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2017.11.25
アイススケート

[アイスホッケー]中大にリベンジ果たした!インカレにつながる勝ち点2

平成29年度関東大学アイスホッケーリーグ戦

11月23日(木)東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ

東洋大4-3中大(PS)

[ゴール・アシスト]
7:32 武部(柴田)

13:29 柴田(所・佐藤)

15:08 佐藤(武部・柴田)



全得点に絡む活躍を見せたFW柴田


FW出口はGWSを決め、チームを勝利に導いた


念願の勝利に選手たちは喜びを爆発させた



 一巡目で0−4の大敗を喫した中大との一戦は、チームの成長が感じられる結果となった。1ピリ開始早々立て続けに2失点を許したが、FW武部(社1=苫小牧工業)のリーグ戦初ゴールで1点を返す。その後追加点を奪われたものの、2点を奪い返し3−3に。2ピリ、3ピリでも決着は付かず勝負の行方はGWS(ゲーム・ウィニング・ショット)へ。緊張感のある中、1番手のFW出口(社3=駒大苫小牧)が落ち着いて決め、格上・中大相手に勝ち点2をつかみ取った。


 前節までで目標であった優勝の可能性がなくなってしまった東洋大は「インカレに向けてチームのプライドをかけて戦う(鈴木監督)」という思いでこの試合に臨んだ。1ピリは序盤から中大ペースで試合が進み、先制されてしまう。その2分後には追加点を許してしまい、開始6分で2点を追いかける苦しい展開となる。この状況の中でもFW古川誠(社3=白樺学園)が「みんな得点に意識があった」と話す通り、チームは得点に貪欲だった。守備に徹する時間が長い中、相手GKと1対1でパスを受けたFW武部がパックをゴールにねじ込み1点を返す。「ここからもう一度やっていこう(武部)」と気を引き締めたが、その後失点を許してしまいまたも2点を追いかける展開に。しかしここから東洋大の逆襲が始まる。パスを回し相手の守備をじわじわ崩すと、最後はFW柴田(社3=武修館)がスティックを一閃(いっせん)。パックがゴールに吸い込まれると、FW柴田は「しっかり決められたので良かった」とガッツポーズを見せた。1点差に詰め寄り勢いに乗る東洋大は、PP(パワープレー)のチャンスにDF佐藤(社3=駒大苫小牧)が放ったパックがゴールに突き刺さり追加点。3−3とスコアを振り出しに戻し1ピリを終える。

 リードを奪いたい2ピリでも攻撃の手を休めることなく何度もチャンスを作る。しかし、中大の堅い守備に阻まれ決め切ることができない。3ピリでもパックがゴールポストに弾かれる惜しいシュートシーンを見せるなど、ペースはつかんでいるものの得点に結びつけることができず、3−3のまま試合を終える。

 勝敗を決めるGWSは、1番手のFW出口が「『自分が決める』という強い気持ちしかなかった」と確実に決めて優位に進める。その後GK古川駿(社3=八戸工大一)がゴールを守り切り勝負あり。60分間で決着をつけることはできなかったものの、鈴木監督は「中大相手に勝利で終わるということはチームの成長を感じられた」とチームを評価した。

 リーグ戦を通して着実に成長している東洋大の最終節の相手は早大。これまでの結果から東洋大の順位は3位に確定しているが、選手たちは「最後に勝って、インカレいい流れで入れるように頑張りたい」と口をそろえた。インカレに弾みをつけるために目指すは勝利のみだ。



■コメント

・鈴木監督

中大が負けたら優勝の目はないというところで、優勝をかけた試合だった。相手は気合いが入ったいいスタート切ってきて先制された。東洋大は今まで優勝は無くなったが優勝のためにやってきた。インカレに向けてチームのプライドをかけて戦うという話をしてきた。そこをしっかり最後まで勝ち切るという気持ちを選手たちが見せてくれた結果だと思う。(試合展開は)失点は防ぎたいところではある。明治戦も4-0から1点差までいけたという自信とオフェンスに対しての意識がチームの中で高くなってきているということが結果に現れたのだと思う。(2ピリ、3ピリは)お互い我慢比べだったと思う。うちもすごくチャンスがあったので今後の課題としてはそこで決め切ることが課題。(この勝ち点2は)チームにとってはすごく大きな勝ち点だった。中大相手に勝利で終わるということはチームの成長を感じられた。ただ、60分勝ちするチャンスもあったので次はそこを成長させていきたい。(具体的な手応えは)明治戦の苦しいところから跳ね返せるチャンスがあるというのはこの試合も含めてそこから選手の意識が変わってきたのではないかと思う。わたしたちもそうだが選手の手応えも感じているのではないかと思う。(課題は)60分間で戦い切るということ。この試合でいうといいスタートを切りたかった。あとはスコアリング、最後決め切るところが課題。(最終節に向けて)順位が決まった中で、この試合と同じでインカレに向けてすごく大事な試合。チームのプライドをかけていい戦いでリーグ戦を締めくくりたい。


