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2017.11.07
ラグビー

[ラグビー]立正大に敗戦 入れ替え戦出場は最終戦に望みをかける

平成29年度関東大学ラグビーリーグ戦2部・山学大戦

11月5日(日) 立正大グラウンド

●東洋大 19{7ー7、12ー23}30 立正大


東洋大スコア立正大
前半後半得点前半後半







0000

12
23
19
合計30


番号選手出身高学年
1金柿 俊哉国学院栃木
2舘澤 徹士盛岡工業
3小山内 健昌平
4常泉 達
国学院栃木

5葉室 簾
静岡聖光
6高野 雅義報徳学園
7須田 拓真明和県央
8吉尾 凌平昌平2
9内野 晃成長崎海星4
10村上 晴太仙台育英4
11田淵 恵太昌平
古川 拓実目黒学院4
13尾花 耕平国学院栃木4
14石井 優輝日体荏原4
15菊池 優介国学院栃木
Reserve Member
16深澤 翔祐深谷1
17水本 賢盛岡工業1
18古川 翔長崎北2
19小林 瑠偉日川
20鴨澤 享祐黒沢尻工2
21海老原 鏡太茗渓1
22平原 賢国学院栃木
23佐藤 将太大分雄城台


後半、トライを決めた葉室


得点を挙げると、声を出して喜ぶフィフティーンたち




  入れ替え戦出場へ、負けられない立正大戦は、30ー19と痛い黒星。セットプレーでのミスが響き、勝利の流れを引き寄せられなかった。


  グラウンド周辺の樹木が紅葉に色づいた中、キックオフの笛が鳴る。開始5分、相手にゴール際まで攻められ、我慢の時間が続いた。しかし、必死の守りでトライを決めさせない。このまま東洋大のペースに持っていきたいところだが、キックしたボールを相手に捕られしまい、トライを許してしまう。それでも30分、相手のミスを誘いボールを奪うと、古川(総4=目黒学院)がそのままトライ。同点で試合を折り返した。


  勝負の行方は後半へ移る。「ミスが重なり、いい流れを持っていけなかった」と高野監督。古川主将も「ペナルティーを取られて、引きずってしまった」と立て続けに点を取られ、差が開き始めた。マイボールでのラインアウトでのミス、強化してきたフォワード陣のスクラムのミスが相次ぎ、試合の主導権を握られる。しかし中盤、パス回しが冴え村上(ラ4=仙台育英)がボールを受け取ると、相手ディフェンスを華麗に交わし、最後は葉室(済3=静岡聖光)がトライを決め、追加点を挙げた。終盤にもトライを決めるも、虚しく試合終了のホイッスル。2戦連続の強豪校撃破とはならなかった。


  「入れ替え戦出場は0%ではない」と監督と主将は口を揃える。他試合の結果も影響するが、入れ替え戦の切符を手にするには、まずは最終戦の専大戦での勝利が絶対条件だ。悲願の入れ替え戦の切符を奪取すべく、フィフティーンたちは最後まで諦めない。


◼︎コメント

・高野監督

前半から負けててもいいゲーム運びだった。ミスが重なっていたが、相手もミスをして要所要所でディフェンスが頑張っていた。相手を抑えていた分、いい流れを後半に持って行けなかった。自分たちのペースに持って行くまでの時間と、その時間が短かった。バックスのアタックは、トライを取っていて出来が良かった。ラインアウトを使う回数が、どっちも多かった。その中で、マイボールラインアウトをやるサインでのミスや、相手にカットをされて流れをつかめなかった。セットプレーは良くなかった。スクラムとラインアウトで差が出たと思う。外国人選手はしっかり抑えられていた。リーグ戦は最後まで何があるか分からない。東洋大の入替戦出場は0%ではないので、しっかり専大戦を勝てるようにする。ラストリーグ戦なので、準備をしていく。


・古川主将(総4=目黒学院)
(前半は)前の山梨学院戦よりあんまり雰囲気が良くなかったので、そこが敗因かなと思う。(後半も)切り替えてやっていこうと思っていたが、後半の入りにペナルティを取られて、それからズルズル行かれてしまったなと思う。(今日見えた課題として)小さなミスやペナルティが多かったので、次の試合までにそこを直すのと、しっかり雰囲気づくりをして、始めから雰囲気良く入れるようにやっていきたい。(次の試合への意気込み)専修戦も去年負けているのでリベンジしたい。入れ替え戦の望みは0ではないので、是非勝ちたいと思う。


TEXT=星川莉那 PHOTO=森美香子