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2017.12.22
アイススケート

[アイスホッケー]インカレ直前特集②・今季絶好調!様々なシュートで日本一へ〜FW柴田嗣斗選手〜

12月25日から青森県で日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)が行われます。そこで、インカレ直前特集と題して、スポトウが選出したチームのキーマンたちにインタビューを行いました。今回は柴田嗣斗選手です!


今回の関東大学アイスホッケーリーグ戦(以下、秋リーグ)でゴール、アシスト共に活躍をみせたFW柴田選手。しかし本人は、自らのプレーにはまだまだ満足していない様子。「インカレ男になる」という熱い言葉をくれた柴田選手に、練習から普段の生活、インカレへの意気込みまで様々なお話をしていただきました。(取材日・12月14日、聞き手・越塚日南)



――秋リーグを終えていかがでしたか


結果としてはあまりよくなかったです。前半後半を通して、東洋のホッケーというのができている時間帯とできていない時間帯が激しく、試合の好不調のあるところで負けてしまった試合や、勝てる試合も最後に追い付かれたりして勝てなかった試合がありました。そこをなくしていかないといけないっていうのが反省点で出ましたね。あと、いいところとしては後半戦に多かったんですけど、先制されて2点差とかがついても追い付ける力っていうのは自分たちにもあるなと感じました。追い付くっていう展開をつくるのはあまりよくないと思うんですけど、自分たちにはそういう力があるんだっていう自信をもってインカレに臨んだほうがいいかなって考えています。



――秋リーグではチームの得点王になりましたが、どんな気持ちで試合に臨んでいましたか


気持ちとしては、もっととらないといけないと感じていました。スタッフ、監督、コーチから求められていることはもっと高いものだと思っていますし、やっぱりここに満足しないでやっていかなきゃいけないって、リーグ戦では思っていました。ポイント的にも他のチームのエース級の人とかには全然劣っているので。リーグ戦中はもっととらなきゃいけないなってずっと考えていました。



――どのような部分が自分に足りないと思って練習しましたか


ゴール付近から上のトップネットとかにいれるシュートがあまり得意ではないので、その練習とかを結構していました。その結果が表れたのが、中大戦のリバウンドが出たときの近い距離からのハイショットかなと思いますね。



――逆に得意なシュートはありますか


キーパーのキャッチングの下を打つのが得意なので、夏から前半戦はそれで結構決まっていました。だけど、後半戦はなかなかその形をつくれないことが多かったので、他の形もしっかり決められるように練習をしなきゃいけないな、と思って練習をしていました。監督にも「それ(得意な形)だけじゃやっていけないから、シュートもしっかり練習しろ」って言われていたので。自分の得意なシュートを増やしていけば得点にもつながってくるかなと思って、近くからの高めのシュートとかも練習していました。



――1・2年生時と比べてチームへの貢献度も大きくなったと思いますが、チームや試合に対する心構えなどに変化はありましたか


1・2年生のときはなんとなく試合にいって、勝ったり負けたりして、「負けちゃったな」とか、「勝ったな」みたいなのが多かったんですけど、3年生になってくるとやっぱり、自覚とか責任っていう背負うものが大きくなってきました。なので、「今日は点数いれないと!」とかは思っているんですけど、僕自身「この試合決めないと!」とか思うとシュートが入らないことが多くて。心のコントロールが下手とか言っていちゃいけないんですけど(笑)うまく心のコントロールをして、貪欲に点数をとりにいくけど平常心を保つようには心がけています。試合前はスポーツ選手がよくやる、ルーティーンとしてトレーナーから出されている個人的なメニューで体幹トレーニングとかを取り入れてみたり、毎回同じことをしてから試合に臨んでいます。平常心につながるかなと思ってやっているんですけど、うまくいくときもいかないときもあるから、それをもっとなくしていければ点数につながるかなって考えています。



――体幹など、“東洋らしいフィジカルなプレー“に耐えるための体づくりにはどんなことをやっていますか


基本、夏は毎日陸トレをやって、夕方とか夜にウエイトトレーニングをやっています。だけど、僕は夏の時期にけがをしていてあまりできていなかったので、トレーナーからメニューを出されてしっかり体幹をやっていたのが今回の結果とかにもつながってきたのかなって今は思いますね。トレーナーはメニューが欲しいときに自分から聞いたら、体のけがの部位とかのメニューも出してくれるので個別できいている人も多いです。



――柴田選手の理想とする“東洋大らしいホッケー”とはどんなプレーですか


東洋は例年ずっとそうなんですけど、立ち上がりが悪いんです。立ち上がりがいいときは、走れて、相手にどんどん体で当たって、パックがとれている。そして、パックをとったらそのままゴール前に向かっていくっていうプレーが多いです。そうなってくると、自分たちのペースにもっていけて最後まで60分間、走って当たってゴールに向かうっていうプレーができて、それが本当に“東洋ホッケー”の完成形かなって思いますね。



――それをふまえて、インカレに向けてどんな練習をしていますか


例えば最近は紅白戦をやりました。しっかり氷上前のアップからみんなで盛り上げたりして、アップをしっかりやって、リンクで最初から100%やるっていうのがインカレに向けての準備かなと思いますね。



――ホッケーの話から少し離れまして、練習がある日とない日は1日をどんなふうにすごしていますか


練習がある日はリンクまで1時間くらいかかるので、朝5時か6時くらいに起きて練習にいって終わると部の車で帰ってきて、学校ある人は学校にいって、ない人は昼寝ですかね。僕も結構昼寝しちゃいます。(笑)あと僕はサッカーゲームが好きで寮の部屋が後輩と二人なんですけど、そいつといつもゲームして眠くなったら寝るって感じです。夕方くらいに、ない日もあるんですけどウエイトトレーニングをします。氷上練習がない日はみんなで集まって陸トレとかをやっています。その後、夜ごはんを食べて、風呂入って、寝ます。試合の後は1日OFFなことが多いです。でもリーグ戦中だと、みんな疲れてて寝ちゃってますね。インカレが終わるとちょっとだけ学校に行って、2月にみんな帰省しています。



――練習以外の時間ではどんな話をしますか


暇だと行動するタイプなのでいろんな部屋を開けて、その部屋の人が起きてたらそのまま居座ることが多いです。リーグ戦になってくると試合の話とかが多くなってきて、「あのプレーどうだったよね、良かったよね」みたいな。いつもふざけて話しています。部屋っ子とはスポーツの話が多いですね。部屋っ子もサッカーが好きなので、今ちょうどクラブワールドカップとかやっているのでその話をしていて、移籍とか結構マニアックに話しています。(笑)



――では最後に、インカレに向けての意気込みを一言お願いします


インカレは絶対優勝するので。インカレ男になって、絶対優勝します。応援よろしくお願いします!



柴田選手ありがとうございました!次の特集もお楽しみに。



◆柴田嗣斗(しばた・つぐと)


学部・学年・出身校/社会学部・3年・武修館


身長・体重/177㌢・77㌔


生年月日/H8・11・1


血液型/A型


好きな食べ物/タルト