・FW古川誠(社3=白樺学園)

今日も立ち上がり流れ悪くて、2点リードで点数取らないと勝てない状況で、先日の明治戦と同じでみんな得点に意識がいっててそれがいい結果につながったのだと思う。3ピリはしっかり自分たちがやるべきことをやって点数取られないようにとか体張ったプレーとかできたのでそれが勝ちにつながったのだと思う。チーム全体としても一巡目のことは気にしていなくて、自分たちは順位が確定しているので、インカレにいい形でつなげるために、(インカレで)準決勝まで行けば中大と当たるので、そこでみんないいイメージでできるように勝って終わろうという話をした。(チームの手応えは)2ピリ、3ピリは0-0で、しっかり自分たちのホッケーをすれば中大相手にも0で抑えられるし、簡単に3点取れるということも分かったのでインカレまでにまたいい準備して準決勝まで進んでこのイメージを忘れずにみんなでやっていきたい。(課題は)明治戦でもそうだったがピリオドの出だしが悪くて、1ピリでばんばん点数取られて追いつく形で、それだと自分たちが点数取れない時に勝てないと思うのでしっかり守りから攻めという形でできればと思う。(この勝ち点2は)60分勝ちできなかったというのは各々悔しいと思う。結果として勝てたので素直に喜んでいいと思う。(最終節へ向けて)インカレ前ラストゲームなので、しっかり60分間自分たちのホッケーして、一人ひとりがやるべきことを自覚持って、ベストゲームができたらと思う。


・FW出口(社3=駒大苫小牧)

1ピリは最初押されていたが、だんだん2ピリから自分たちのプレーを取り戻せたので、そこが良かった。(中大戦で意識したこと)中大は得点力のある選手が多くて、仮に僕たちが先制したとしてもその選手達が点をとってくる。なので相手のエースをつぶすということを最初の鍵として試合に臨みました。(GWSに関して)もう「自分が決める」という強い気持ちしかなかった。それで決められなかったらまた練習すればいいし、決められたらチームに貢献できたということで、またレベルアップできると思った。決めることができて嬉しかったです。(次戦に向けて)最終戦は絶対勝たないといけない。最後に勝って、インカレいい流れで入れるように頑張りたいと思います。


・FW柴田(社3=武修館)
立ち上がりがあまり良くなくて3点入れられてしまって、そこまでいいプレーができなかった。だけどそこはみんなしっかり切り替えて、3点目を入れられた後のプレーが良かったので3点差をパパッとすぐに追いついて。その後の2・3ピリでも自分たちのホッケーが要所要所でしっかりできていて、いいプレーがでていたのが今日の勝因につながったのではないかと思う。前回の中大戦は失点した後、自分たちのプレーっていうのか全然できていなくて。そのままずるずる3ピリまでいって負けてしまったというケースだった。今回は連続失点しても自分たちのホッケーを見失わないでやってきたことが勝ちにつながっているかなと。本当にそれが一番に思う。(ゴールを決めて)5人対4人で東洋が有利だったので、僕等のセットではゴール前に集めてそこの混戦を叩くっていういつものEPというかスペシャルプレーを狙っていて、たまたま僕の目の前にきたやつをしっかり決められたので良かったと思う。(全ゴールシーンにからんでいたが)夏から自分自身、調子が良いのでその調子のよさが今日のゴールとかにつながっているかなと思う。(最終戦に向けて)秋しっかり最後に勝って、インカレにつなげていけるように頑張っていきたいと思う。


・FW武部(社1=苫小牧工業)
試合前に怪我人とかが何人か出て、個人的にはそこの穴を埋めようと一生懸命やった結果が最初の得点につながったと思う。1ピリが同点で終わって、2・3ピリみんなで体張って守ろうとした結果が0で抑えられたんだと思う。(自身の得点シーンは)同期のFWがゴール前に流してくれて、その流れたところを叩いたら入ったという感じ。(秋リーグの中では初得点を決めて心境は)点差はまだ離れていたので、ここからもう一度やっていこうという感じだった。(中大から勝ち点をとって)優勝は無いがインカレに向けていい試合ができたんじゃないかなと思う。明治もそうだが、一次リーグで結構ぼろぼろにやられて、二次リーグのときにしっかり対策して全員で気持ちを切り替えてやった結果が今日に結びついたと思う。(GWSで2人目に呼ばれたが)いきなり言われて、自分はPSとかをやるキャラではなくて呼ばれると思ってなかったのでびっくりした。(次戦に向けて)優勝は無いがインカレに向けてしっかりいい内容で終われるように頑張っていきます。



TEXT=金澤瑞季 PHOTO=外狩春佳、越塚日南、川口朋珠