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2017.10.15
バスケ

[バスケ]反撃間に合わず敗戦も和田が積極的プレーでチームを鼓舞!

第93回関東大学バスケットボールリーグ戦

10月14日(土) 日体大世田谷キャンパス



東洋大67-80神大

 16|1Q|20

 18|2Q|27

 9|3Q|19

 24|4Q|14



スターティングメンバー

7 大野太聖

27 和田麗空

28 佐久間澪

29 岩淵俊也

35 杉田涼



体を張ったプレーで得点源となった和田


杉田も攻守ともに活躍を見せた




  リーグ戦後半も残り5戦となり、いまだに勝利をつかめていない東洋大。まずは1勝を収め、悪い流れを断ち切りたいところだ。そんな中で迎えたリーグ戦1位の神大との試合は2、3Qでの大差が影響し、4Qで追い上げるも間に合わず敗戦。連敗は止まらなかったが和田(済1=東海大相模)の体を張ったプレーがチームに流れをつくり、4Qでの反撃につながった。

 

 試合開始早々に大野(文3=市立柏)のスリーポイントで先制するものの、その後に3連続で神大に得点を許す。和田は果敢に攻めフリースローのチャンスを得た。彼に続いて杉田(済3=市立船橋)もゴールに近づけさせない神大の堅いディフェンスに飛び込み、得点を稼ぎ神大に食らい付いていく。取っては取られの攻防が続いた1Qは4点差で抑え、十分に追い抜ける展開で2Qを迎えた。しかし2Q開始すぐにフリースローの機会を与えてしまい、出だしからつまずいてしまう。平(済4=東海大相模)と川上(済3=市立船橋)がスリーポイントを決めるもそのあとが続かず、流れをつくれない。さらに2Qではファールが多く、4回のフリースローで着実に点数を稼がせてしまい、点差もどんどん広がっていく。


 今試合の最も痛手となったのは3Qだ。パスミスから相手に攻撃のチャンスを与え、ここでも3連続失点。杉田や川上がスリーポイントを狙いにいくも、ボールは弾かれリバウンドを取られてしまう。東洋大がなかなか得点につなげられない中、神大は外からも確実にシュートを決める。3Qではわずか9点しか決められず、神大は19得点と43—66で一気にその差は23点に広がった。迎えた4Qは3年生4人に和田で挑んだ。川上や佐久間(済3=東海大相模)が立て続けに得点を奪い、リバウンドからパスをつなぎ受け取った和田がさらに追加点を決める。そして大野の連続得点で点差を詰めていく。しかし、神大も黙っておらず再び20点差をつけられ、残り時間も3分を切った。それでも佐久間、和田の攻めのバスケットで4連続得点。この流れに乗った川上も最後まで諦めず、シュートを決める。1分間で10点を稼ぐ反撃を見せたが、悲しくも試合終了のブザーが鳴り響いた。



 なかなか打ち破れない連敗の壁。その中でも輝かしい活躍を見せたルーキーの和田は試合を「個人的には思い切って楽しんだ」と振り返る。リーグ戦初出場のときは緊張した姿も見られたが、今試合はバスケットを楽しむ、彼らしいプレーで攻守ともに大活躍。彼のプレーにベンチからも明るい声援が聞こえた。連敗を食い止めるには和田の思い切ったプレーと“全員バスケ”がカギを握るに違いない。



■コメント

・和田(済1=東海大相模)

個人的には思い切って楽しんだ。チーム的にもいつもよりは雰囲気も良くできたと思う。ドライブが得意なので頑張った。(敗因は)粘ること、耐えることができていない。誰かしら集中力が切れて諦めてしまってるところがある。そういうところは集まったり、声かけあっていきたい。課題は自分的に個々で戦っている感じがする。チームで戦っていきたい。次戦では自分の課題は試合でダンクすることなので、ダンクを決めたい。



TEXT=福山知晃   PHOTO=梅山織愛、大谷達也

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