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2017.11.17
サッカー

[特集:男子サッカー]第5弾 1部にかける思いを胸に〜MG鈴木志歩、森尻智美〜

 関東大学サッカー1部リーグ戦で堂々たる戦いぶりを見せ、最終節を前に創部初の1部残留が決定した東洋大サッカー部。この好成績の陰には、マネージャーの鈴木(済4)と森尻(済4)の存在があった。


 チーム全員が初めて経験する1部という舞台。2部リーグで戦っていたときより「ロッカールームに緊張感がある」と鈴木は話す。その緊張感から選手たちのサッカーに対する真剣さが伝わった。二人はその気持ちに応えられるように「自分たちがよりよいサポートをしていきたい」という思いでこの1年間選手たちを支えてきた。1部リーグはレベルが高く、思うような結果が残せない時期もあった。負けた試合の後に「あのタイミングでもっとこうしていれば」と考えるのは二人とも同じ。苦しいときも選手たちが「下を向かないように」と笑顔を忘れず、チームが一つになって1部リーグを戦い抜いた。


 この1年間、二人が苦しいことも乗り越えてこれたのには理由がある。それは1部リーグが「先輩たちが残してくれた舞台」であるからだ。昨年1部昇格を果たした東洋大サッカー部だが、昇格にあと一歩届かず悔し涙を飲んだ年もあった。昨年の「アミノバイタル」カップ2016第3回大学サッカートーナメント大会で2回戦敗退を喫した桐蔭大戦後、先輩のマネージャーに「来年みんなが1部で戦えるように私たちが頑張るから付いてきて」と言われた。そしてその約半年後、それが現実になった。森尻は「私たちがやれる場所をつくってくれてうれしかった」とそのときを振り返る。先輩の努力を目の前で見てきたからこそ「先輩から受け継いだ東洋大の伝統を伝えられるように(鈴木)」という思いが強くあった。
 誰よりもそばでチームを支え続けた二人。1部リーグでの健闘は二人の思いがあってこそのものなのだ。


選手をそばで見守ってきた鈴木と森尻


◾︎鈴木志歩
H7・9・19

血液型/A型
好きな芸能人/山田涼介
好きな食べ物/お肉

◾︎森尻智美
H8・2・6

血液型/A型
好きな芸能人/北川景子
好きな食べ物/焼き肉


本日が最後の選手、マネージャーコラムとなります!

過去のコラム一覧はこちらから


第1弾 苦難の1年を超えて〜渡邉拓也~


第2弾 スタメンを勝ち取ったあの試合〜宮吉悠太~


第3弾 最大のミッション二人の牙城を崩せるか〜坪川潤之~


第4弾 最後方から見据えるものは〜伊藤俊祐〜


TEXT/PHOTO=金澤瑞季