チームを支える大黒柱が、また一つ大きな経験を積んだ。





■コメント

・高橋監督

飯田は苦しくても勝たなきゃって気持ちが見えたね。自信になると思うよ。もっと上を目指さなきゃね。完封は初めてでしょ?こういうのも覚えていかなきゃね。古田も原澤で勝った。お目覚めだね。


・飯田主将(営4=常総学院)

今日は投げ切ると初回から思っていた。今シーズンの序盤はKOされて不甲斐ない降板が多かったので、今日は4年間やってきたことを思い出して全力を出した。トルネード投法は監督に言われてやった。トルネードをして間を長くしたので自分のタイミングで投げられた。後半も何としても抑えたかったから球速が出たんだと思う。負け続けて焦りはあったが、何としても今日は自分が勝たなきゃならないと思っていた。亜大戦に向けていいイメージができた。あと1週間、チームのために勝ちたい。今日の結果で自信を持って亜大戦に臨めると思う。


・原澤(営4=前橋工)
(1戦目は狙って打ったが)今日は反応して打ちました。フェンスに当たりましたが、入って良かったです。(相手の投球は)ボール球が多かったなと。でも、そこでボール球を振ったら自分の打撃ができなくなるので、しっかりと見極めました。飯田に長く投げてもらおうと思って、試合に臨んだ。ここまで調子が悪くて、思うように投げられなかったのだと思う。古田のスリーラン含めて、楽に投げさせられたと思う。調子崩さず調整して、勝利に貢献する活躍をしたい。


・中川(法3=PL学園)
昨日完封負けして、今日は勝ちたかった。一点一点の積み重ねが、勝利につながった。(津田との二遊間)指示したり、されたりといい関係。相手選手の特徴の情報を交換している。投手確認もし合って、遊撃手として尊敬している。(試合前に監督に指示されていたが)昨日、変化球に反応しようと体勢が崩れていた。フォームの修正をして下さった。(亜大戦向けて)優勝するには勝つしかない。一戦一勝で頑張る。


TEXT=美馬蒔葉 PHOTO=美馬蒔葉、青池藤吾