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第93回関東大学バスケットボールリーグ戦
10月28日（土） 駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場
東洋大88―１１３順大
28｜１Ｑ｜26
14｜２Ｑ｜31
31｜３Ｑ｜27
15｜４Ｑ｜29
スターティングメンバー
５ 渡邉浩平
７ 大野太聖
27 和田麗空
28 佐久間澪
29 岩淵俊也
攻撃をけん引した大野
渡邉浩はシュートが冴え渡った
最終節となった順大戦。１Ｑこそ渡邉浩（済３＝新潟商）の活躍などでリードして終えたが、２Ｑ以降は順大の攻撃を止められず88－１１３で敗戦。２勝16敗でリーグ戦を終えた。
１Ｑは出だしから「練習試合のときと同じくらい入っていた」と渡邊浩のシュートが好調。インサイドだけでなく３ポイントシュートも決めるなど11得点を決めチームをけん引すると、23－14と最大９点差まで点差を広げる。しかし、終了間際にターンオーバーやタフショットが続き、28－16と２点差まで詰められ１Ｑが終了。２Ｑ、リバウンドが取れなくなり逆転されると、「今までやったチームの中で走り出しが１番早くて、速攻がすごく速い」と大野（文３＝市立柏）が振り返ったように速攻でも得点を決められ、この10分間で31失点。42－57で前半を折り返す。15点差を追う３Ｑ、序盤から和田（済１＝東海大相模）の連続得点で反撃。一気に９点差まで縮めるが、ここで攻撃の中心となっていた和田にアクシデントが襲う。相手選手と接触した際に負傷し、交代を余儀なくされると、流れは順大に。３ポイントシュートでじわじわと点差を離される。東洋大も速攻から佐久間（済３＝東海大相模）、岩淵（済４＝新潟商）が得点を重ね食らいつくが、点差が縮まらない。４Ｑも順大の３ポイントシュートで離され、88－１１３で敗戦。これには「相手のシュートが最後まで落ちなかった」と中嶋監督も脱帽だった。
試合後、中嶋監督は「リバウンドが取れてなくて、相手にシュートの本数をたくさんあげている」と３ポイントシュートを１本に抑えたものの大量失点した２Ｑを反省。大野も「セカンドチャンスで得点を決められてしまう場面が多かった」と分析した。２勝16敗でリーグ戦を終えた東洋大は、３部リーグ１位の上武大と順位決定戦を戦う。４年生は順位決定戦が最後の試合となってしまうため、いい形で締めくくりたいところだ。
■コメント
・中嶋監督
序盤から苦しい展開で、本当に脱帽しなければいけないのは相手のシュートが最後まで落ちなかったということ。そこがポイントかなと思っている。順大と戦うに当たっては、スリーをどう止められるかというのが大きなポイントになってくるので、それをまず止めるべく対策・対応したが、それでも止められなかった。リバウンドも決して良くなかった。チームが勝っているときはリバウンドの部分が相手よりも良い。20点差くらい離されるというのは、その分リバウンドが取れてなくて、相手にシュートの本数をたくさんあげている。毎試合反省するところもたくさんあるが、すごく良かった部分もたくさん出てきているので、最後まで岩淵主将を筆頭に諦めない姿勢はうちの選手に対しても脱帽する。（順位決定戦に向けて）間が空くが、なんとか一致団結して、決していいシーズンではなかったが、最後しっかり締めくくりたい。
・大野（文３＝市立柏）
相手のシュートがすごく当たっていた。セカンドチャンスで得点を決められてしまう場面が多かったことが良くなかったことかなと思う。（順大の印象は）すごくシュートが入る。今までやったチームの中で１番走り出しが早くて、速攻がすごく早い。それもワンマン速攻とかではなくてみんなが走って、ボール止めてもどんどん走りこんでくるのでそこが順大の良いところだと思う。（対策は）マッチアップを早くして、走り出しを早くしようという話を何回もした。練習から全然できていないのでそこは順大に負けていた。（攻撃面での収穫は）なんとなく攻めてて収穫と感じられるものはなかった。（そこから見えた課題は）課題だらけだと思う。そこはオフェンスだったりディフェンスだったり一つ一つの全てが課題だと思うので、全部練習していかないといけないと思う。（順位決定戦に向けて）上武大は全勝できてて乗りに乗っているチーム。うちは全然真逆のチームだと思うので、それに負けずに今週の練習しっかりこなして立て直して頑張りたい。
・渡邉浩（済３＝新潟商）
リーグ戦最後だったので勝ちたかった。1Pはよかったが2Pからからくだらないミスが増えたのが敗因でした。(シュートの調子について)良かった。リーグ戦前や練習試合の時と同じくらい入っていた。(ディフェンスの課題)もっと３線によって早くカバーにつけるようにすることが課題。(順位決定戦に向けて)順位決定戦まで本当に時間がない。4年生最後でキャプテンとは高校の時から同じなのでいい感じで終わりたい。
TEXT＝土橋岳 PHOTO＝金澤瑞季、増田美穂
